迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳160ページ目 「ファスト・ファッション」   

2011-11-10 15:54:45 | 日記
立冬の前日に延び々になっていた衣類の入れ替えをした。
ありがたい事に、今年は夏物のクリーニング代が大幅に節約できた。
特に今年は大震災後は、自粛 節約 省エネ生活を再確認させられた
おかげで、硬くなった頭を切り替えるいい機会になった。

最近は「ファスト ファッション」ブームで一時は敬遠していたが流行を
採り入れつつ低価格に抑えた衣料品が買えるとなるとこんな良い事は
ない。以前は安かろう悪かろうと諦めていたが、今はそんな事はない。
日本のブランド、ユニクロ、しまむらの常に新しい商品と安さのアピール
にとらわれてしまったのは私だけではないだろう。
休日は洋服選びの家族づれで賑わっている。

特に海外ブランドのフォーエバー21、H&M、GAP等は若者ファッション
ばかりだと思っていたが、中高年でも充分、流行を意識できる製品が
沢山ある。今までは、無理して高級服を買い、何回も着ないまま流行
遅れになり、タンスの肥やしになっていたことを考えると改めなければ
ならないと思った。

先人は「安物買いの銭失い」値段の安い品物は粗末で品質が悪く、長
持ちしない物が多いから、かえって高くつくと嫌ったが、販売競争の
著しさ、消費者の選択肢が広がった現在は「安かろう悪かろう」なる商品
は通用しない。

この夏は、何度も「ファスト ファッション」で買い物をした。
家庭で簡単に洗濯も出来るし、一応流行の先端も味わえる。
食材を買いに出かけるスーパーマーケットでも自社ブランドの低価格衣料
を売る時代である。おまけにリサイクルショップが併設されている所もある。
老い先短くなった今は自分の価値観をちょっと変えてみるのも必要ではな
いかと思う様になった。



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メモ帳159ページ目 実りの秋

2011-11-07 11:23:57 | 日記
一雨ごとに秋も深まり紅葉前線も南下し、街中の公園の木々を秋色に
染め始めた。
散歩道でたわわに実る柿の実が秋空によく似合う。今年は柿が豊作と
みえて、どこのお宅の柿の木も鈴なりに実をつけている。
生まれも育ちも北国、札幌である私は、上京時に一番驚いたのは庭木
に柿の木が多い事、そして朽ちるまで手をつけず、カラスの餌になって
ゆく事だった。北国では育たない産物の代表は、お茶と柿である。
ずっと後になって食べない理由が分かったが、飽食の時代とは云え
柿の実のある風景を楽しむだけなら勿体無い気がする。



今年は大震災に見舞われ、日本国民が悲嘆にくれた。追い討ちをかける
ように原発事故があり、今尚、収束の兆しが見えない。
そんな中で、実りの秋を迎えた被災地でのこの時期は、収穫作業で猫の手
も借りたいほどの忙しさであったろうにと思うと実に気の毒な話である。
畑を耕すことも種をまくことも出来なかった人々にとっては「収穫の秋」
「豊作の秋」だと簡単には口に出せない言葉である気がする。

  
みかん        ブロッコリー      キュゥイフルーツ
  
カリン         夏みかん         栗

被災地は、日増しに寒さが厳しくなるが、政府の対応は後手に回るばかり、
手間取っている場合じゃないのにと気が気ではない。
増税とTPP議論ばかりが話題に上るが、いずれも国民不在で結論付けられ
たら堪ったものではない。

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メモ帳158ページ目 空よ~

2011-11-03 09:18:24 | 日記
空よ~


東京で木枯らし1号が吹いたのは10/26、いよいよ冬到来と思っていたが、
とんでもない程暖かい、いや暑い位の気温である。

出勤前のお天気情報をよく確認してから、服装を決めるのだが、出勤時
と帰宅時はジャケット着用、日中は25度以上になると、半そでのブラウス
で充分である。去年の日記を開いてみると、故郷札幌では一夜明けたら
銀世界、東京では冷たい北風が吹き荒れていると記してあった。

今日も気温が上がり気持ちが良いので、一駅手前で下車して歩くが汗ばむ
程だ。久々に公園の小高い丘に座り、スッキリと晴れ渡った青空を眺めた。

1970年代に、トワ・エ・モアが歌った「空よ」が甦ってきた。
このジュオのハーモニィが好きで、青空を見るとつい口ずさみたくなる。
あまりに昔の事なので、歌詞も正確には憶えていないが、記憶をたどると
共に青春時代に思いを馳せた。

♪ 空よ 水色の空よ 雲の上に 夢をのせて
  空よ 私の心よ  思い出すの 幼い日を~

あの頃、青空に浮かぶ雲の上に乗せた夢はどうなったのか・・?
思うように叶えられず、不完全燃焼のまま地上のもくずとなった事を知る。
しかし、この広い空はどんな時でも夢も願いも聞いてくれるからありがたい。


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