スミレ（菫）の花が咲く頃になりました。スミレは日本原産の植物です。
日本に自生する多年草で、野山や森以外に街中でも見かけられます。典型的な虫媒花で、
蜜を求めてやってきた昆虫の体に付着した花粉が、次の花に移動して授粉するという仕組
みです。植物観察園では、日本原産の在来植物の育成をボランティアによって見守られて
います。スミレも大切に育てられていますが、徐々に少なくなりつつあります。大体3月
の下旬から5月くらいまで約２cmの花を次々と咲かせます。
✿タチツボスミレ・・開花期は3月～5月 薄紫色の花が咲き、葉はハート形で日当たりの
良い場所で見かけます。タチツボスミレの花言葉はつつましい幸福、小さな幸せと言った
花言葉がふさわしい花です。
✿コスミレ・・花は淡紅紫。側弁は無毛。距は円筒形でやや長い。葉はやや丸みのある
長三角形〜長卵形。裏は帯紫色と淡緑色とがある。
マルバスミレ・・日当たりの良い場所を好み、葉が丸い事からマルバスミレと名づけら
れました。花色は白色だが花びらの裏が淡い紅色をしたものもあります。
2カ月半続いた緊急事態宣言が解除されましたが、再び感染が広がれば今までの苦労が
報われませので、不要不急の外出は当分続けていこうと決めている。
公園内の桜が三分咲きになりましたが、園内のベンチには長居の休憩はご遠慮下さい、
立ち止まっての花見は避けて通り抜けるようお願いします、の張り紙があちこちに貼っ
てある。これも、新しい生活様式に伴う、新しいお花見の形になるのかしら・・・？
乙女椿はツバキ科の常緑広葉樹です。椿の種類の中でも人気が高い園芸品種で八重咲の
可憐で美しい花は公園や庭園、生垣などによく植栽されています。そろそろ終わりが近
づいてきたせいか一気にひしめき合って咲いています。花びらがたっぷりあるのに、香
らないのが残念です。
乙女椿
沈丁花（ジンチョウゲ）は、まだ肌寒い３月上旬から花を咲かせ春の到来を告げる花として
庭木や公園樹として親しまれています。春先に小さな花が塊になって枝先に咲きます。
花は、地味ですが上品な甘い香りは、春の沈丁花（ジンチョウゲ）、夏の梔子（クチナシ）
秋の金木犀（キンモクセイ）、そして冬の蠟梅（ロウバイ）と四大香木と言いたい。
本来は蠟梅は仲間はずれでしたが勝手に加えました。
コロナ禍における緊急事態宣言解除が決定的になりましたが、抜本的な対処策が示され無い
ままでは安心感はまったくないので、今まで通りの自粛生活が続きそうですね。
それでも、各地より、桜開花の知らせが届き沈丁花の残り香も薄れそろそろ染井吉野（ソメ
イヨシノ）にバトンタッチです。
白花沈丁花
薄色沈丁花
自粛期間が延長されて都立と名の付く施設は、全てクローズされている。
春咲の花、花木は去年から見る事が出来ていない。手入れの行き届いた梅も早咲きの桜も
人知れず咲き誇っているだろうなぁ～と思うと残念でならない。市営の梅園のイベントの
「梅まつり」も３月７日で終了し、観梅の見頃も逃してしまい、花は散り始めました。
白梅 紅梅 山茱萸 のコラボ
稲積
野梅系
早咲 紅千鳥
豊後
