メモ帳３３７ページ目 涼しい朝にひと息つく

今日は公休日である。守らなければならない約束事も特にない。
朝からシトシトと小雨がふっているが、蒸し暑さはなく気持ちの良い日で
ある。

最近は、銀行の窓口に出向かなくても殆んどの用はたりるので、何年も
行っていなかった。
特に銀行の用事は時間の目安がつかないので、大嫌いな用事である。
2週間程前にキャッシュカードの期限切れで、新しいカードを受け取って
いたが、身体認証の手続きが必要で、これが終わらないとカードが使え
ないのである。

この身体認証を利用してきたが、私に取っては非常に使い勝手が悪く
苦労していた。認証機に手をかざしても、手が小さいせいか2～3度は失敗
し受話器を片手にモニターをしてもらっては利用してきた。
また、加齢とともに起こりうる咄嗟の時を考えると、この手かせがある限
り誰にも頼めない事になると不安種でもあった。

今回は、これを解除してもらう為の我慢と思えば、諦めがつくが、手続き
がややこしい、既に新カードの発行が終わっているので、一応読み込ま
せてから解除作業の手続きに入るとの事で何度も手をかざしいらいらが
つのる。また作業を進める為の確認書類に署名押印を5回繰り返した。

最後にカード利用についての説明を聞くと、このカードでは他社のATM機は
使えないという・・？
5年前に身体認証の手続きをした時に自動的に付加されるシステムが残って
いるのが理由である。結局は改めて新カードを作る事になった。
銀行窓口での手続きは時間がかかる。新カードもまだこない。

メモ帳３３６ページ目 自然から感じる時の流れ

真夏日が続くなか、束の間の雨にほっとしながら運動不足を解消した。

高齢者は熱中症にご注意下さいという気象予報士の呼びかけを聞くと、
つい外出は控え、クーラーの下でのた打ち回って貴重な時間を過ごして
いたが、あの散歩道の紅色のサルスベリは満開を迎える頃だろうなぁ～

桜の大木が連なる道は、緑に覆われ恵みの雨にほっとして風が通る度に
そよぎさわさわと葉音を立てているだろうなぁ～と気がかりであった。

今年は猛暑日が何日も続いたり、集中豪雨、洪水、落雷と不安定な気象
状況であるが、毎年、何があってもツバメの子育ては変わらない。
駅前の商店の日よけで3組のツバメが子育てをしていたが、この親子が最
後で飛び立つ日も間近だと思う。


あれこれ考えながら公園への入り口で思いもかけず黄色い花から元気を
もらう。どの花も猛暑を乗り越え太陽に向かってパワー全開で咲いていた。


散歩道に隣接する畑では、夏野菜がすくすく育っていた。緑のカーテン
ゴーヤが沢山ぶら下がっていた、1本100円で好きなものをもいでもいいと
言われて今年初めてのゴーヤチャンプルを食べた。

メモ帳３３５ページ目 野に咲く花のように

昨夜の参議院議員選挙の開票速報を見ていたが、予想が的中し安心
して暮らせる社会が近づくか遠のくか見守る事になる。

寝不足の頭に渇を入れるため、早目の散歩に出かけて、久々に野に
咲く花達の素朴な美しさと逞しさをしみじみ見つめた。

遠い昔に聞いた「野に咲く花のように」の歌を思い出した。

♪　野に咲く花のように風に吹かれて
　　野に咲く花のように人を爽やかにして

♪　野に咲く花のように雨にうたれて
　　野に咲く花のように人を和やかにして
　　そんな風にぼく達もいきてゆけたらすばらしい・・
と歌うフレーズが今、目の前に広がっている気がして今日一日は穏かな
気持ちで過ごせそうだ。

自民党の圧勝で切り捨てられるであろう高齢者医療費、年金の減額を
目論むしたたかな政策にも野に咲く花のように、けなげに立ち向かって
行くしかないようだ・・。

野に咲く花の散歩道

アカツメクサ

ヒメジョオン

猫ジャラシ

メモ帳３３４ページ目 盛り上がらない参院選

そろそろ決断が迫られる時がきている。3日後に行われる参議院議員選挙
の投票日であるが、まったく興味がわかない。

おまけに前回の東京都議会議員選挙の投票用紙に変わる入場整理券は
封があけられる事なく引き出しに入ったままになっている。棄権したのである。
投票日前のゲバ票で、自民党が圧勝するとの巷の噂に意気消沈、期待感
が持てない選挙なんて無意味と完全に諦めてしまった。

しかし参議院議員選挙は、結果次第では日本の国会の二院制をも揺るがし
かねない大事になる気がする。ねじれ国会では、衆議院で与党が過半数の
議席を持ち、参議院では野党が過半数の議席を維持している状態では必要
な法案が通らない、決められない国会と言われてきた。

今や、飛ぶ鳥を落とす勢いの政権与党は、議員定数242の過半数をなんとし
てでも手にしたいのだ。
威勢が盛んな与党に比べ、野党は対立軸の争点があまりに貧弱すぎて議席
数が増える要素は見えてこない。

今回の予測では、自民、公明の合計獲得議席数は、136議席以上と見込んで
いる人も少なくない。参院でも過半数以上の結果が出ると、独断で公正を欠い
た判断でもまかり通ることになる。

特定の支持政党を持たない自分は、社会保障費削減、原発再稼動必要なし、
平和憲法と信じている改憲にはNOと言いたいが、先が見え隠れする高齢者で
はインパクトにかける、次世代を生きる有権者が率先して投票所に出向き特定
政党にゆだねる政治に歯止めをかけて欲しい。

メモ帳３３３ページ目 海の日を考える

今日は「海の日」であるが、この日が国民の祝日になったのが何時なのか
考えずに過ごしてきた。

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」として平成8年
（1996）から実施しているとの事である。もとは7月20日と定めていたが、ハッ
ピーマンデーが制定されてから、7月の第3月曜日に変わり、3連休の恩恵を
受ける人が増えた事になる。



真っ青に広がる海原を見ていると、悩みごと、心配ごと、愚痴なんてチッポケ
すぎて吐き出す気にならないのが不思議だ。
それでも年に何回かは「海を見に行こう」を合言葉に出かけたくなる場所であ
る。
「母なる海」に抱かれて波の音を聞き、オゾンを吸い込みながらゆっくり砂浜
を歩くだけで心身が健全に戻ってゆく気がするからだ。

日本は四方を海に囲まれた島国であり、海がもたらすかけがえの無い尊い恵
みが末代まで続いて行くよう汚染物質の取り扱いを今日は改めて考えて見た
いと思う。
「母なる海」は、2年4ヶ月前のあの津波による痛手はもう癒されているだろうか？