知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『異常気象対策には、木を植えよう(まだ間に合うこと)』ーやはり「水の惑星」、海水を冷やすことは不可能、 従って木を植えよう!ー 

2021-01-27 23:00:22 | 科学

   『異常気象対策には、木を植えよう(まだ間に合うこと)

ーやはり「水の惑星」、海水を冷やすことは不可能、 従って木を植えよう!ー

    

先日(20170913)の日経の社説の抜粋です。

対岸の火事ではない米気象災害、米国を強力なハリケーンが相次ぎ襲い、洪水や高潮の被害が広がった。 暖かい海上で発達し、強い勢力で陸地に近づいた。 今週フロリダ州に上陸したハリケーン『イルマ』と8月下旬にテキサス州などを襲った『ハービー』は、ともに最盛期の風速が、毎秒6080mに達した。

 

一般的に、瞬間風速は平均風速の1.5から2倍近い値になと言われており、最大瞬間風速も最大平均風速の1.5から2倍近い値になると推測しています。 社説の風速は、最大瞬間風速と考えられます。 台風の大型化は温暖化による海水温の上昇によると言われていますが、昔も大きな台風がありました。

 

ウェブ情報、1961年の室戸台風のデータは瞬間風速・平均風速の換算率(1.52)をほぼ裏付ける

最大瞬間風速: 84.5m/s 以上(室戸岬)(計器破壊により測定不能)
最大風速: 66.7m/s(室戸岬)
最低海面気圧:918.0hPa(名瀬)

 

2004年の大ヒット映画『邦題:デイ・アフター・トゥモロー(原題:The Day After Tomorrow)』は、『地球に氷河期が』やって来ると! 環境問題を扱った身近で、しかもショッキングなテーマの 映画でした。

 

最近は、何にでも『ザ・The』を付けることが多い日本人が何故、邦題には、『ザ・The』を付けなかったか、今でもわかりません。

 

下記のウェブ情報あたりが、その回答かも知れません。

the day after tomorrow is the third day of the rest of your lifeという言葉を思い出します。今が大事 明日のことは 何が起こるかわからない 今なら何とかなるので、やっておこう  サイエンスフィクションの洋画 the day after tomorrow』もそんな意味があると 思います。 

 

『地球に氷河期が』がキーワードの映画ですが、氷河期とは、真逆の状況の、海水温の上昇を、映画の異常気象の原因に『何故か』挙げています。 上昇した海水温(地球上の海水温分布は、-2℃~40℃と幅広いが)で、蒸発した水蒸気のエネルギーは、より大きくなり、より上空まで達しより冷えた空気・雪になって、ダウンバーストで地上に吹き付け、なんでも凍結させるというストーリーでした。

 

『気候危機』の主原因はCO2などの温室効果ガス』と、表裏一帯の関係の『海水温の上昇』です。 

 

『水の惑星』とは言えないほどの、地球上の水の量、質量ベースでは0.02%と極小さいが、海の面積は地球表面積の71%と大きく、平均水深も約4kmと、やはり『水の惑星』です。 従って有効な『気候危機』対策は、温室効果ガスの削減と、海水温の上昇抑制です。

特に、どちらも長期対策は地道な、『一人一本、木を植えよう』と『一人一人の徹底した省エネ』です。 世界には約30億人が現在でも、薪で調理しているので益々、重要です

 

この比熱の大きい(アンモニアに次いで2番目)大量の海水を保持し、その海水は、地球の気温の調整のバッファーとして機能し温和な気候の『水の惑星』を維持してきました。

 

やっと、キャプションに戻ります。 比熱の大きい地球の大洋と大気を冷やすには、どうするか。 

              

ウェブ情報にありました。

『気候変え地球を冷やす ジオエンジニアリングに脚光』  ジオエンジニアリング(地球工学)という言葉をよく聞くようになった。地球の気温を下げるために、人工的に雲を増やしたり、空に微粒子をまいたり、宇宙に太陽光を反射する鏡を置いたりするといった各種の気候改変の技術を指す。二酸化炭素(CO2)の排出削減がなかなか進まない中で浮上した応急手段だが、副作用を心配する声が早くも出ている。

 

それでも、上記対策は、原発と同じで、製造・構築・維持・廃物処理で出す、CO2などの温室効果ガス』を考えると、すぐに、始めたいのが地道な『ベランダの鉢植えでも結構、一人一本、木を植えよう』と、『マメに、電気を消す、一人一人の徹底した省エネ』以外には、ないように、最近は思っています。

             (20179018纏め、20190224追補、20210127追補

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『早熟・大型化・多収穫で味よし「凍結解凍覚醒法」は夢の農業革命か 1』ーどこまで実現可能か!耐寒性や豊産性・成長スピード・加速収穫時期の調整ー

2020-12-18 09:17:51 | 科学

『早熟・大型化・多収穫で味よし「凍結解凍覚醒法」は夢の農業革命か 1』

ーどこまで実現可能か!耐寒性や豊産性・成長スピード・加速収穫時期の調整ー

 

先日、民放某局で紹介されました。 農業の『凍結解凍覚醒法』は、素人目にも、かなり期待が持てそうです。 『凍結解凍覚醒法』について一般財団法人ASCO・通称:アスコの代表理事田中節三氏は、こう言っています。 『私が思いついたのは、当時と同じ状況、つまり氷河期と温暖化の移行期を人工的に再現すれば、温暖化の気候に順応した環境情報がリセットされて、15000年前の冬眠から覚めた時期のように低温下で繁殖するのではないか、という考え。これが、凍結解凍覚醒法の出発点です』と。

 

先ずはウェブ情報です。

 

 ウエブ情報(植物工場・農業ビジネス オンラインonline)より引用

 

 バナナの成長細胞をマイナス60℃で凍結し、バナナに負荷を与え、その環境情報をリセットすることでバナナが持つ様々な可能性(耐寒性や豊産性、 成長スピードの加速、収穫時期の調整)を発現させる事が可能となることが実証されました。これが「凍結解凍覚醒法」です。

<ここがすごい!>
◆普通のバナナの倍の早さで実がつく
◆糖度”糖度25度” !皮ごと食べてもおいしい
◆赤道直下でない日本でもぐんぐん育つ

 

凍結解凍覚醒技術論

 地球誕生から46億年、生命誕生から約38億年、生物は幾万回もの氷河期を越える度に激しく進化しました。今日の熱帯植物が氷河期の環境に適応して生き延びてきた事実に注目し、凍結環境による効果に着目し、熱帯植物を温帯地域で栽培すべく、研究を重ねてまいりました。

 13千年前まで赤道直下のパプアニューギニアにも氷河期が存在し、その極寒な環境下でも現在の熱帯植物は生存していましたが、いつしか熱帯植物の性格が固定化し、温帯地域での生存が不可能となりました。

 そこで、熱帯植物を再度氷河期環境に戻し、温帯地域で発芽・栽培すれば、温帯気候にも順応するのではと閃き、凍結時の細胞保護剤として動物細胞保護用のトレハロース(*)を、濃度対流と氷結晶速度の相関関係に注意しながら適正濃度の溶液を作成し、その液を熱帯植物の適正活性化温度に維持し適正時間の含浸処理を施し、それを緩慢に凍結させ緩慢に解凍するという外部ストレスを与えたところ、発芽以降の熱帯植物に極めて速い成長速度と耐気候性が発現しました。  この「凍結解凍覚醒法」により、今日までに230種類以上の熱帯植物などが、温帯地域で栽培可能となりました。

 *トレハロースとは、夢の糖質と呼ばれる甘味料で食品添加物です。 様々な食品に使われ国際的に安全評価は高い。しかし原料に遺伝子組み換えの危険性を心配する声もあります。

 

凍結解凍覚醒技術の安全性について

 様々な品種に対する、凍結と非凍結の比較実験を何度も繰返し、遺伝子(DNA/RNAいづれも)及び染色体の解析を行った結果、凍結解凍での遺伝子情報の変異が全くないことは、世界的権威ある複数の研究機関で既に解析されています。 よって、物理的に安全性が変化する事は科学的にあり得ませんので、凍覚醒技術での作物の安全性は立証済みです。

 

『凍結解凍覚醒法』とは、植物の種子や成長細胞に超低温のストレスを与えることにより、植物が本来その遺伝子中に持つ様々な可能性を覚醒する技術です。具体的には独自の手法によって、種子や成長細胞をマイナス60℃という超低温で処理することにより、以下のような現象が確認されました。

 

1.処理後の植物は「環境情報」がリセットされ、「耐寒性」が発現しました。

2.処理後の植物は、未処理の植物に比べて、数倍の「成長スピード」が確認されました。

 

 丁度読んでいました。 川上紳一著『全地球凍結』に影響を受けたようで自分も大変興味があります。 この「凍結解凍覚醒法」の凄さですが、バナナの収穫量は倍増、米作では4期作ができる。 確かに連作のできる米作で4期作もできれば、食料革命ですし、米食拡大と米パン拡大を進めるべきだと思います。 米パンは一時期熱病のようにマスコミが騒ぎましたが、今度こそは米パンの普及に期待したいものです。

 

 どこのテレビ局も、いつも目新しいことは、とかく大騒ぎに取り上げることが多く、身近な例では、先般『夢の新建材CLT(Cross Laminated Timber)で、超高層ビル』のことですが、日本の場合は、知れば知るほど、森林大国の国々と比べていろいろなハンディを背負っています。 特に、コストパフォーマンスが心配です。 そこで、この農業の『凍結解凍覚醒法』についても、これからじっくりと今後の経過を勉強させて頂きます。

                                        (20181122纏め、20200408改 20201218追補 #036)

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『遺伝子技術でマンモス復活と絶滅危惧種の維持ができるか、この機会に、将来の6度目・唯一人災による大量絶滅の回避は可能か』

2020-07-29 21:44:06 | 科学

『遺伝子技術でマンモス復活と絶滅危惧種の維持ができるか、この機会に!』

―将来の6度目・唯一人災による大量絶滅の回避は可能かー

マンモス

 現生のゾウの類縁だが、直接の祖先ではない。 約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)までの期間に生息していた。巨大な牙が特徴で、種類によっては牙の長さが5.2メートルに達することもある。 シベリアと北アメリカ大陸生息し、太く長い体毛で全身を覆われた中型のケナガマンモスが有名である。

 

 過去にあった大量絶滅とは、ある時期に多種類の生物が同時に絶滅すること。大絶滅(だいぜつめつ)ともよばれる。 顕生代において起こった、特に規模の大きな5回の絶滅イベントをまとめて、ビッグファイブと呼ぶことがある。

 

(Ⅰ)オルドビス紀末の大量絶滅(約4億4340万年前

 古生代 オルドビス紀末(約4億4340万年前)に起こった大量絶滅です。

絶滅した生物は、属単位では約50%、科単位では約12%の生物が絶滅した、とされています。 オルドビス紀末の大量絶滅の原因ははっきりしていません。 暖かい海にすむ生物(サンゴ、三葉虫、腕足動物、海綿)などが激減していることから、大陸移動による寒冷化が原因という説が有力です

 

(Ⅱ)デボン紀末の大量絶滅(約3億5890万年前

古生代 デボン紀末(約3億5890万年前)に起こった大量絶滅です。

デボン紀末の大量絶滅の原因はわかっていません

絶滅した生物は、属単位では約40%、科単位では約14%の生物が絶滅した、とされています。

 

(Ⅲ)ペルム紀末の大量絶滅(約2億5100万年前

古生代 ペルム紀末(約2億5100万年前)に起こった大量絶滅は、史上最大規模の絶滅として有名です。 ペルム紀末の大量絶滅では、海と陸の両方でたくさんの生物が絶滅しています。

絶滅した生物は、属単位では約65%、科単位では約52%の生物が絶滅したとされています。 ペルム紀末の大量絶滅では、約700万年の間をあけて少なくとも2回の大量絶滅が起こった、とされていて、数万年という長い期間にわたる火山活動で激減した生物に、噴火による温暖化が追い討ちをかけたことが、海と陸での大量の生物が絶滅した原因ではないか、とされています。

 

(Ⅳ)三畳紀末の大量絶滅(約2億0100万年前

中生代最初の大量絶滅が三畳紀末の大量絶滅(約2億0100万年前)です。

三畳紀末の大量絶滅の原因は、超大陸パンゲアの分裂に起因する大噴火ではないか、と言われています。
シベリアには三畳紀末にできたとされる巨大な地溝があり、大噴火によるものであることが証拠とされています。

三畳紀末の大量絶滅で絶滅した生物は、属単位では約45%、科単位では約12%の生物が絶滅した、とされています。

 

(Ⅴ)白亜紀末の大量絶滅(約6600万年前

ビッグファイブの中で最も有名なのが、恐竜類が絶滅した白亜紀末の大量絶滅(約6600万年前)です。

  白亜紀末の大量絶滅では、属単位では約45%、科単位では約11%の生物が絶滅した、とされています。 白亜紀末の大量絶滅は、絶滅した生物の割合は少ないのですが絶滅のスピードが桁外れに速いのが特徴です。

  どのくらいの期間で恐竜類などが絶滅に至ったのかは、まったくわかっていませんが、地層の前後で生物層がまったく違うほどの入れ替わりがあったことが分かっています。白亜紀末の大量絶滅の原因は、隕石衝突による地球規模の環境変化である、とされています。

 メキシコのユカタン半島にあるチチュルブクレーターが白亜紀末期にできたものであること、白亜紀と第三紀の境目の地層に、地表にはほとんど存在しないイリジウムという金属が大量に含まれていて、このイリジウムが隕石によってもたらされたものである、というのが隕石衝突説の根拠です。

  イリジウムは地表にはまれにしか存在しませんが、地球の内部には普通に存在するので、大噴火によってイリジウムの層ができた、とする説も根強くあります。 白亜紀末の大量絶滅とはぜんぜん関係ないけど、福井県立恐竜博物館に展示されていた本物の隕石。

 1800年代にアフリカに落ちた隕石で、大きさは60cmくらいです。
白亜紀末に衝突した隕石(小惑星)は直径10km~15kmと推定されていますから、直撃や周囲に生息していただけで全滅した生物も多かったでしょう。

  白亜紀末の大量絶滅で生き残った哺乳類の一つが、有袋類のオポッサムの仲間です。 当時北アメリカにすんでいた有袋類はオポッサムの仲間以外はすべて絶滅していて、隕石の被害をもっとも受けたであろう地域にすんでいながら、オポッサムの仲間だけがなぜ生き残ることができたのか、わかっていません

 

 余談が長くなりました。 このビックファイブの原因はさておき、人類が自然破壊(温暖化・海洋汚染)していることと、ビックファイブと無縁ではなさそうです。 表題『将来の、6度目・唯一人災による大量絶滅の回避は可能か』に戻ります。 

 

(20200302)付け日経新聞記事に抜粋です。

 三葉虫、恐竜、マンモス・・・。 地球上にこれまで登場した生物の9割以上はすでに絶滅している。 幾度となく大量絶滅を繰り返し、ぜんざいもそのスピードを加速しているという。 だが、研究者は新たに手にしたiPS細胞やクローン技術などを駆使し、絶滅した動植物の復活や危惧種の絶滅阻止に向けた研究を加速している。 

  この5回に続き、現在は人間の活動が生物の生育環境を急速に変えて、6回目の大量絶滅が起きているとみる専門家が多い。 森林を切り開いて農地にしたり、農薬で生態系を乱したりするのが原因だ。 100万種の動植物が絶滅の危機にあり、絶滅のスピードは過去一千万年の平均に比べて最大で数百倍に達する。

  近畿大学は一万年前に絶滅したマンモスの復活を目指す。 京都大学霊長類研究所は、チンパンジーやニホンザルの皮膚などからiPS細胞を作成。 遺伝的に人に近い霊長類は、病気や創薬の研究に使われる。 仮に絶滅しても研究を続けるのが目的だが『絶滅危惧種の保存にも役立つ』

  国立環境研究所も様々な絶滅危惧種の 組織のほか、精子や卵子、細胞から抽出した核酸を凍結保存している。 

 絶滅種の復活や絶滅した動物を生かすために糸口が見えていない課題もある。 生物にとって欠かせない生態系作りだ。 一個体だけ復活・維持させても、生態系なしでは生きられない。

  『奇跡の星』地球は、貴重で・複雑な生態系で成り立っています。 ところが人間の実態は、『俺・私、関係ねー』というすべて、の日常では、先が思いやられます。

   (20200729纏め、#498)

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『「凍結解凍覚醒法」は夢の農業革命か 2(どこまで進んだか)』―この夢の『凍結解凍覚醒法』、これからじっくりと今後の経過を勉強!―。

2020-06-20 16:06:11 | 科学

『「凍結解凍覚醒法」は夢の農業革命か 2(どこまで進んだか)』

『この夢の「凍結解凍覚醒法」、これからじっくりと今後の経過を勉強!』      

 GPバイオテック社が始めた表記の『凍結解凍覚醒法』は、数年前から始まっております。 その後幾多のマスコミで紹介されております。 夢の農業革命を期待して、興味津々でその後の動向を見守っております。 以下、GPバイオテック社のHPからの引用です。

2013年10月  最高技術責任者・田中節三が40年に及ぶ植物研究の成果を事業化すべく「農業法人株式会社桃太郎パパイヤ研究所」を岡山市に設立。

2017年1月 『凍結解凍覚醒』技術の全国展開のために千葉市に株式会社グリーンプラネット・バイオテックを設立。

2017年9月 生産子会社として成田市に農業法人株式会社GPファームを設立

2017年11月 成田市農業委員会より、新規就農法人と農地法3条申請の認可を取得
2017年12月 グループ会社を株式会社GPバイオテックとして再編し、農業法人株式会社GPファームを子会社

 特に、バナナとパイナップルで、夢の農業革命が実現できそうですので、この二種類の果物について日本の生産量と輸入量の推移を調べてみました。 ウエブ情報(果物情報サイト果物ナビ)から抜粋引用

          バナナ             パインナップル  
       生産量    輸入量      生産量   輸入量
1980年    766トン    NA      56千トン    NA
1990年    691トン   757千トン    32千トン  128千トン
2000年    341トン  1,078千トン     11千トン       100千トン
2010年    279トン  1,109千トン    8千トン        143千トン
2015年    162トン   959千トン    8千トン  150千トン
2018年     NA     1,002千トン      8千トン     159千トン

 バナナの生産量の激減、輸入量の大量安定と、パインナップルの生産量激減と、輸入量増加傾向は、変わらずで、日本の農業革命になっているかは、まだまだ見えておりません。何とかできないものかと切歯扼腕しています・

 以前、民放某局で紹介されました。 農業の『凍結解凍覚醒法』は、素人目にも、かなり期待が持てそうです。 『凍結解凍覚醒法』について一般財団法人ASCO・通称:アスコの代表理事田中節三氏は、こう言っています。 『私が思いついたのは、当時と同じ状況、つまり氷河期と温暖化の移行期を人工的に再現すれば、温暖化の気候に順応した環境情報がリセットされて、1万5000年前の冬眠から覚めた時期のように低温下で繁殖するのではないか、という考え。これが、凍結解凍覚醒法の出発点です』と。

 ここでもう一度『凍結解凍覚醒法』をウエブ情報から抜粋引用です;

 
ウエブ情報(植物工場・農業ビジネス オンラインonline)より引用

 バナナの成長細胞をマイナス60℃で凍結し、バナナに負荷を与え、その環境情報をリセットすることでバナナが持つ様々な可能性(耐寒性や豊産性、 成長スピードの加速、収穫時期の調整)を発現させる事が可能となることが実証されました。これが「凍結解凍覚醒法」です。

<ここがすごい!>
◆普通のバナナの倍の早さで実がつく
◆糖度”糖度25度” !皮ごと食べてもおいしい
◆赤道直下でない日本でもぐんぐん育つ

凍結解凍覚醒技術論
 地球誕生から46億年、生命誕生から約38億年、生物は幾万回もの氷河期を越える度に激しく進化しました。 今日の熱帯植物が氷河期の環境に適応して生き延びてきた事実に注目し、凍結環境による効果に着目し、熱帯植物を温帯地域で栽培すべく、研究を重ねてまいりました。

 1万3千年前まで赤道直下のパプアニューギニアにも氷河期が存在し、その極寒な環境下でも現在の熱帯植物は生存していましたが、いつしか熱帯植物の性格が固定化し、温帯地域での生存が不可能となりました。 そこで、熱帯植物を再度氷河期環境に戻し、温帯地域で発芽・栽培すれば、温帯気候にも順応するのではと閃き、凍結時の細胞保護剤として動物細胞保護用のトレハロース(*)を、濃度対流と氷結晶速度の相関関係に注意しながら適正濃度の溶液を作成し、その液を熱帯植物の適正活性化温度に維持し適正時間の含浸処理を施し、それを緩慢に凍結させ緩慢に解凍するという外部ストレスを与えたところ、発芽以降の熱帯植物に極めて速い成長速度と耐気候性が発現しました。  この「凍結解凍覚醒法」により、今日までに230種類以上の熱帯植物などが、温帯地域で栽培可能となりました。

*トレハロースとは、夢の糖質と呼ばれる甘味料で食品添加物です。 様々な食品に使われ国際的に安全評価は高い。しかし原料に遺伝子組み換えの危険性を心配する声もあります。

凍結解凍覚醒技術の安全性について
 様々な品種に対する、凍結と非凍結の比較実験を何度も繰返し、遺伝子(DNA/RNAいづれも)及び染色体の解析を行った結果、凍結解凍での遺伝子情報の変異が全くないことは、世界的権威ある複数の研究機関で既に解析されています。よって、物理的に安全性が変化する事は科学的にあり得ませんので、凍覚醒技術での作物の安全性は立証済みです。

 『凍結解凍覚醒法』とは、植物の種子や成長細胞に超低温のストレスを与えることにより、植物が本来その遺伝子中に持つ様々な可能性を覚醒する技術です。具体的には独自の手法によって、種子や成長細胞をマイナス60℃という超低温で処理することにより、以下のような現象が確認されました。 

1.処理後の植物は「環境情報」がリセットされ、「耐寒性」が発現しました。
2.処理後の植物は、未処理の植物に比べて、数倍の「成長スピード」が確認されました。

 その当時丁度読んでいた川上紳一著『全地球凍結』に影響を受けたようで自分も大変興味があります。 
この「凍結解凍覚醒法」の凄さですが、バナナの収穫量は倍増、米作では4期作ができる。 確かに連作のできる米作で4期作もできれば、食料革命ですし、米食拡大と米パン拡大を進めるべきだと思います。 米パンは一時期熱病のようにマスコミが騒ぎましたが、今度こそは米パンの普及に期待したいものです。

 どこのテレビ局も、いつも、目新しいことは、とかく大騒ぎに取り上げることが多く、身近な例では、先般『夢の新建材CLT(Cross Laminated Timber)で、超高層ビル』のことですが、日本の場合は、知れば知るほど、森林大国の国々と比べていろいろなハンディを背負っています。 特に、コストパフォーマンスが心配です。 そこで、この農業の『凍結解凍覚醒法』についても、これからじっくりと今後の経過を勉強させて頂きます。
        (記事投稿日:2018/11/22、最終更新日:2020/06/20、#184)

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