メモ帳２５９ページ目 10月桜は可憐で強い

10月桜が枝の先まで花をつけている。

この公園には4、5本の10月桜と数本のコブク桜の老木があるが、今年は
10月桜は見頃状態であるが、コブク桜はほとんど花をつけていない。
同じ種類の桜でありながら不思議である。今までに無かった状態である。

この小さく可憐な花は寒さに向かって開花する強い根性のある花達である。
通勤電車の窓から、雪を被ったように見えるようになると休みが待ち遠しく
なる。

例年であればこの花が咲き始めると、公園内の木々が一斉に色づき始め
桜の周囲が紅葉の見頃を迎えるが今年は桜がやや早く紅葉がやや遅れ
気味である事を考えると桜と紅葉のコラボは望めないかも・・？　期待を込
めて待つ事にしよう

撮影した26日はポカポカ陽気の秋晴れ、真っ青な空に向かって咲く薄紅色
の10月桜がなお一層綺麗に輝いているように見えた。
この小さな花達は一塊になり、木枯らし一号に打ち勝ち、冬将軍の到来を
待ち構えながらより美しく咲き続ける強い花魂には拍手を送り続けたい。

メモ帳２５８ページ目 コスモス揺れた散歩道

散歩道の花壇でコスモスが満開を迎え、爽やかな秋風に揺れていた。

このプロムナードが整備されてからは、各々の体調に合わせて柔軟運動
が出来る用具もあり市民に大人気である。

散歩しながら、ジョギングしながら、お喋りしながら約2㎞を往復すると
ヤッタ～という満足感に浸れるのも良い。
特に季節ごとに植え替えられる花壇の花々に癒されながら歩くと爽快感
が増し足取りも自然と軽くなり、つい歩き過ぎてしまう事も度々あった。

約3ヶ月前は、太陽に向かってひまわりが植えられていて人々の目を楽し
ませてくれた。
そのあとに植えられたコスモスであるが、散歩に来ては序々に開花してい
く花を見届けながら元気を貰って頑張った時もあった。

日曜日は、花壇の整理と種まきの準備の為に、午後から花摘みが行われ
た。なんとも粋な計らいにハサミと袋を持って集合場所に急いだ。

まだ充分綺麗な花達にハサミを入れるのはもったいないと思ったが、無造
作に倒される事を考えると、花好きさんが丁寧に切り取る方が良いとの結
論に達し、楽しませてくれた花達に感謝をしながら摘んだ。


　
散歩道のコスモスは無くなって寂しくなりましたが、今は我が家の殺風景の
部屋がピンクの花達によって明るくなっている。
種まきの準備が出来た花壇を横目で見ながら散歩に精を出しているこの頃
です。

メモ帳２５７ページ目 キンモクセイ

キンモクセイが香り立ち始めて一週間になる。
毎年中秋の名月のあと4～5日もすると、何処からとも無く甘い香りが漂って
くるはずが、今年はまったく匂ってこなかった。

先週の日曜日、公園内でキンモクセイの木の前に立つと、かすかに香りは
放っていたが花はなく蕾のままだった。

今年は遅いナァ～と思いながらオレンジ色の小さな花を待ち望んでいたが、
今は満開を迎え甘い爽やかな香りは一段と強さを増している。
去年の日記より20日も遅い花との再会である。

私が感じる甘く爽やかな香とは、そぅ～あの芳香剤の匂いですが、現在では
下水道普及率が上がり、トイレは水洗式になり、芳香剤など必要がなくなった
が、この花の時季になると過ぎ去った時代を懐かしく思うのです。

例年だと2週間後には花が散り始めて、木の下がオレンジ色に染まるはずだ
そして秋咲きの花々が一斉に見頃を迎え、気温が下がると共に紅葉が進み
始める。遠出は無理でも綺麗な景色を探す多忙な日々がもう直ぐやって来る。

メモ帳２５６ページ目 箱根駅伝予選会

勤務地立川駅のコンコースに、恒例となった「箱根駅伝予選会」出場校の
のぼり旗が並んでいる。

前回大会でシード権を逃した45チームがエントリーし本大会（来年１月２、３日）
への本戦出場権を争う。しかしリベンジを誓っても選ばれるのは9チームと
記録上位の選手が関東学連選抜のチームとして選ばれるのみの過酷なレ
ースである。



日　時　　１０月２０日（土）午前９時３０分スタート
会　場　　陸上自衛隊立川駐屯地滑走路～市内周辺道路～立川市昭和
　　　　　　記念公園

各大学１２名の選手が20㎞を走り、先着１０名の合計タイムにより競われ、
上位９大学が本戦箱根駅伝へ出場する。



選手たちは熱い思いと絆を持ってスタートラインに立ち、号砲を合図に絶対
に負けられない20㎞を走り抜けて行く。
個人戦なら苦しければ脱落すれば済むが、チーム戦ゆえに始末が悪い、腹
痛や足の痙攣など云ってはいられない。

本戦まで約2ヶ月半、母校のタスキにかける熱い思いを胸に、選び抜かれた
精鋭達の闘志あふれるレースに沿道から熱い声援を送くる積りでいる。

箱根駅伝は老若男女を問わず勇気と感動を与えてくれる。勝敗を越えた清々
しい気もちが残る。１本の「タスキ」が語る喜びと悲しみ、仲間と母校の期待を
背負いながら選手の孤独で苛酷なレースは見る人の心を揺さぶり続けるので
す。

メモ帳２５５ページ目 秋のバラフェスタ

秋咲きのバラフェスタが始まった。花追いスタンプラリーも終盤に入り
限られた公休日を上手くやりくりしながら花畑の花達を愛でに出かける
予定をたてているが、最近は公休日前日の空模様が気になっている。

毎年、春と秋のバラフェスタをみてきたが、今年はやはり開花が遅い。
それでもバラファンは待ちきれずに花を取り囲んで鼻を近かずけている。
まだ見頃には少し早いが、次々と咲いては朽ちて行くを繰り返すので
今月一杯は楽しめそうである。

フェスタが始まり最初の日曜日、ガイドツアーに参加し、説明を聞きなが
ら1時間ゆっくりバラを堪能する。艶やかなバラと芳醇な香りに包まれた
秋の日を満喫した。

午後からは美しい音を体感するバラ園コンサートを楽しみにしていたが
小雨が降り出したので、心を残しながら帰路に着いた。

お気に入りのバラ達
　アメリカーナ

　プリンセスチチブ

　バユーブルー

　花籠

　サンフレーア

　モンパルナス

　ファンファーレ

　アイスバーグ

　ポリネシアンサンセット