メモ帳１９１ページ目 梅園はまだ寒し

東京の大イベント「東京マラソン2012」が６回目を迎え、3万6000人近い
ランナーが都心の42.195ｋを駆け抜けた。
朝9時の号砲を合図に都庁前をスタートしたランナー達をTVで見届けて
気になっている梅園へ出かけた。

今年は寒さが続いたせいか、何処の梅園も開花が遅いと報道されてい
るが、実際を確かめる積りでいたが、案の定、園内は花も少なく、観梅客
もまばらだった。例年なら千百本の色と香りを満喫するのだが・・



辛うじて早咲きの紅梅、白梅が花をつけていたが、見頃を迎えるのは
3月の2週以降にずれ込みそうな様子であった。
梅園関係者も「梅祭り」の催し物の変更に頭を悩ませているが、あの手
この手で来園者を呼び込もうと必死である。



毎年、園内めぐりで学芸員の案内による万葉文学散策が大好きで、
期待していたが予定変更により、復元建物をめぐり、昔の街や村の
生活にタイムスリップしてみたが花が無ければ絵にならない。
「梅まつり」期間中は復元建物の中や蔵の中も開放されて見る事が
出来るのだが広い座敷も冷たく感じる日だった。

帰宅後TVを付けると最終ランナーが石原知事からメダルを受け取っ
た場面が映っていた。走り続けて6時間19分40秒の記録、タイムリミット
の20秒前の幸運でした。
特に今年は完走者が増え、34,674人がゴールインしたとの事である。
勝敗にこだわらずに自らの意志への挑戦として市民ランナーが増える
と世の中も明るくなる気がする。