異国での現地警察等とのやり取りの違いを乗り越えて、共通の敵をやっつける映画は沢山作られてきました。
最後は異国、異教徒同士が、いがみ合ながらも男の友情に…というのは「ブラックレイン」とかもそうだし、リアルなミッションものの「ミュンヘン」もそうかな～
本作も一見すると、その王道は外していない？見る人によっては「あぁ、またアメリカ式か～」と言う事になる？それを見越した上で製作者は、あえてベタに描くが、結末は透明感の無い苦さを残ります。
結局解決した事は、表面の1つでしかなく、根本の解決にはなんら機能していない事を。
CMでの「衝撃の結末」は、どんでん返しなどではなく、事件後の両者の意外な共通の「言葉」で締めくくられています。
この事件に触れた者のだれもが、テロに連鎖する可能性を秘めた重～い言葉ですﾈ。
商業でこのようなネタを元に利益を上げるも良し、又それを何かの基金として寄付するも良し。メッセージは残されても、現実味を帯びない民族が居るのも事実。
あ～世界の現実って悲しいかな。