『永久凍土の融解問題は待ったなし、どう抑え込むかが喫緊課題!』
『この問題は、①温暖化加速、②未知のウイルス拡散、③地盤沈下などの起因!』
『この問題は、まことに厄介、温暖化が起因、さらに温暖化を加速!』
『温暖化問題』は2021年の予想でも厳しい状況になっています。 さらに厳しいのは最近、その数値が公表されていない『永久凍土の融解とCO2排出とメタンガス排出』問題。 2009年に発表された『地球温暖化によって永久凍土の融解が進むと、年間10.0億トン単位の温暖化ガスが大気中に放出』の情報です。
パリ協定では『業革命前より気温の上昇幅を1.5℃以内に抑える』ことを目標に掲げていますが、今回(2021/08/31)の報告書では2021-2040年に1.5℃に達する可能性が非常に高いと指摘しています。 因みに1.5℃という数字は日々の天気予報の前日気温差などを参考にすると「あまり影響がない」と感じるかもしれませんが、1.5℃まで上昇すると例えば50年に1度起こるような暑い日が今より2倍発生すると予想されており、2℃上昇すると3倍になると予想しています。 また、今よりも地球の水循環が活発化して、地域によっては今よりも雨の頻度が高くなり、非常に強い雨が降るとも予想されています。
図1:世界気温変化と最近の温暖化要因
この図で最大の心配は『人間活動と自然起因』は急上昇ですが、『自然起因』は横ばいになっていますが、自然起因の大きなもの『永久凍土の融解』急拡大と『森林火災の』の頻発化です。 どちらも『温暖化』が原因であることが大きな問題です。
ウエブ情報から引用
永久凍土(Permafrost:permanently frozen ground)とは、2年間以上にわたり継続して温度0℃以下をとる地盤。 永久凍土は北半球の大陸の約20%に広がり、永久凍土の厚さは数百m(アラスカの Prudhoe Bay では650m)にも及ぶ。
永久凍土の上部には夏の間融けている活動層があり、酸性の土壌となり、タイガや草原となっている。 活動層の厚さは年や場所によって変化するが、典型的なものでは0.6 - 4.0mの厚さがある。 日本では、富士山頂上付近および大雪山頂上付近、北アルプスの立山などに永久凍土が確認される。
随分昔(2009年)の情報ですが『地球温暖化によって永久凍土の融解が進むと、年間10.0億トン単位の温暖化ガスが大気中に放出』されるようになり、気候変動の脅威をいっそう加速するとの米フロリダ大の研究結果が、2009/05/27発表された。 それ以降、ネット上にはこの関連情報はありません。
EUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は2021/12/06、今年はシベリアや米国、トルコなどで発生した森林火災によるCO2排出量が過去最大となったと報告した。 気候変動が異常な猛火につながったという。 報告によると、2021年森林火災で発生した世界のCO2排出量は17.6億トン。 これは、ドイツの年間排出量の2倍以上となる。
『永久凍土の融解』は最近のデータが入手できませんが、浅学菲才の傘寿プラスが、温暖化の中で『永久凍土の融解加速し、CO2排出急拡大傾向』かと、心配しています。 『森林火災』は、異常気象(高温・乾燥)で増加傾向とは思いますが、急拡大まではいかないだろうと祈っています。
『永久凍土の融解』と『森林火災』の自然起因によるCO2排出問題も、人間活動に起因するCO2排出問題のどちらも待ったなしの喫緊課題です
世界の二酸化炭素(CO2)排出量(2020年 314億トンと微減)
出典)EDMC/エネルギー・経済統計要覧2023年版
世界の二酸化炭素排出量推移(ピークは越えたが横ばい、課題多し)
2020年 314億トン
2019年 330億トン
2018年 335億トン
2017年 328億トン
2016年 323億トン
2015年 323億トン
2014年 370億トン
2013年 322億トン
2012年 345億トン
2011年 313億トン
人類は、なぜか無秩序・やりたい放題で、地球温暖化(むしろ気候激甚化)を進め『奇跡の星・水の惑星・緑の地球』を、『難しい環境=自然火災を起こしやすい星』にしつつあります。 この現代を『人新生』と呼んでいますが、すでに、気候激甚化で地球の気温が、現在の大半の生物には住みにくいレベルに上昇してきています。 一部の先生方からは『火新世』なども聞こえてきます。
とにかく、間に合わせなければいけません、『温暖化・海水温上昇! 地球を冷やす術(すべ)はないが? 身近なこと「節電」「節水」「節食」「プラチック製品削減とプラチック改良」「木を植え、手入れ」をやろう』で、数十億人の一般の人々は頑張りますが、カバーできるのは小さな部分・ポーションです。
偉い先生方やリーダーの、方々には、下記のCO2の排出の三大原因(日本の場合、全体の82%を占めるので根が深い)で頑張って頂きたいものです。
- エネルギー転換部門(発電所などの)
- 産業部門(工場など)
- 運輸部門(自動車など)
(記事投稿日:2023/05/20、#658)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます