『蒜山三山の麓「蒜山高原 緑と水を訪ねて」を見て、昔、インターハイの蒜山登山大会の開催地、乳流れる里 蒜山高原牧場に感激』
『世界中で乳用牛と言えばホルスタイン牛と一つ覚えの能天気に、蒜山高原のジャージー牛は日本で唯一と、当時は知らず!』
先日(2023/06/23)NHKBSプレミアム『さわやかウインドー「蒜山高原 緑と水を訪ねて」』を見ました。半世紀以上も昔に参加できた『蒜山三山の高校登山大会』を懐かしく思い出しました。
当時は高校の山岳部で『山をやっている』と、県代表選考試験(学科と実地)を受けられ、それにパスできると、インターハイ(全国高等学校総合体育大会・高校総体)に参加できました。 一方、国民体育大会(国体)の登山大会にも、推薦か選考かは、今では不確かですが参加できました。
この年は、高校総体の登山大会は、当然ですが、女性・初心者向けの牧歌的な岡山県の蒜山三山でした。当時はジェンダーギャップなどの言葉すらなく女子高校生のヤマガールもたくさん参加していました
蒜山高原とジャージー牛(後方が蒜山三山)
ウエブ情報から引用
蒜山酪農は1956年の組合設立以来、一貫してジャージー牛にこだわり続けています。蒜山は日本最大のジャージー牛飼育地域. 蒜山地域では、昭和30年頃よりジャージー牛の育成に取り組み、今では日本最大規模のジャージー牛飼育地域となっています。全国約1万頭のジャージー牛の内、およそ2千頭は蒜山地域で飼育されており、これは全国のジャージー牛の、実に5頭に1頭は蒜山産という事になります。
蒜山三山には、沢山のエピソードや、思い出が残りました。 この三山の麓には、当時『乳流れる里』とも言われた日本有数の飼育数を誇るジャージー牛の牧場もありました。蒜山三山、左から、上蒜山(1,202 m)・中蒜山(1,123 m)・下蒜山(1,100 m)、蒜山三山は、大山、三瓶山とともに大山隠岐国立公園として国立公園に指定されています。
当時は、岡山県の蒜山も、蒜山三山も知りませんでした。 日本人は、連なった山に『○○三山』と名付けるのは、上手くて好きで、日本には、54ヶ所の三山があります。 関東人が良く知っているのが、上毛三山( 赤城山・榛名山・妙義山)、日光三山( 男体山・女峰山・太郎山)などです。
日本は脊梁山脈から流れ下る急流の河川を持った国ですので、この牧歌的風景は大事にしていきたいと同時に、このような自然環境の下でも、地産地消で食料自給率の改善に努めたいものです。
(記事投稿日:2023/06/25、♯666)
『WBC7戦全勝完全優勝ありがとう! と祝大谷翔平選手(MVP)』
『完全優勝は第3回大会のドミニカ共和国に次いで2度目は凄い』
大谷選手はじめ、先発・中継ぎ・抑えを充実した侍ジャパンがWBC 5大会で3勝目、そのうち2勝は松坂選手(大記録の連続MVP)を要した侍ジャパンで、やはり日本は投手王国でした。
ウエブ情報から引用
プロ野球をここまで盛り上げた大会とWBC侍ジャパンは凄かった。 中でも大谷翔平選手には、大感激する場面を沢山見せて頂いた。 この物凄い大谷選手のこと、印象に残った比較を再掲します。
MLBスラッガー3人の体躯の比較です。
身長 体重 走力(本塁~一塁)
ベーブ 188cm 99kg 推定4.6秒(17秒/100m)
イチロー 180cm 80kg 3.8秒
大谷 193cm 97kg 3.8秒
陸上の世界のスーパースター、ボルト選手(体重94㎏・身長196㎝)vs 大谷選手(体重97㎏・身長193㎝)(二刀流・三刀流)です。 この体格の比較も『もしボルト選手が野球をやっていたらなどと夢がひろがりました。 『メ ジャーを高校野球に・・・』などと、野暮も愚痴もやめましょう。 なぜなら大谷選手は、100年に一人、100万人に一人の逸材と、すでに言われています。
標題に戻ります。
❶ 『MLBが「歴代WBC のトップ10」を更新』。 第1位に大谷翔平vsトラウトの名勝負を選出「こんなにいい台本はない」。
「こんなにいい台本はない」
「今年のWBCで誰もが期待していた夢の対決が、大会で一番重要な場面で現実になった。まるで映画から出てきたようなシーンだった」「大谷翔平対マイク・トラウト。 おそらく世界で最も偉大な選手の2人が9回裏、ツーアウトで金メダルがかかっている状態で初めて対決する。 メジャーリーグではエンゼルスのチームメイト同士、WBCではアメリカ代表が侍ジャパンと対決し敵同士だ」
「3-2で大谷は美しいスイーパーを放ちトラウトから三振を奪った。 ゲー ムオーバー。大会終了。日本は3回目のWBC優勝を果たした」と絶賛した。
❷『憧がれるのは止めましょう』
アメリカ戦直前、ロッカールームでの円陣声出しは大谷が務めた。
「僕から一個だけ」と切り出すと、「憧がれるの止めましょう」と要望した。「ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターにマイク・トラウト がいるし。 外野にはムーキー・ベッツがいたりとか。 野球やっていれば誰しも聞いたことある選手がいると思いますけど、今日一日だけは憧れてしまったら超えられないので」と意図を説明し、「僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあいこう!」とチームメイトを鼓舞した。
❸ 『泥だらけのストッパー(クローザー)』
2017年の前回大会に続いて「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務め、WBCを現地で取材した中居は、同戦で終盤にベンチとブルペンを行ったり来たりしていた大谷がマウンドに上がった9回表には「泥だらけのストッパー(クローザー)。泥だらけのリリーフピッチャー。初めてです」と短くリポートし、この「泥だらけのストッパー(クローザー)」はみるみる間にツイッターのトレンドを駆け上がる大反響となった。 すでに流行語大賞の呼び声が高いとの声も上がっています。
以上が、沢山見せて頂いた大感激する場面のうちの三つです。
『影のMVP』は何人もいたのです、やはりこの二人でしょうか
①陰のMVPダルビッシュも完勝Vに感激-、侍ジャパン最年長のダルビッシュ有投手(36)が、あらためて日本球界の底力に太鼓判を押した。若い投手陣だけでなく野手陣にも慕われる「兄貴」として抜群の存在感と影響力を発揮。決勝戦では8回に6番手で登板して1失点で踏ん張り、守護神大谷との「世界一リレー」を完成させた。「侍大将」として若いジャパンを束ね、頂点へ導いた。
② 鳥谷敬氏は、侍ジャパン「陰のMVP」に吉田正尚選手を、大会MVPは大谷に譲ったが、「村上選手がなかなか打てていない時に吉田選手が打っていた。吉田選手が打っていなかったら試合が終わっていた」。 メキシコ戦でボール球をすくい上げて右翼ポール際に同点3ランを決めた場面も振り返り、「あのボールを普通にいい当たりしたらファウル。フィールド内に収められたらライト前、センター前。ホームランできる技術がさすが」と目を丸くした。
WBC歴代優勝国一覧
開催年 |
優勝 |
準優勝 |
ベスト4 |
2006 |
日本 |
キューバ |
韓国・ドミニカ共和国 |
2009 |
日本 |
韓国 |
アメリカ・ベネズエラ |
2013 |
ドミニカ共和国 |
プエルトリコ |
オランダ・日本 |
2017 |
アメリカ |
プエルトリコ |
日本・オランダ |
2023 |
日本 |
アメリカ |
メキシコ・キューバ |
WBC歴代最優秀選手一覧
開催年 |
受賞選手 |
守備位置 |
国 |
所属チーム |
2006 |
松坂大輔 |
投手 |
日本 |
西武ライオンズ |
2009 |
松坂大輔 |
投手 |
日本 |
西武ライオンズ |
2013 |
ロビンソン・カノ |
内野手 |
ドミニカ共和国 |
ニューヨーク・ヤンキース |
2017 |
マーカス・ストローマン |
投手 |
アメリカ |
トロント・ブルージェイズ |
2023 |
大谷翔平 |
投手 |
日本 |
ロサンゼルス・エンゼルス |
振り返れば、野球の国(1903年に発足したナショナルリーグとアメリカンリーグの2つのリーグの共同事業機構で、両リーグの統一的運営『メジャーリーグ』)『大リーグ』とも呼ばれる)で、ピッチャーの大谷投手兼打者の二刀流がホームラン王争いをする相手チームのホームラン打者に対戦するという風景だけで、「大リーグ」ファンだけでなく、だれもが『わけの分からない混乱』の衝撃を受けたと思います。 チームのエースが、ホームラン王争いをする。 それも『メジャーリーグ』においてです。 今回のWBCでMVP獲得は『メジャーリーグ』でも三人目で、凄いの、一語です。
今までのWBCの5度の大会のMVPは、ドミニカ・米国・日本のそれぞれの国籍のMLBメンバーですが残りの2度(第1回・2回)日本国籍のNLBの松坂投手です。 この時から日本は投手王国で凄いです。
(記事投稿日:2023/03/25、#639)
『インパクト時の呼吸 5(野球界、ベーブvs イチロー vs 大谷)』
『「永遠の野球少年」「異次元のヒーロー」とか、いろいろ言うが!』
『昨シーズン11冠達成「スケールが違うので、なにか新しい賞が必要」と!』
『先日は、MLB史上初の快挙!1試合8打点の翌日に、自己最多13奪三振!』
先ずは興味ある、ベーブvs イチロー vs 大谷各選手の体躯・走力比較です。
身長 体重 走力(ホーム~一塁:90ft=27.431m)
ベーブ 188㎝ 99㎏ 4.6秒
イチロー 180㎝ 80㎏ 3.8秒
大谷 193㎝ 97㎏ 3.8秒
冒頭から余談で恐縮です。 大谷選手のスプリント能力は次のように、米国では紹介されています。 計時機器と映像機器の発達はいろいろな解析・比較ができます。
『大谷のトップスピードは400M世界記録保持者とほぼ同じ、
まずは走りの本職である陸上競技と比較してみる。 陸上選手と野球選手のトップスピードを比べれば、陸上選手が圧勝するのは明らかなので、ここでは大谷のトップスピードと陸上選手の平均スピードを比較する。
人類最速の男、ウサイン・ボルトが持つ100メートルの世界記録は9秒58。時速だと平均37.6キロで、トップスピードは時速44.7キロに達する。 ボルトの異次元の走りは、大谷の比較対象として相応しくないが、400メートル走の世界記録保持者になると、大谷といい勝負になる。
400メートルで世界記録を持つ、ウェイド・バンニーキルクのタイムは43秒03なので、平均時速33.5キロ。 バンニーキルクは100メートルを9秒94で走るが、本職の400メートルを走ったときの平均スピードは、大谷がホームから一塁へ走るときに出すトップスピードとほぼ同じ。』
大谷選手は打撃の瞬間、口を膨らませて呼吸を止める派
(イチロー選手は口を膨らませて呼吸を吐く派)
ウエブ情報から引用
大谷選手は投球の瞬間は、口を膨らませずに呼吸を止める派
ウエブ情報から引用
このシリーズのブログをご覧いただいているご年配の婦人方から『今までは、日本のプロ野球も米国のプロ野球の実況放送は見たことがありませんでしたが、最近はMLBを観るようになりました』と、ご連絡を頂きました。 とにかく想像を絶する幅ひろいファン層です。
昨年ホームラン19号の大谷翔平を米メディアがついに宇宙人扱い 「太陽系の外から来た」「人間なのかどうかも定かじゃない」と報じました。 プロ野球の好きな米国人ですが、今までこんな表現は見たことも聞いたこともありません。
東洋的なベイビーフェイスで、体は米国人アスリートよりも大きいです。
最近のたとえようですが『「体の作りが違う」「ビーストだ!」大谷翔平、劇的逆転2ランにファン絶賛の嵐』などがありますが、IT時代で、数値分析・解析がいかようにもできますが、過去の『ビースト』をリストしまた。 比較は皆様におまかせします。
ビースト (beast) は、野獣を意味する英語
格闘家、プロレスラー、その他の人物の異名として使われる『ザ・ビースト』、土俵の異なる大谷選手と、どうすれば比較できるか、今後の楽しみです。
- 米国のプロレスラー・総合格闘家のダン・スバーン
- 米国のキックボクサー・総合格闘家・プロレスラーのボブ・サップ
- 米国のアメリカンフットボール選手のエディ・ジョージ
- 英国の総合格闘家のマーク・エプスタイン
- 日本のプロゲーマーの梅原大吾
- 南アフリカのラグビー代表のプロップ・テンダイ・ムタワリラ
- 日本のサッカー選手の林大地
『既に、地球人を、超えて宇宙人!』もあまり使われないほどで、表現・例えが尽き、そして難しく、最近ではサイボーグを越えてロボットなども使われてきました。 『視聴率稼ぎ』とは言いませんが報道の皆さんも、『大谷選手のマナー』を見習って、もう少し落ち着て、応援・報道をしていただきたいと思います。
(記事投稿日:2022/06/24、#546)
『100m走とスプリンターのこと 3(ウサイン・ボルトの有終の美)』
『昔は100m走にはボルト選手のような196㎝94㎏の体躯では不利不向きと』
先ずは、今回の世界陸上100m走決勝のメダリストのタイムと、ピストルの音からの反応時間です。
❶金メダル J. ガトリン 9秒92(反応時間 0.138秒)
❷銀メダル C. コールマン 9秒94(反応時間 0.123秒)
❸銅メダル U. ボルト 9秒95(反応時間 0.183秒)
タイム差は、 1位に対して、2位:+0.020秒、 3位:+0.030秒
反応時間差は、1位に対して、2位:-0.015秒、 3位:+0.045秒
何事も、そうですが『スタートダッシュが肝心』と言われる所以です。
スタート遅れでも、堂々と走って、有終の美を飾りたい』という咄嗟の考えが過ったのではないでしょうか、と思う野次馬です。
ボルトのフライング失格経験は、『一回のフライングで失格』するルールが、初めて適用された、2011年世界陸上、韓国テグ大会予選で、この『一回のフライングで失格』が適用された、最初のスプリンターでした。 このフライング以来、ボルトの100m走決勝スタートには、いつ見ても外野は、喉がヒリヒリする緊張を覚えます。
最近では、高身長・重量級のスプリンターは大勢いますが、昔は100m走・スプリントには、ボルト選手のような、高身長196㎝、重量級94㎏の体躯では、不利、不向きとまで言われてきました。 ボルトは、大げさに言えば、今も、今までも、100m走のスタートは、苦手としています。
現役中からレジェンドと言われる、このスプリンターは、ほぼ完成された、アスリートですが、スタートが苦手で、100m走に、不向きだったとおもわれる節があり、過去の陸上競技を始めたころに見られます。 21歳までは参加しても入賞記録があるのは200m走だけで100m走は勿論入賞記録はなく、一見最も向いていそうな400m走にも参加記録はなく、得意は200m走でした。
(この備忘録をまとめている最中に知ったボルトの200m走を欠場のニュース、ドラマです。)
ボルトをして、スタートを超緊張させるようになった『一回のフライングで失格』が適用された、背景のウェブ情報です。
不正スタートに対するペナルティも競技のルールによって異なる。陸上競技では、2002年までは1選手当たり1回までフライングが許されたが、2003年より2回目以降のスタートでフライングした全ての選手が失格となるようルールが厳格化され、2010年より1回目のフライングで即失格となるようさらに厳格化された。
さらに反応時間と『一回のフライングで失格』についてのウェブ情報です、
国際的な陸上競技のルールでは、100m走などのスタートにおいて、ピストルの音から0.1秒以内に反応するとフライングになります。ヒトが耳でピストルの音を聞いてから、筋肉に命令が伝わり、反応が起こるには0.1秒以内では不可能というのがその理由です。
記録にも記憶にも残る人類最速のスプリンターが、世界中に惜しまれつつ、トラックを去ります。
これからの楽しみは、カール・ルイスの前半(トップスピードまで約40m)の凄い加速のピッチ走法と、ウサイン・ボルトの後半まで伸び続ける(トップスピードまで約60m)豪快なストライド走法を、併せ持つスプリンターが必ず登場することを待つことにします。
(記事投稿日:2017/08/10、最終更新日:20210323、#496)