「グラディエーター」「キングダム・オブ・へヴン」を撮ったリドリー・スコットが、なんで、また同じジャンルの「ロビン・フッド」を?見たいな印象....。
でも、その理由は見れば分かる。
実は3部作として形成されていて、ローマ帝政崩壊に始まり、十字軍遠征を経て、民主主義の誕生に収まる、そんな壮大なヨーロッパの歴史3部作になんだ。
10年前の「グラディエーター」で反逆する男を演じたラッセル・クロウが、今作で演じるのは封建制度に反旗を翻す男。
「グラディエーター」は続編ではなく、この監督としての形で、壮大に実現したとも見えるんだ。
それも、もしかしたら“オレなら英国をこう描く”という英国人監督によるお国自慢ではなかろうかな。
役を演じるは、偏屈で味のある老人たち。
主要登場人物はみな壮年以上。
色調は、鉛色の曇天と冷気だけが生み出す英国独特のもの。
村の建造物や古い剣の造形にはケルト文化の名残がある。
細部まで行き渡る美意識が、単純な物語に、奥行きを与えている。
跳ね上がる水しぶきやそれ以外のCGをつかった情景にも英国美学に沿って変貌するのだ。
でも、その理由は見れば分かる。
実は3部作として形成されていて、ローマ帝政崩壊に始まり、十字軍遠征を経て、民主主義の誕生に収まる、そんな壮大なヨーロッパの歴史3部作になんだ。
10年前の「グラディエーター」で反逆する男を演じたラッセル・クロウが、今作で演じるのは封建制度に反旗を翻す男。
「グラディエーター」は続編ではなく、この監督としての形で、壮大に実現したとも見えるんだ。
それも、もしかしたら“オレなら英国をこう描く”という英国人監督によるお国自慢ではなかろうかな。
役を演じるは、偏屈で味のある老人たち。
主要登場人物はみな壮年以上。
色調は、鉛色の曇天と冷気だけが生み出す英国独特のもの。
村の建造物や古い剣の造形にはケルト文化の名残がある。
細部まで行き渡る美意識が、単純な物語に、奥行きを与えている。
跳ね上がる水しぶきやそれ以外のCGをつかった情景にも英国美学に沿って変貌するのだ。