『花の世界 17(アサガオがこんなに美しいとは?(昔のこと、花芯をピンに撮ったつもりが、花脈にピンで撮れた結果に愕然と!)』
『アサガオの歴史、奈良時代に遣唐使が、種子を持ち帰った外来種』
『アサガオの種類、江戸時代の変化朝顔ブームあり、約1200種に』
アサガオ(ヘブンリーブルー)の花芯と花脈
スカイブルーの花が楽しめるアサガオで、葉の形はハート型としているかわいらしい種類。 ヘブンリーブルーの開花時期は他の種類よりも遅く、8~11月頃です。 よく散歩する近くの三ツ池公園で、よく見るこの花、撮りました『ドアップ』。
何でもランキングが好きな日本人ですが、アサガオは、夏の花人気ランキングでは7位に入っておりました。 因みにアサガオの上に、1位から6種が、
1位 月下美人
2位 ポーチュラカ
3位 アメリカノリノキアナベル
4位 ジニア
5位 アガパンサス
6位 デュランタ
アサガオ贔屓の傘寿爺は本当に驚きました。 その6種は月下美人(外来種)とカタカナ英語名の、同じく外来種でしたが、何度か見たことがある、1日だけ夜に咲く月下美人だけは、漢字名で、且つ、この1位は、アサガオ派の自分
も素直に納得です。
アサガオはヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物で、日本で最も発達した園芸植物・古典園芸植物で、江戸時代には、江戸でアサガオブームが起き、観賞用として園芸種がたくさん栽培されるようになり,この花は古来より日本に存在したが、その原産地は日本ではないそうです。
アサガオの種類は約1,600品種以上あるとされ、種類によって雰囲気や特徴なども違います。 主に日本朝顔と西洋朝顔に、変化朝顔の3タイプがあり、開花時期などもそれぞれ異なります。 日本朝顔は7月中旬~10月頃に見頃を迎えます。
アサガオの歴史は、知れば知るほど夢があります。
当該植物アサガオが「朝顔」と呼ばれるようになったのは平安時代からで、日本への伝来は、奈良時代末期に遣唐使がその種子を薬として持ち帰ったものが初めとされる。 アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、漢名では「牽牛子(けにごし、けんごし)」と呼ばれ、奈良時代や平安時代には薬用植物として扱われていた。和漢三才図会には4品種が紹介されている。
なお、遣唐使が初めてその種を持ち帰ったのは、奈良時代末期ではなく、平安時代であるとする説もある。 この場合、古く万葉集などで「朝顔」と呼ばれているものは、本種でなく、キキョウあるいはムクゲを指しているとされる。
このアサガオを持ち帰ったのは遣隋使(飛鳥時代)・遣明使(室町時代)でもなく遣唐使(奈良時代)であったことも分かりました。 渡来した花と歴史のこと、興味は尽きません。
(記事投稿日:2024/03/21、#735)