『異常気象対策には、木を植えよう(まだ間に合うこと)』
ーやはり「水の惑星」、海水を冷やすことは不可能、 従って木を植えよう!ー
先日(20170913)の日経の社説の抜粋です。
対岸の火事ではない米気象災害、米国を強力なハリケーンが相次ぎ襲い、洪水や高潮の被害が広がった。 暖かい海上で発達し、強い勢力で陸地に近づいた。 今週フロリダ州に上陸したハリケーン『イルマ』と8月下旬にテキサス州などを襲った『ハービー』は、ともに最盛期の風速が、毎秒60-80mに達した。
一般的に、瞬間風速は平均風速の1.5から2倍近い値になると言われており、最大瞬間風速も最大平均風速の1.5から2倍近い値になると推測しています。 社説の風速は、最大瞬間風速と考えられます。 台風の大型化は温暖化による海水温の上昇によると言われていますが、昔も大きな台風がありました。
ウェブ情報、1961年の室戸台風のデータは瞬間風速・平均風速の換算率(1.5~2)をほぼ裏付ける。
最大瞬間風速: 84.5m/s 以上(室戸岬)(計器破壊により測定不能)
最大風速: 66.7m/s(室戸岬)
最低海面気圧:918.0hPa(名瀬)
2004年の大ヒット映画『邦題:デイ・アフター・トゥモロー(原題:The Day After Tomorrow)』は、『地球に氷河期が』やって来ると! 環境問題を扱った身近で、しかもショッキングなテーマの 映画でした。
最近は、何にでも『ザ・The』を付けることが多い日本人が何故、邦題には、『ザ・The』を付けなかったか、今でもわかりません。
下記のウェブ情報あたりが、その回答かも知れません。
『the day after tomorrow is the third day of the rest of your life』という言葉を思い出します。今が大事 明日のことは 何が起こるかわからない 今なら何とかなるので、やっておこう。 サイエンスフィクションの洋画 『the day after tomorrow』もそんな意味があると 思います。
『地球に氷河期が』がキーワードの映画ですが、氷河期とは、真逆の状況の、海水温の上昇を、映画の異常気象の原因に『何故か』挙げています。 上昇した海水温(地球上の海水温分布は、-2℃~40℃と幅広いが)で、蒸発した水蒸気のエネルギーは、より大きくなり、より上空まで達し、より冷えた空気・雪、になって、ダウンバーストで地上に吹き付け、なんでも凍結させるというストーリーでした。
『気候危機』の主原因は『CO2などの温室効果ガス』と、表裏一帯の関係の『海水温の上昇』です。
『水の惑星』とは言えないほどの、地球上の水の量、質量ベースでは0.02%と極小さいが、海の面積は地球表面積の71%と大きく、平均水深も約4kmと、やはり『水の惑星』です。 従って有効な『気候危機』対策は、温室効果ガスの削減と、海水温の上昇抑制です。
特に、どちらも長期対策は地道な、『一人一本、木を植えよう』と『一人一人の徹底した省エネ』です。 世界には約30億人が現在でも、薪で調理しているので益々、重要です
この比熱の大きい(アンモニアに次いで2番目)大量の海水を保持し、その海水は、地球の気温の調整のバッファーとして機能し温和な気候の『水の惑星』を維持してきました。
やっと、キャプションに戻ります。 比熱の大きい地球の大洋と大気を冷やすには、どうするか。
ウェブ情報にありました。
『気候変え地球を冷やす ジオエンジニアリングに脚光』 ジオエンジニアリング(地球工学)という言葉をよく聞くようになった。地球の気温を下げるために、人工的に雲を増やしたり、空に微粒子をまいたり、宇宙に太陽光を反射する鏡を置いたりするといった各種の気候改変の技術を指す。二酸化炭素(CO2)の排出削減がなかなか進まない中で浮上した応急手段だが、副作用を心配する声が早くも出ている。
それでも、上記対策は、原発と同じで、製造・構築・維持・廃物処理で出す、『CO2などの温室効果ガス』を考えると、すぐに、始めたいのが地道な『ベランダの鉢植えでも結構、一人一本、木を植えよう』と、『マメに、電気を消す、一人一人の徹底した省エネ』以外には、ないように、最近は思っています。
(20179018纏め、20190224追補、20210127追補)