知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『月と地震と火山 (火山活動と地震に、スーパームーンは影響するか 2) 月の影響よりも温暖化の南極・北極の氷山融解の方が影響大?  記事1改』

2023-11-07 13:52:31 | 地球・火山・地震・津波
『月と地震と火山 (火山活動と地震に、スーパームーンは影響するか 2) 
 月の影響よりも温暖化の南極・北極の氷山融解の方が影響大?  記事1改』

『最初の驚きは、西暦0001年からの月齢の検索がウェブでチェック可能!』

『地震と火山発生の観点からはスノーボールアース時代が安定していた?』

スーパームーン
 

スーパームーンとマイクロムーンの大きさの比較(NASAによるもの)

ウェブ情報から引用

2016年11月14日のスーパームーンは、1948年以降で最も月が近づくので、大地震が起こると報道され、実際ニュージランドでは前日の11月13日にM7.8の巨大地震(M7以上)(M8以上は超巨大地震)が発生しました。  

過去1,900年間余りの地震と火山噴火を調べると、スーパ―ムーンは、月自身は幾分大きくは見えますが、スーパームーン・満月・新月が地震を誘発するような傾向は、2016年末までのデータでは、無さそうです。 別の機会に『マグマだまり(氷河の下のマグマだまりは心配)』について調べたいと思いました。

『月はとっても大きい(青いからではなく)から・・・」などと歌いながらでも、ウェブでいろいろ調査できる便利な時代です。 最初の驚きは、西暦0001年からの月齢の検索、ウェブ検索が出来ます。 これで西暦0001年以降の地震と火山噴火発生日の『月齢』が解かりますので、発生日の記録がある地震・火山噴火については、スーパームーン・新月・満月の影響があったかどうか、ある程度統計的に推測できます。

地球の衛星・月は衛星としては、対地球重量比は約1.23%と、太陽系の他の惑星の衛星と比較して、異常に大きい。 因みに木星の最大の衛星カニデムの対木星重量比は約0.01%、火星の最大の衛星フォボスの対火星重量比は、ナント約0.00002%です。

『大きな衛星・月と地球』このコンビでの存在事実と、さらに、こんな大きな衛星を持ちながら、且つ、パンゲア大陸の分裂・移動等の巨大地殻変動を繰り返し、今後は巨大大陸に集中すると言われながら、存続している地球・水の星は、将に、『水』に救われてきた『奇跡の星』です。 

スノーボールアースと呼ばれ、地球全体が赤道付近も含め完全に氷床や海氷 に覆われた状態に時代があった。 スノーボールアース現象とも呼ばれ、日本語では 雪球地球、全球凍結、全地球凍結と表記される場合もあった。この時代の方が火山や地震には安全サイドであったハズです。

地球の月は、その大きさと美しさ故に、昔からロマンチックに詩歌・小説に、登場してきました。 この大きな衛星・月の地球への影響の研究・調査はこれからでしょうか。

スーパームーン関連絡みだけでなく、全ての地震・規模M6.0以上、火山噴火規模の場合は、VEI(Volcanic Explosivity Index 0~8)4.0以上の発生日記録のあるもので集計すると;

数値のとり方は、新月を中心に2日前・前日・新月・翌日・2日後の5日間と、満月の場合も同様に5日間、この合計10日間(対30日間の日数比では33.3%)
の発生件数比は、下記の通りです。
(調査期間西暦78年10月19日から、西暦2016年11月29日まで)

『地震の場合』:
❶新月・満月中心の10日間の発生件数: 343件 → 343÷1.023=33.5%
➋全発生件数:            1.023件 
日数比の33.3%と比較、ほとんど有意差はありません。
同様にスーパームーン中心の10日間の地震発生率は、 3÷23=13.0%

『火山噴火の場合』;
火山噴火については、発生日の記録のあるデータは少ないが同様の集計結果。
(西暦78年8月24日ヴェスビオ火山噴火から西暦2016年11月29日まで)。
❶新月・満月中心の10日間の発生件数: 33件 → 33÷121=27.3%
➋全発生件数:            121件 
こちらは、日数比の33.3%より少し小さい。 火山の場合は、記録が乏しく、特にアフリカのデータが少ない。
同様にスーパームーン中心の10日間の火山噴火発生は、 0÷23=0.0%

最近よく聞かれる、メガクライシスですが、台風・地震・津波も、原発事故の併発さえなく、現在科学の想定内であれば、ある程度耐えられる『術・すべ』を、人類は工夫できそうです。 地震では、地球規模の気候変動(氷河期)や歴史までが『激変』するほどの影響はないと考えられます。

メガクライシスの超巨大噴火は、これとは異なり、氷河期と大量絶滅・Mass extinctionを引き起した例が過去にあります。 

気象を変える超巨大噴火の怖さとは、噴火によって噴出した火山ガスは、成層圏(上空約10㎞)に達すると冷やされて液体となって、『エアロゾル』という小さな粒子となり、何年間も太陽光を遮り『火山の冬』となり、生物の絶滅の危機になる。 

これからの人類の研究は、超巨大火山噴火の原因となる『マグマだまりとマグマ生成』の査察・研究・対策が必要です。 氷河期を起させるほどの巨大火山噴火の痕跡・カルデラはあります。
トップ5;
❶南北約70km、東西約50km  米国のイエローストーンカルデラ
➋南北約100km、東西約32km  インドネシアのトバカルデラ 
❸南北約32km、東西約37km  日本大崩山カルデラ(コールドロン)
❹南北約26km、東西約20km  日本の屈斜路カルデラ
❺南北約25km、東西約18km  日本の阿蘇山カルデラ
これらに続くのは、南北約11km、東西約8km日本の箱根カルデラです。

これらの巨大カルデラ噴火でさえも、大陸移動開始時の、超巨大割れ目噴火には及びません。

新月・満月の引力が約15日間で、漸減・漸増するので、火山と地殻に、『ゆっくり、又は、突然』、どのように効くのか難しい判断です。 そのため研究者も新月・満月と火山・地震の発生時期との因果関係の立証は難しいのでしょう。

今後の課題、『火山の冬から氷河期』の原因になる超巨大噴火に直接関連する『プレートの動き・マグマ生成・マグマだまり』などを調べたいと思っています。
(記事投稿日:2023/11/07、#698) 
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『宇宙船地球号・奇跡の星・水の惑星「人新世」時代へ 16(火新世の声も)』 『地質時期区分で「火新世」と呼ばせたくない「人新世」で十分』

2023-08-15 11:47:58 | 地球・火山・地震・津波
『宇宙船地球号・奇跡の星・水の惑星「人新世」時代へ 16(火新世の声も)』
『地質時期区分で「火新世」と呼ばせたくない「人新世」で十分』
『地球史上、人類は地質時期区分の分類に、「人」の時代現れる』

本日(2023/08/15)の日経新聞ビジュアル解説蘭で記事内容と同時に、表題関連の素晴らしいグラフィックスを見ました。 これをウエブ情報からやっと見つけ、備忘録に引用させていただきました。 

ウエブ情報から引用
 
先ずは、記事内容の引用です。
人間活動が地球環境に多大な影響を及ぼすようになった現代を「人新世(じんしんせい)」とする議論が大詰めを迎えている。 2024年にも専門家がつくる国際地質科学連合が、地球史に新たな年代を加えるかを決める。 地球史と人間の関係を3つのグラフィックとともに考える。

地球の歴史は海の誕生や生物の盛衰、気候変動などが節目になってきた。 歴史を塗り替えた事件の1つに小惑星の地球衝突がある。 白亜紀に栄えた恐竜が絶滅し、新たな章を刻んだ。 こうした過去の出来事を地層に残る痕跡からひもとき、地質時代と呼ぶ時代区分に整理してきたのが地球史。 

現代は直近の氷期が終わって、一万年以上続く、『新生代四紀完新世』の真っただ中。 だが2000年代から始まった『人新生』の議論は、『もはや現代は「完新世」とは別の時代だ』とする考えに基づく。 地球の環境にとって、今の人間の営みは決定的な変化(悪化)をもたらしているというわけだ。

19世紀までの産業革命以降、地球は温暖化している。 工業社会の進展は豊かな社会を築いたが、深刻な環境問題を招いた。 各地の地層からは環境を変えてきた証拠が見つかっている。 

国際地質科学連合は7月、『人新生』の始まりを象徴する場所、カナダのクロフォード湖を選んだ。 湖底の堆積物は地球の変化を克明に記録しているという。

世の中の学者・先生方は、アカデミックで『全体最適』を考えて活動されていますが、政界・産業界のリーダーたちは、産業・事業拡大優先で、結果的には、分かっていても『部分最適』になっています。

掛け替えのない地球に人間がいつまでも住めるように毎度の祈りですが、温暖化対策は、みんなでやれる『できるだけの節電・節水・節食、移動には自転車・バス・電車』と、政界・産業界のリーダーの皆様に頑張って頂く、温室効果ガス排出削減は次のビッグ3『発電業・製造業・運輸業』での喫緊対策です。 みんなでやる『節電・節水・節食、移動には自転車・バス・電車』も、『発電業・製造業・運輸業』の規模縮小につながります。 『規模縮小』以外に打つ手がない、限界のある狭い地球ですので、頑張りましょう。
(記事投稿日2023/08/15、#679)
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『永久凍土の融解問題は待ったなし、どう防ぐが喫緊課題! 2』 『①温暖化加速、②未知のウイルス拡散、③地盤沈下などの起因!』

2023-07-24 07:01:41 | 地球・火山・地震・津波
『永久凍土の融解問題は待ったなし、どう防ぐが喫緊課題! 2』
『汚染された永久凍土が、温暖化で融解する“時限爆弾”になる』
『①温暖化加速、②未知のウイルス拡散、③地盤沈下などの起因!』

永久凍土の融解
 
ウエブ情報から引用

先ずはウエブ情報です。(今後の調査用の備忘録として、長文の引用)
人類は長きにわたって、天然資源の採掘や石油・ガスの探査、軍事基地の建設といった産業開発で北極圏を汚染してきた。 汚染は放射性物質や重金属、殺虫剤、燃料など、さまざまな有害物質によって引き起こされている。

その種の汚染物質は、永久凍土と呼ばれる凍結した土壌に計画的に埋められる場合が多かった。 凍土が凍ったままなら、理論上、汚染物質は土の中に封じ込められたままだからだ。 ところが、もはや そういうわけにはいかなくなっている。 学術誌『Nature Communications』に2023年3月末に掲載された論文によると、北極圏の永久凍土地域には汚染された場所が推定13,000~20,000カ所も散在しており、そのうち3,500 ~5,200カ所は今世紀末までに土壌の融解による影響を受けるという。

すでに北極圏では温暖化が急速に進んでおり、その速さは地球のほかの地域4倍を超えているという。 そして一部の場所では融解が大幅に速まっているかもしれず、4倍という推定値は低い可能性があると科学者は警告する

永久凍土が崩壊すると、汚染物質も流れ出す
永久凍土が劣化して崩壊すると、凍土に埋まっていた汚染物質が解けた氷に流れ出す。地盤がしばしば驚くほど急激に沈下しているせいで、燃料タンクやパイプラインのような地上のインフラまで沈下しているのだ。 実際に20年にロシアのノリリスクで倒壊したタンクから17,000トンの油が流出した環境災害の原因は、永久凍土の融解だと考えられている。

永久凍土の研究者、モーリッツ・ランゲルは言う。 『昔からあるこうした産業用地の永久凍土は、すべて凍ったままだと思われていました。 特に1970年代から80年代、90年代まではそうです。 当時ほとんどの人は温暖化やそれによって生じる永久凍土の融解の問題に気づいていませんでした』

ランゲルらは、こうした産業用地の70%がロシアやアラスカ、カナダ、グリーンランドにあることを突き止めた。 一部の施設は打ち捨てられ、立ち入りも汚染物質の除去も困難になっている。 ほかの施設はいまも稼働しており、より多くの有害物質を発生させ、自然環境に流出させているという(ただし今回の論文では、どの施設がどのような状態なのかを厳密には区別していない)。

北極圏の温暖化に伴い、産業および軍事開発がさらに北に進み、汚染物質がさらに増え、さらに多くの人々が汚染物質に触れるようになると予想される。 そして土壌がどろどろとして柔らかいほど、重機による汚染物質の除去が困難になる。

「この論文が出るまでまったく知られていなかったのですが、スーパーファンド・サイト(廃棄物による汚染が深刻で浄化が必要であると米環境保護庁に指定された場所)かもしれない多数の場所が、北極圏の、さらには世界の自然環境で発生している可能性があるという見解は、かなり恐ろしいものです」と、米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)で永久凍土の汚染を研究している気候科学者キンバリー・R・マイナーは語る。 マイナーは今回の論文には関わっていない。「論文の執筆者がこの見解を採用して実際の地図に当てはめ、地表の下にある永久凍土が汚染されている場所を特定する。 その詳細を知ることになり、とても衝撃を受けました」

北極圏での人間の活動が状況を悪化させる
北極圏の永久凍土では、すでに多くの環境問題が発生している。例えば、油田やパイプラインからは油が漏れている。 軍事基地の周辺には放射性物質が埋められている。 有機塩素系の殺虫剤であるDDTなどは、樽に詰められてから埋められている。 採掘所は水銀などの重金属の排出で悪名高く、その他の場所はヒ素や鉛など極めて有毒な物質や化合物に満ちている。 トラックや重機はディーゼルオイルなどの液体燃料を運ぶが、そのような燃料は漏れやすい。

地盤がバリアになるくらい凍ることがなくなってしまうと、地盤に埋まっていた汚染物質は川や池に溶け出し、非常に繊細な生態系を破壊する。 「このような事態になると、北極圏で暮らす人々も危険な状況になりかねないと思います」と、ランゲルは語る。 というのも、汚染物質が飲料水に混ざるからだ。

汚染物質が混ざった水はやがて海に流れ込み、海流に乗ってよそへ運ばれる。汚染物質は風で運ばれることもある。 実際、すでに北極圏では、有鉛ガソリンの燃焼で発生した鉛の飛散が確認されている。 水銀も水中や空気中に入って採掘所から漏れていく場合がある。 「1~2世紀前の石炭や化石燃料の燃焼で発生した水銀は、いまも生物圏を循環しています」と、コロラド大学ボルダー校の気候科学者で、今回の論文には関わっていないが永久凍土内の汚染物質を研究しているケビン・シェイファーは指摘する。

北極圏での人間の活動によって永久凍土の融解は深刻になる一方だ。 黒ずんだ色の道路は太陽エネルギーを吸収し、土壌を暖める。泥を掘り起こして雪の上に放り投げると、通常なら周囲に光を反射するはずの白い雪が黒ずむ。 クルマのタイヤは土壌を壊す。

「環境条件はすでに急速に変化しています」と、永久凍土を研究するジョージ・ワシントン大学の気候科学者で、今回の論文には関わっていないドミトリー・ストレツキーは言う。 「ところが、そうした急激な変化のほかに、産業やインフラといった人間がもたらす影響も加わっています。 ですからこうした場所は、このような気候に関連する変化をさまざまなかたちで“増幅”させる中心地になってしまうのです。」

それならバイデン政権が3月半ばに承認したアラスカの石油採掘プロジェクト「ウィロー・プロジェクト」はどうだろうか? この新たな大型石油掘削プロジェクトも永久凍土で進められるのだ。 「パイプラインの敷設に何が必要になるか考えてみてください」とNASAのJPLのマイナーは言う。 「道路が必要になります。 人々が出入りして永久凍土を踏みつけていきます。 そして永久凍土の融解が進み、汚染の可能性が高まり、非常に脆弱なツンドラの地形が崩れてしまいます。つまり、有害な影響が積み重なっていくのです」

「サーモカルスト」が北極圏の生活を困難にする
今回の論文で考察されているのは「徐々に進む」永久凍土の融解のみである。だが、永久凍土はもっと急速に崩壊し、サーモカルストと呼ばれる穴が開く恐れがある。 氷が液体の水になると体積が減って地表にクレーターが形成され、クレーターの内部では極めて強力な温室効果ガスであるメタンを微生物が生成する。 その結果、大気がさらに暖まり、永久凍土の融解が加速するという気候変動の悪循環が発生する。

さらに危険なのは、北極圏が温暖化するにつれて森林火災が多発していることだ。 汚染されている場所で森林火災が発生すると、有害物質を含んだ煙が雲のように立ちのぼる。 そのせいで永久凍土の融解が深刻化する。 科学者が出した計算によると、アラスカ北部では1950年代以降に森林火災が原因でサーモカルストの発生率が60%増加しているという。

言い換えると、今回の論文の予測は「かなり控えめ」なのだと、ランゲルは語る。 永久凍土の融解は場所によっては、予測よりずっと速いかもしれないのだ。 永久凍土の融解によって極北の地の地域社会は、すでに変容しつつある。空港の滑走路は陥没し、道路は浪打ち、建物は崩れつつある。

「もはや将来的に生じるかもしれない漠然とした現象ではなく、今日こうして話している間にも生じています」と、コロラド大学のシェーファーは言う。 「永久凍土の融解でインフラが損傷を受けるようになると、復旧には多くの費用と困難を伴います。 このような地域は大変な遠隔地です。 復旧作業は1年のうち決まった時期、主に夏しかできません」

例えば、サーモカルストによって滑走路に穴が開いたら、空港の周辺に位置し空輸物資に頼っている地域社会は、物資の供給を得られなくなるかもしれない。そして飛行機での移動ができなくなると、北極圏の多くの場所から離れられなくなる。

「米国のアラスカとハワイを除く48州のようにはいきません。 飛行機でコロラド州へ行く場合、デンバーまで飛べないならコロラドスプリングスまで飛べばいい、というわけにはいかないのです」と、シェーファーは説明する。「空港などはどれも重要なインフラで、建設や維持が本当に困難です」

それでもこの新たな論文は、少なくとも問題が生じている場所を特定し、汚染物質の除去が必要な可能性がある場所を政府に指摘する第一歩となる。 このような科学的調査は出発点になるが、実際に問題を解決するには融解した土地に足を踏み入れる必要がある。 「ものごとをうまくやり遂げるには、まずその状況を判断しなければなりません」と、マイナーは言う。

次にとるべき措置は、米環境保護庁(EPA)が1980年代から始めたスーパーファンド・サイトの浄化のような大規模な取り組みだろう。 ところが、このような収拾のつかない状況を生じさせた原因である国や企業が多岐にわたることから、そのような取り組みがいつ始まるのか、そもそも始まるかどうかも明らかではない

これまで、氷の中に凍結された汚染物質はなかなか放出されないと思われていた。 しかし、氷の中のほうは分解速度が速くなる化学物質も多いことが分かり、科学者たちは南極や各地の氷に覆われた場所で、これらが環境に与える影響を調べている。

海を漂うプラスチック汚染の正確な実態について数値化した新たな分析結果を、
このほど国際的な研究チームが発表した。 試算によると最大500万トン近くのプラスチック粒子が世界の海に浮かんでおり、人体や生物への影響も計り知れないという。


人類は、なぜか無秩序・やりたい放題で、地球温暖化(むしろ気候激甚化)を進め『奇跡の星・水の惑星・緑の地球』を、『難しい環境=自然火災を起こしやすい星』にしつつあります。 この現代を『人新生』と呼んでいますが、すでに、気候激甚化で地球の気温が、現在の大半の生物には住みにくいレベルに上昇してきています。 一部の先生方からは『火新世』なども聞こえてきます。

偉い先生方やリーダーの、方々には、下記のCO2の排出の三大原因(日本の場合、全体の82%を占めるので根が深い)で頑張って頂きたいものです。
  • エネルギー転換部門(発電所などの)
  • 産業部門(工場など)
  • 運輸部門(自動車など)
山火事の原因の一つの温暖化対策は、みんなでやれる『節電・節水・節食、移動には自転車・バス・電車』と、政界・産業界のリーダーの皆様に頑張って頂く、CO2排出削減は次のビッグ3『発電・製造・運輸』で喫緊対策です。 みんなでやる『節電・節水・節食、移動には自転車・バス・電車』も、『発電・製造・運輸』へ大きく関連・影響しますので、80億人皆で頑張りましょう。
(記事投稿日:2023/07/24、#674)
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『トンガ海底火山噴火と津波で思い出したこと、鬼界カルデラ』 『親父を意識した「地震・雷・火事・親父」の諺は奥が深い、』

2023-07-23 23:22:58 | 地球・火山・地震・津波
『トンガ海底火山噴火と津波で思い出したこと、鬼界カルデラ』
『親父を意識した「地震・雷・火事・親父」の諺は奥が深い、』
『この諺の「地震」は地震・火山・津波を含む、広義の地殻変動のこと!』

鬼界カルデラ(直径20㎞)
阿蘇山カルデラ(南北約25km、東西約18km)に次いで世界第6位)
 
 ウエブ情報から引用

『奇跡の星』の上で『ミラクルジャパン』は、紆余曲折はありましたが、その都度『奇跡の復興・発展』をしてきました。 これからも、各界のリーダーの皆様には『部分(個人・家族・仲間)最適』から、狭い日本を『全体最適・格差縮小』を念頭にして、物事をおすすめ願います。 避けられない、人口減少・多民族国家の将来へ備えて…。

それでも、日本の地形的な背景を知ると、いろいろなことがあります。その代表的な例が、記録も観察も遅れている、地球上でも厳重観察の必要な巨大な『薩摩硫黄島(鬼界カルデラの外輪山の一角)VEI:7』を調べていきたいと思っています。
鬼界カルデラ
薩摩半島 から約50 km 南の 大隅海峡 にある カルデラ ・ 海底火山。 直径は約20 km 。 薩南諸島 北部にある 薩摩硫黄島、竹島 がカルデラ北縁の 外輪山 に相当する。 カルデラ中央海底には、単一の 火口 に由来するものとしては世界最大規模の 溶岩ドーム がある。 

今後の調査のための予備知識・備忘録として火山のこと調べてみました。
まずは、専門の先生方が選んだ、『「核の冬」ならぬ「火山の冬」』を起こすような、世界に7つある超巨大火山の名称と、VEI(火山爆発指数)値です。 日本の鬼界カルデラが入っていました。 この七つの内、五つは環太平洋火山帯ですので、「地震・雷・火事・親父」と言わず、万全の備えをしたいものです。 
 
  • アメリカ・イエローストーン                     VEI:8
  • イタリア・セージア渓谷          VEI:7
  • スマトラ島・トバ火山                             VEI:8
  • ニュージーランド・タウポ                    VEI:7
  • シャツキー海台             VEI:NA
  • オトンジャワ海台            VEI:8
  • 薩摩硫黄島(鬼界カルデラの外輪山の一角)VEI:7

VEI(火山爆発指数)
区分は、火山の爆発規模の大きさを示す区分。 火山そのものの大きさではなく、その時々の爆発の大きさの指標で,噴出物の量でなされる。 0から8に区分され、8が最大規模である。

『水の惑星・奇跡の星』の地球には、その地球を『核の冬』ならぬ『噴火の冬』にしてしまう『スーパーボルケーノ』がいくつもあります。 この星にある日本は、四枚のプレート(太平洋プレート・北米プレート・フィリッピンプレート・ユーラシアプレート)交差点にある『奇跡の島国』です。 日本にもスーパーボルケーノまでは言えませんが、次のように巨大カルデラ・コールドロン、❸~❺が存在しています。

世界には、『噴火の冬・氷河期』を起させるほどの、巨大火山噴火の痕跡・カルデラはあります。 トップ5;
❶南北約70km、東西約50km  米国のイエローストーンカルデラ
➋南北約100km、東西約32km  インドネシアのトバカルデラ 
❸南北約32km、東西約37km  日本大崩山(コールドロン))
❹南北約26km、東西約20km  日本の屈斜路カルデラ
❺南北約25km、東西約18km  日本の阿蘇山カルデラ
これらに続くのは、南北約11km、東西約8km日本の箱根カルデラです。
先ずは❷~❺は、かなり安定しています。 

トンガ海底火山の大規模な噴火が発生したのは、日本時間の2022/01/15-1300ごろ。 この『トンガ海底火山噴火と津波』は、大気の波動による気圧の変化だけでなく、噴火に伴うカルデラの陥没や海底地滑りなど、海底の地形が変わったことで発生した波が、さらに津波を高くした可能性も指摘されています。 しかし、火山周辺を調べないと分からないことが多く、謎の多い今回の津波について、多くの専門家が今後さらに詳しい調査や分析を進めることになっています。

地球温暖化によって地殻変動のスピードを早めているとの説があり、彼らによると温暖化が気候変動と地震を引き起こすそうです。 過去の歴史を辿れば、
 気候変動と地殻変動は関係しているように見えるようです。

先ずは、津波のことをウエブ情報で再確認します。
津波(波長は数百km)は、地震や火山活動、山体崩壊に起因する海底・海岸地形の急変により、海洋に生じる大規模な波の伝播現象である。 まれに隕石衝突が原因となったり、湖で発生したりすることもある。 強風により発生する高波(波長は数百m)、台風や低気圧が引き起こす高潮、原因が解明されていない異常潮位とは異なる。 1波1波の間隔である波長が非常に長く、波高が巨大になりやすいことが特徴である。 地震による津波では波長600 km、波高5m超のものが生じた事がある(津波が陸上に達するとこの値は大きく変わる)。

トンガ海底火山噴火と津波
2022/01/15、トンガ沖の海底火山の噴火、トンガの首都ヌクアロファの北方約65キロの沖合にある。 最後に噴火したのは2014年。 科学者らによれば、15日に噴火するまで約1カ月にわたって噴煙が観測されていた。 

その後、摂氏1000度前後のマグマが上昇し、摂氏20度の海水に触れたことにより、瞬間的に大規模な爆発が生じた。 海面に出ていた島の大部分が失われたことを考えると、今回の噴火は海底火山のカルデラが陥没するタイプの噴火だったのではないか

今回の海底火山の噴火は8000kmも離れた日本にまで予期せぬ影響をもたらした。
『海中にある火山が噴火した場合、山が崩れる(山体崩壊)ことで津波が起こることは分かっていましたが、今回の津波発生のメカニズムは今まで認識されたことがないものでした。 またトンガの海底火山噴火で、太平洋のどこかで津波が発生した場合には、後から来る波と重ね合わさることで、日本列島沿岸地域は太平洋の島々と比べて波高が高くなることも確認されました。 今後はこうしたことにも警戒が必要です。』

常日頃から、世の中で一番怖いのは『核の冬』、これは狂った独裁者と併せて怖い、その次が『火山の冬』と、思っています。

火山の冬
大規模な火山噴火によって,大気に大量の火山灰や硫黄酸化物を含んだ火山ガスが放出され,それらがエアロゾルとして大気にとどまって,太陽光をさえぎり,気候が寒冷化する現象。 535年の大規模な噴火はインドネシアの文明に歴史的な断絶を引き起こした。 ジャワ島西部にはカラタンと呼ばれた高度の文明が栄えていたが、6世紀以後姿を消した。 
また、世界各地に異常気象をもたらした。 その痕跡は樹木の年輪から歴史文書に至るまで広範囲に亘っている。 この巨大噴火による気候変動を発端として、東ローマ帝国の衰退や、ネズミを媒介とするペストの蔓延、歴史に残らぬ暗黒時代の惨事の数々、イスラム教の誕生、ゲルマン人等によるヨーロッパ侵攻、中央アメリカのマヤ文明の崩壊、少なくとも4つの新しい地中海国家の誕生などが起こったと推論できるとされた。

トンガ海底火山「フンガ・トンガフンガ・ハアパイ」の位置関係
噴火したのは日本からおよそ8000キロ離れたトンガの海底火山、首都ヌクアロファのあるトンガタプ島の北およそ65キロの場所にあります。 トンガ海底火山噴火が、地球史上の過去の噴火で推定できたランキングと比較、どのくらい大きな噴火だったか調べてみました。 

観測史上最高で、地球大気の対流圏や成層圏を突き抜け、中間圏に到達していた。 見かけ噴出量は6-7km3、火山爆発指数は少なくともVEI-5と推定され、噴火によって発生した衝撃波(空振)は1883年クラカタウ噴火に匹敵する規模であった。

この噴火で太平洋のほか、インド洋、大西洋など世界各地の沿岸で潮位変動が観測された。潮位変動は、トンガで最大20m、ペルーで2m、カリフォルニア州で1.3m、日本で1.2mなど。 またパース大学の研究によると、発生直後の津波の高さは90mに達したとされている。 この潮位変動の発生メカニズムは、大気圧によるもの(気象津波)と、噴火による急激な海水の移動(津波)が混在したと考えられている。(波は水の上下動、津波は海水の移動

標題、『親父を意識した「地震・雷・火事・親父」の諺は奥が深い、』『この諺の「地震」は地震・火山・津波を含む、広義の地殻変動のこと?』に従い、これからもいろいろ調べて勉強をしたいと思っています。
(記事投稿日:2023/07/23、#673)
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『世界の奇石・奇岩 4(柱状節理の不思議 アイスランドに世界最大規模)』 『2009年に、近くに水力発電所が建設され、川の流量が減り、水位が下がり、岩柱がそびえ立つ風景・驚きの光景が』

2023-07-15 11:35:54 | 地球・火山・地震・津波
『世界の奇石・奇岩 4 (柱状節理の不思議 アイスランドに世界最大規模)』
『2009年に、近くに水力発電所が建設され、川の流量が減り、水位が下がり、岩柱がそびえ立つ風景・驚きの光景が』
『恥しき錯覚、大西洋中央海嶺北端がアイスランドで陸上に出現?』

ストゥズラギル渓谷 アイスランド
 ウエブ情報から引用

アイスランドには沢山の秘境が存在。 グリューブラブーイの滝、クヴィートゥセルクールの岩、ホルフロインの溶岩原、ヴィクナスロージル、スタックホルツギャオ峡谷、ショウルスアゥルダルル渓谷、フャズラオルグリューブル峡谷、キョルルの山道、グリームルの滝、数え上げるとキリがありません。 

しかし、アイスランドは広大ですのであまり知られていない秘境も数多く存在します。 その一つがアイスランド東部にある秘境の一つ「Stuðlagil Canyon(ストゥズラギル渓谷)」。 この渓谷は、細長い玄武岩の柱が連なって出来たとても短い渓谷で、秋になると色が変わる川が流れています。 

また、5月1日から6月10日までの期間はコザクラバシガンの群れが繁殖し、峡谷に沿って産卵するので、その期間は鳥を邪魔しないようにマークされた小道を守りながら進むように求められます。

柱状節理は六角形が多いとはいえ、四角形、五角形、七角形もあり、世界中のどこでも見ることが出来ます。 これからは三角形の柱状節理を紙上探索します。 やはり『宇宙船地球号』は『奇跡の星』です。 大事に、まもっていきたいものです。
(記事投稿日:2023/07/15、#671)

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