迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳218ページ目 新緑の高尾山を歩く    

2012-05-31 09:35:35 | 日記
5月に吹く風が「薫風」、風には香りがあるとは思えないが、山野草観察会
の講師が新緑の季節は特別だと言う。

5月は新緑の季節、木々の葉が成長する時に「フィトンチッド」などの芳香を
出していて、その香りが風によって運ばれて来るから「風薫る5月」と表現す
るそうだ。森林浴は1年中出来るが、新緑の季節が気持ち良く感じられるの
はこの香りによるものだそうだ。

明日から6月である。「フィトンチッド」を体感したくて登山に出かけた。
神々が宿る聖なる山、高尾山599㍍は豊かな自然が溢れる都会のオアシス
として心が癒されパワーをもらえる山である。


登山口から1時間20分、浄心門に到着、「霊気満山」を掲げた門をくぐると
薬王院の聖域、新緑と赤い灯篭が続く、深呼吸を繰り返しながら本堂を目
指し参拝する。
パワースポットである薬王院にはお堂が沢山あり、それぞれの仏様が違っ
たご利益をもたらしてくれるので、お参りをし家路に着くまでの無事をお願い
した。


ウィークディの山道は登山客が少なく鳥のさえずりが直ぐ近くで聞こえる。
確かに風の渡りも爽やかで、やわらかな緑色が目にも安らぎを与えてくれる
心身ともに癒されているのが分かる。


歩いて熱くなった身体を吹き抜ける薫風を受けながら昼食をとる。
新緑の時期は樹林の先に冠雪した富士山が見えるはずだが、今回はもやが
かかり残念でした。
山道を彩るイヌブナ、アカハギ、オオモミジ、アワブキの木々の若葉が枝々に
重なり合って綺麗だった。新緑の森林セラピストに抱かれて歩いた道のりは、
明日への生きる力になるはずである。

思い立ったが吉日、往復4時間弱の登山で運動不足を解消、心もリフレッシュ
出来たのは豊かな自然がもたらす「フィトンチッド」を五感で感じたから・・かも?

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メモ帳217ページ目 満腹博覧会    

2012-05-28 08:11:42 | 日記


昨年10月に江東区・有明で初開催した巨大フードフェスティバル「まんパク」。
今回の会場は勤務地立川市にある国営昭和記念公園です。
見渡す限り広がった芝生、とても気持ちの良い野外で、とびっきりおいしい
食べ物と物産に囲まれた1日を過ごしました。

「まんパク」とは「満腹博覧会」の略称です。
ラーメン、スイーツ、餃子、丼、カレーといった「ジャンル」の精鋭と、ご当地
グルメや物産、ワールドといった「地域」の人気店が出店しています。昼は
絶品グルメを楽しむピクニック、夜は最高のおつまみが揃うビアガーデンと
して、カップルや家族連れにも、会社帰りの方や学生さんにも、まんパクは
それぞれの楽しみ方が出来るフェスティバルです。

仕事終了後、同僚と連れ立って今日は野外女子会、ベルギービールでまず
は乾杯、「あなたをお腹いっぱいにする」というテーマにふさわしく、食べたい
物ばかり、自分のお腹と相談しながら、それぞれが列に並ぶ。
TVで話題の店には常に列ができていた。食べてみたい好奇心に勝てず最後
尾で待っても苦にならない。

満腹になった人達は、パフォーマンスステージのベンチで、大道芸の超絶な
技巧に拍手喝采、食べて、飲んで、笑う、正に「健康は食にあり」誰もが幸せ
になるいいイベントである。





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メモ帳216ページ目 音楽で街づくり    

2012-05-24 08:31:02 | 日記
定年退職後、今の勤務地立川市に通うようになったのには、幾つか理由が
ある。通勤時間25分以内、ラッシュ時を外して遅めの出勤が出来る事である
この街の駅周辺は近未来都市を思わせるようなパブリックアートが点在し、
文化的で緑豊かな健康都市を思わせる活気があった。

4~5年前まで駅2階の改札を出ると、コンコースの数ヶ所で路上パフォーマー
達が通行人を引き付けて笑いや拍手を受けていたが、路上でのパフォーマンス
が法律で規制されることになった為、たすきをかけたボランティアがことごと
くパフォーマー達を排除してしまった。

街から若者が減り、ウィークエンドでも通行人が足早に目的地に急ぐようにな
り賑わっていた街が今は静か過ぎる。

先週「立川いったい音楽まつり」が催され、誰もが気軽に音楽に触れ、立川に
愛着をもって頂き、街に活気を与えるイベントを目指しデパートのエントランス
を中心に18ヶ所で一斉に音楽が流れた。



カンタ スターフィールドというグループが、アコースティックギター演奏を披露、
哀愁を帯びた落ち着きのある音色はシニア向け、聞き入る人々は高齢者が
多かった。


グリーンピースがフォークソングを何曲が歌っていたが、若者の姿は見あたら
ない。フォークソング全盛の頃に聞いていた団塊世代には懐かしい曲ばかりで
大拍手だった。


生活の糧を路上パフォーマンスで自分の身ひとつで笑顔で一杯にしたいと勝負
をかける彼らの姿を思う時、この音楽祭には感動なしが本音であった。














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メモ帳215ページ目 シャーレーポピーは生命の色    

2012-05-21 10:57:04 | 日記
毎年春先になると、利用駅のパンフレットスタンドに花めぐりスタンプラリー
の用紙が置かれる。数枚入手しては花畑ラリーを楽しんでいるのだが、今年
は天候不順のせいか開花時期の予想がまったくつかず、散々見頃を逃してきた。

頼りになるはずの駅情報も当てには出来ない。1週間早めに見頃マークを付け
るからだ。
特に梅の花の頃は、駅情報を信じて出かけたが、早咲きが数本咲いているだ
けで、完全なカラ振り状態でがっかり、改めて出かけたら散り始めていた。

昨日は昭和記念公園に出かけた。4月下旬~5月上旬に咲くアイスランドポピー
(黄色、オレンジ系)を見逃していたので、早めかなぁ~と思いながらシャー
レーポピーの赤い花が、丘を真っ赤に染める様子が見たかったので不安がらみ
で出かけたが幸運にも大当たりでした。



まだ満開ではないが、丘陵地帯を真っ赤な花で埋め尽くしていた。
思い通りの風景に大満足、綺麗な花々を見下ろしながらおにぎりをほおばる頬
をなでる清々しい風さえ赤く感じた。



この公園ではシャーレーポピーと呼んでいるが・・・園芸品種のひなげし
中国名は虞美人草 英国名はポピー フランス名はコクリコ スペイン名は
アマボーラーと呼ばれ、世界中で愛されている花だ。



そろそろ菜の花も見納めである、こんな所までポピーの種が飛んできたのか
つい笑ってしまいそうに花を咲かせていた。
丘陵地帯を歩きながら生命の赤を感じ、血がたぎる時間を思う存分味わった。

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メモ帳214ページ目 緑の中で答えを探す    

2012-05-17 09:47:31 | 日記
1年を通して5月は気持ちが落ち着く月である。
一斉に様々な花が咲き木々は芽を吹き始める。特に新緑の柔らかい
緑は心身を優しく癒してくれる。

数年前なら5月病に罹る新入社員が話題になっていたが、今のご時世
そんな柔な人間はすぐお役ご免になってしまう。就職氷河期の狭き門を
潜り抜けて社会人になったからには、自分の目指す道を頑張って進んで
欲しいと思う。

我が職場にもアルバイト学生が沢山いる。大学と仕事の両立をうまく
コントロールしながら頑張っている。10年間共に仕事をしながら、多く
の学生を見てきたが、数年前とは彼らの環境も変わりつつあるらしい、
大学へはきちっと通う、勉強も手抜きをしないようになったらしい・・?
大学は出たけれどにはなりたくないとの事である。
企業の採用枠が大幅に減っている状況での就活を見据えて頑張っている
のが仕事を通しても伝わってくるこの頃である。



疲れた日は、仕事帰りに途中下車して公園のベンチで一休みをする。
ウィークディのこの季節は特に静かである。公園全体が緑一色に包まれ
ているようである。

5月病に罹る歳ではないが、迷いや考え事があると、この池のある庭を
見下ろしていると不思議と気持ちが穏かになり、答えが見つかる。
入園料70円の憩いの場所である。
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