メモ帳943ページ イロハモミジの観察

イロハモミジは、カエデ属の紅葉高木で、日本ではどこででも見られる紅葉樹の代表種
です。新芽の展開とあわせて柄のある小さな花を下向きにつける。
花の後にプロペラ付きの実ができる趣がある植物です。

4月、新芽と共に花芽が枝を覆いつくさんばかりにたれていました。
この頃の新芽は生まれたばかりで、若葉にはちから不足で花の勢いに押され気味です。

5月、薫風の候になると一気に若葉に力が漲りだし新緑を構成する仲間入り、プロペラ
付きの立派な実も蓄えています。

6月、葉の上のプロペラ付きの実の柄が伸びて、気持ちの良い風に乗って飛び立つ準備
を始めました。

メモ帳942ページ スモークツリー(煙の木)

スモークツリーは、ウルシ科　落葉広葉　低木です。
散歩道沿いの公園木として1本あり、花が終わった跡に立ち上がる煙が舞っているような
花穂が見頃になっています。

5月の中頃より白い煙が立上りました。日を追うごとにその煙がビンクを帯びてきました。

スモークツリーは、葉の色合いも綺麗です。最近ではカラーリーフとして生け花用に用い
られています。
ウルシの仲間でもあるので、かぶれるのが怖いので遠くから眺めています。

メモ帳941ページ ハマナスの咲く季節になりました

入梅も間近かしら・・と思わせるような曇天続きです。
しかし、自然界に息づく植物や花々達は雨の恵みを受けて華やいで咲き誇り
「雨に咲く花」が気持ちを和らげてくれる事も知っています。

梅雨の時期が来ると、故郷の海岸に咲く「ハマナスの花」を思いだします。
青い海の地平線とピンク色の花の垣根が並行するように続いていたっけ・・・
ハマナスはバラ科の植物です。北海道を代表する花の一つです。
初夏から晩夏にかけて次々と花を咲かせ実もつけます。花の命は短く一日花
です。
東京で暮らすようになってからハマナスの花は暫らく見ていませんでしたが
最近、この花に出会い故郷に想いを馳せました。

ハマナスは、皇后雅子様の御印である事を最近になり知りました・・・