迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳209ページ目 身も心も軽~く    

2012-04-30 10:52:32 | 日記
ゴールデンウィークに入って、車の往来が少なくなっていて町が静かに
感じる。

若い頃は休みが続く事が最大の関心事で楽しみにしていた。
友人間で寄ると触ると、何処で何を見る? お腹と心を何処で満たす?と
入念な計画をたてては、人の波に飲み込まれながらも休みを満喫していた。

定年退職後、第2の仕事に就いたが、自分の意思で続ける事も、サンデー
毎日を選ぶ事も自由だが、特別に休暇願いもせずに暦通りに過ごしている。
寄る年波に勝てなくなったせいか、人混みを避けるようになりつつある。

たまたま前半の3連休が巡ってきたが、普段手の届かない所の掃除をしたり、
衣類の整理を始めたら止まらなくなってしまった。

今までは2年間保管して1度も手を付けなかった物については処分してきたが
それでも物は溜まるものだとうんざりしながらゴミ袋に入れた。

60歳代は心にも無く「老い先短い」からと何の抵抗も無く口にしていたが、
今年の心境は少し違う、出来る事から少しずつ身辺を軽くして置こうと思っ
ている。2年間の保管物は1年に短縮処分する事に決定したら気持ちまで軽く
なった。

隣のハナミズキが満開をむかえている。綺麗な花なのだが空に向かって咲く
のが特徴、ベランダから撮りました。
 













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メモ帳208ページ目 桜~新緑へ    

2012-04-26 09:55:45 | 日記


桜の季節のフィナーレを飾るように、八重桜が豪華絢爛に咲き誇っている。
清楚な美しさのソメイヨシノに比べ、濃淡のピンク色の花びらを幾重にもまと
った花達は華やかで美しい、まさに季節の変わり目を一手に引き受け、私達
に「任せて」とばかりに枝を揺らしているようにも見える。

そんな花達に語りかけるように、新緑が枝葉を伸ばしてきている。
自然が織成す季節の移り変わりと色の風景を日々実感するこの頃である。



一駅手前で下車して、公園の中を歩いてみた。
すでに新緑の季節が始まっていた、浅緑の中を通り抜ける爽やかな風を
感じながら自然の偉大さを感じる。

今週末からゴールデンウィークが始まる。
野山、公園の木々が一斉に新緑の美しい季節がくる。
季節感が無くなったと耳にすることもありますが、決してそんな事はない。

休暇をとれる人も、仕事が待っている人も自然の力に癒されてみたら
如何でしょうか・・





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メモ帳207ページ目 銭湯    

2012-04-23 10:41:56 | 日記
友人に誘われて20数年ぶりに町の銭湯へ行った。
現在の地に住み着いた当時は、友人、知人は一人もいなかった。

引越しの日、たまたま入った食堂で一人の男性と女性4人がテーブルを囲ん
でいた。食事後思い切って近くに「銭湯」はありませんかと聞いてみたら銭湯
なら俺の家だよと教えてくれた。

「藤の湯」の一人息子でこの町きっての資産家であった。
その後、度々出会うようになり、お祭り、飲み会には必ず声をかけてくれる様
になった。女性達は銭湯で働く人達で、営業前にボイラーを焚きおえ一段落し、
見回りをしながら閉店時間を待ち、風呂場と脱衣所の床掃除をすると人達でした。

今日越してきたことを話すと宜しくと挨拶を交わし、その日のうちに町のことを
教えてくれる親切で親しい友達になった。



昔の藤の湯は、昭和36年に開店し間口2間の玄関に濃紺の暖簾がかかる大
きな湯船を持つ銭湯でした。番台には80歳を越えた母親が営業時間中座って
いた。
常連客との会話で働くのは苦にならないと話しているのを何度も聞いた。
脱衣所の拭き掃除も率先してする働き者だったとの事だ。黒光りする床板で
分かった。
しかしどんなに立派な人間でもお迎えはくる。90歳半ばで逝かれました。



財産を引き継いだ息子は、近代的なマンションを建築し、悠々自適の生活を
する積りであったが、放蕩を重ねたツケがまわり自宅に戻る事なく逝った67歳
だった。

「藤の湯」の一人息子として、暖簾を守り名前を残した。彼らしくジェットバス、
ボディマッサージ、寝風呂と工夫を凝らしたものである。
彼の命日が近いこの日、ゆっくり湯船に浸かりながら、昔を懐かしみ思いに馳
せた。
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メモ帳206ページ目 好きなチューリップ6種    

2012-04-19 09:24:29 | 日記
桜と入れ替わるようにチューリップが見頃を迎えている。
チューリップといえばオランダが原産かと思うが、実は中近東生まれの花
だそうだ。名前の由来はトルコ語でターバンを意味する「チュルバン」が
チューリップと呼ばれるようになったそうだ。

「咲いた、咲いた、チューリップの花が…」と唱歌でも歌われるくらい人気の
ある花だ。赤、白、黄色のチューリップ、一度は育てた経験があるのではな
いだろうか? 春の太陽を浴びて家の前に置かれたプランターの中でもひと
きわ目立つ華やかな春の花である。

品種改良技術の進歩に伴い、最近の花は色、形が豊富で茎が短く雨風にも
強くなっている。これがチューリップと信じられないような、豪華な花に驚いて
しまう。

開花期間は2週間位いだが、公園管理者の工夫で早咲きから遅咲きをうまく
コージネイトしているのでまだまだ楽しめる。
今回は数ある中でも珍しく、好きな花をクローズアップしました。











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メモ帳205ページ目 血は水よりも濃し    

2012-04-16 10:19:37 | 日記
桜満開の東京で家族会と称して身内が集い「血は水よりも濃し」を
証明するかのような夢の数日間を過ごした。

私は生まれも育ちも北国札幌、姉4人、弟2人の5女として生まれた。
両親は他界しているが、長女は79歳、一番若い弟は65歳になる。
一人もかけること無く等間隔で5人が決められた位置にいるわけだ。

今回は、札幌で暮らす姉弟達が、意気投合して上京して来たわけで
東京暮らし組と総勢13名で「思い出作り」を楽しんだ。

両親の遺伝子を引き継ぐ者達は、容姿、性格、声すらも似ていると
他人の目には映るらしい、手前味噌ではあるが、若い頃の姉達は、
容姿端麗で個性的なお洒落ぞろいであった。
バッチの私は姉4人の姿を見ながら自分もこんな風になれますように
と秘かに願っていたものだ。
しかし今はそんな面影は何処にもないが、お洒落心は忘れていない。

健康長寿を目指す姉弟達にも容赦なく襲い掛かる老いの恐怖は、半
端ではない、脚、腰、胃、心臓病と持病を抱えながらも上京してくる意
志の強さと、深刻ではないからと笑って言い切る明るさは親譲りである
と改めて確信した。

時間厳守の「はとバスツアー」で東京タワーと浅草・隅田川下りを楽しんだ。
比較的乗り降りが少なかった事が幸いし、一塊になって行動できたので
動きは鈍いが時間も守れ、他人に迷惑を掛けずにすんだ。
車窓からは満開の桜、浅草仲見世を歩き、見上げるスカイツリー、隅田川
下りと集まればお喋りの花が満開であった。

錦糸町の街から            東京タワー
 
浅草仲見世通り
 
キリンビール本部、「泡のあふれるビールジョッキー」をイメージしたもの。
右は、アサヒビール本部スーパードライホール「炎」のオブジェ。


全員が同ホテルに宿泊し、家族ならではの気楽さとお喋りで心行くまで満喫し
家族の絆を深めた。9月の再会を取り付けてそれぞれの生活に戻って行った。




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