メモ帳１０４ページ目 GWは森林浴がいい

明日からサラリーマンにとっては、休息日が続くゴールデンウィークが始まる。
通勤地獄の満員電車から開放されるし、寝だめもできる。しかし、今年はムード
が少し違う気がする。連休を利用して、旅行に出かけなければ、何時行ける・？
と質問しても、曖昧な答えが帰ってくる。

あの日に起こった、真っ黒い大津波の映像を見て以来、飽食時代に生きてきた
国民は、身も心も改め、自粛の行動に入り込んでしまった訳で、気持ちを切り
替えても心底から華やげないのだと思う。

今は何処へ出かけても風は爽やかだし、お花は咲き誇っているし、たとへ近場
でも充分満足できる季節である。
若葉の美しい中での森林浴は、迷える羊のお気に入りの場所である。
ガソリンが値上げしている折でもあるし、ドライブはやめてウォーキングで汗を
かいてみては如何ですか？

最近の菅首相のぶら下がり会見を見ていると、番記者の質問に目が泳ぎ、
落ち着きがなく、いつも不機嫌だ。
無能無策で指導力がない首相に復興財源の捻出方法を期待しても消費税
アップするとか、所得税をアップするとか、法人税の減税を止めるとか、
国民にツケを回す増税ありきの貧弱な発想しか思いつかないのかと憤り
を覚える。

しかし、菅首相にいかなる不満があろうとも、この未曾有の大惨事の復旧
復興に、仲間割れせずに、党内一丸となって取り組んでいくべきであると思う。
野党自民党の石原幹事長は、二言目に民主党政権にこれ以上任せるわけには
いかない、内閣不信任決議案の提出も視野に退陣要求を強めていくと云うが、
この難局の責任は取りたくない意思が議論の端々に見え隠れするのも見逃せ
ない。

被災者も支えようとする国民も問題山積である。

シャガ

イカリソウ

メモ帳１０３ページ目 暗さは疲れる

出勤時の電車の暗さに、そろそろ慣れてもいい筈だが、暗いのは
やっぱり嫌だ。

単行本を読む楽しみがなくなってしまった、暗闇で目をしょぼつ
かせて文字を追うが、すぐ眠くなってしまう、車中には読書家を
多く見かけていたが、最近は目の健康を考えてか・・？本を開く
人は少なくなった気がする。
今は、目を閉じて音楽を聴く人が増えている。

駅到着後は、ロープを張ったエスカレーターを横目に、ひしめき
合い、もまれながら階段を上がる、筋トレと思えばあきらめもつ
くが、気合を入れながら、転ばないように段だけを見ながら前進
するのも疲れてしまう、上がり切って、腰を伸ばし、一呼吸おい
て改札口へ、やっぱり暗い。

駅の中央に、花壇があった。華やかさはないが、暗い駅には充分
気持ちを和ませてくれる。
被災地から運ばれてきた花だそうだ、花に癒されながら頑張って
いる皆様を応援しましょうと書いてある。

原発事故以来、東京で使用する電力を担ってくれた福島県の皆様
の苦しみを考え、出来る限りの協力を惜しまず、企業努力中だが
閑古鳥が鳴く観光地や購買力を失った人々に普段通りの生活をと
呼びかけているが、気持ちは戻りつつあるが・・・まだ暗いかも

メモ帳１０２ページ目 散歩道の新発見

お気に入りの散歩道を歩いている時に、何年も気ずかずに見過ごして
いた発見に出くわす事がある。

あれ？こんな所に、これってあったっけ・・？
とつい口走って、しげしげと向き合いながらも、信じられないナァ～
と不信感をつのらせる。

勝手知った散歩道は、季節ごとの移り変わりや花の開花日などを予想
しながら歩く楽しみがある。樹木も花達も毎年同じ条件で成長し続けて
いる訳ではないが、ほぼ例年通り、その時期を見計らって咲いてくれる。

現に、今年の桜は日本中の人々が、つらく悲しい日々を送っている中
一斉に満開を迎え、瞬く間に散って行った気がする。
心から花見を楽しめなかった人々の気持ちを逆なでしない様に静かに眠り
についたのかも知れない・・

散歩道の一角にある畑の奥に赤い花に覆われた3～4mの樹がある。
毎年この時期より少し前に花をつけるが、早咲きの桜だと決め付けていた
が、今尚、鮮やかさは変わらない、近くで見たくなって畑に入ってみた。

「桜のようで桜にあらず」花はマンサクである、黄色の花は毎年みている
が赤い花は見たことがないので驚きだった。
樹の幹に「ベニバラトキワマンサク」と手書きの札が立っていた。
道行く人に聞かれるので、持ち主が書いたのだろう、親切に感謝した。


ベニバラトキワマンサク



クリスマスローズは冬に咲く花と思っているが、まだまだ綺麗に咲いている。
花弁に見えるのは、がくだそうだ、
日本で多く普及しているのは、２～３月に開花する「春咲きクリスマスローズ」
とも呼ばれる。名前の通り１２月に開花するのは白花の「ヘレボラス・ニゲル」
という種類。

夕食後の散歩はついつい怠けてしまうが、明るい時間に出かけると新たな発見
があるものです。

メモ帳１０１ページ目 出会いと再会の季節

春は出会いと再会の季節でもある。なんでもない日々の中で、気持ちが
安らぐ出会いがある。

私の勤めるお店のお客様で、春と秋の年２回、同じメンバーで来店される
老年男性の４人ずれがいる。春の穏かな風に誘われて、少年の様に笑い
ながら席に付く、詳しい年齢は判らないが、定年退職して十数年は経って
いるのはわかる。

飲食しながらお喋りする女性グループは珍しくないが、男性グループは
きわめて珍しいし、話題が尽きないほど、語り合える仲間とは、如何なる
関係かとつい知りたくなる。

先ずはビールで乾杯をし、近況を話し合う、この日は、大震災と原発事故
について、熱く語った後は無礼講なのか、好みの料理に舌鼓をしながら、
燗酒、焼酎と際限なく続き、時には屈託の無い笑い声をあげる。
兎に角、全員が健康で、まだまだ「若いもんには負けておらんぞ」と言う
勢いを感じさせる。
飲んで、食べて、話して、笑い合い、ゆったりと心行くまで時間を費やす
親交の深さが微笑ましいグループである。

兎角、一線を退いた男性は、出不精になるとか云われるが、最近の男性は
料理教室に通ったり、スポーツに興じたりと他人が思うほど、引きこもって
など居ない様だ、元気な老人ほど積極的に人との交流に楽しみを見出して
いるし、そうあるべきだと思う。

ところで、元気印の４人組みは、満足顔できっちりと割り勘で支払いを済ませ、
係りの者に丁重な挨拶をして帰って行った。実に羨ましいパワフルな老人達だ。
秋のお越しを従業員一同でお待ちしております、有難うございました。

いよいよ待ちに待った新緑の季節が来る。
ボランティア解説者と歩く殿ヶ谷戸庭園で、緑の風に吹かれた。


この庭園は、満鉄の副総裁江口定條氏の別邸として建てられ、昭和４年に
三菱財閥の岩崎弥太郎の父親に買い取られ、岩崎氏の別邸として使われて
いた。昭和49年に東京都が買収したものである。

メモ帳１００ページ目 桜は散り始めました

桜の木の下を歩くと花びらが舞い降りてきて目の前をかすめて飛んで行く、
東京で見る桜は、そろそろお別れの時がきたようだ。
これからは、被災地で花を咲かせて一時の安らぎを与えてくれる事を祈る。

「がんばろうニッポン」一日に何回も耳にするが、訳のわからない政府の
態度に怒り心頭、被災者自ら立ち上がって頑張っている姿に,拍手している。
着の身着のままで避難した方々に、一刻も早く義援金の分配をすべきでは
ないのか？　何事にもスピード音痴の菅総理、記者会見では苦しい言い逃
れと責任回避の答弁に終始、いい加減に恥を知れと云いたいよ

腹の立つ事ばかり考えていると、気持ちが落ち込んでしまうので、花の画像
をめくってみよう・・
チューリップが咲き始めました、品種改良を重ねて色も花びらも綺麗に
なっている。
チューリップは4/17の花、花言葉は博愛　思いやり　正直　恋の告白
花色を見て想像するのも楽しいかも・・