知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『巨石文明石造物にはロマンが(オーパーツと呼ぶには巨大過ぎ)』 「敬虔な信仰心から・威厳の象徴からか、超巨大化した石造物は置き去りに」

2024-09-14 07:52:05 | 歴史・世界

    『巨石文明石造物にはロマンが(オーパーツと呼ぶには巨大過ぎ)』

「敬虔な信仰心から・威厳の象徴からか、超巨大化した石造物は置き去りに」


オーパーツは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す。 英語の「out-of-place artifacts」を略して「OOPARTS」とした語で、つまり「場違いな工芸品」という意味。

米国の動物学者で超常現象研究家のアイヴァン・サンダーソンの造語で、同国の作家、レニ・ノーバーゲンの著書を通じて一般に広まった。 サンダーソンは発掘品の類のみを指す言葉だとして、伝世品の類はオープス(OOPTH; out of place thingの略)と呼ぶことを提唱していた。 

ただし、ノーバーゲンは伝世品も併せてこう呼んでおり、現在では伝世品も区別せずにオーパーツと呼ぶことが多い。


 『バールベックにある「ジュピター神殿のトリリトン」』

(紀元60年頃に完成)

ウキペデイア情報から引用

通称「トリリトン」(驚異の三石)と呼ばれる三つの組み石で、バールベック遺跡の象徴でもあるジュピター神殿の土台に使われている三石の大きさは、長さが約18メートル、高さと幅は約4メートル、重さは650トン~970トン。 建築物に使われた切石としては世界最大である。 人力では15,000人の人間が必要な計算になるが、それだけの人間の力をまとめて石に働かせるのは現実問題として不可能であるとされている。


『通称「南方の石」と呼ばれるバールベックの巨石』

(紀元前3000年頃、建築物には使われていない切石として世界最大)

ジュピター神殿から南西に約1キロ離れた場所に存在している。 その大きさは、長さが約21.5メートル、高さ4.2メートル、幅4.8メートル、重さはなんと2000トンもある。

ウキペデイア情報から引用

この巨石が存在している場所が「石切り場」であること。 南方の石は地上に露出している部分は四角く加工されているが、下の部分は土に埋もれている。 そして、この石が動かされた形跡は、発見されていない。

 

南方の石は、もともと自然にあった巨石を他の石と同様、まずは加工してみたものの、その後、何らかの理由で切り離しや移動は行われなかった。 そのあまりの大きさゆえに断念され、そのまま放置されたのだと考えられる。


最大のモアイ像(正確な年代は不明ですが、7世紀から8世紀ごろ、土台が作られ始め。モアイ像は10世紀ごろ)

モアイ像は、耳が長く足のない男性の上半身を一様の手法で表したこの石像は、そのほとんどが約4.5ⅿないし6ⅿの高さ持つが、最大のものは20ⅿ(5階建てのビルより高い)を超え、重量は10トンから、最高90トン。

作成中で完成できずギブアップした、長さ(高さ)21m、重量約270トンにも及ぶものもある。

 

ウエブ情報から引用


これらの巨石は人力では運搬不可能か?

さて、南方の石に動かした形跡がない。 しかし「トリリトン」のほうは実際にジュピター神殿の土台に使われており、石切り場からは1キロ離れた場所に存在している。

しかも最大970トンの石を運ぶのには1万5000もの人手が必要となり、現実には運搬不可能だとされている。 トリリトンはやはりオーパーツなのだろうか。

過去にはトリリトンよりも重い石が運ばれた実例が見つかる。それは今からおよそ230年前、ロシアのエカチェリーナ2世がピョートル1世の騎馬像をつくらせた際、その土台に使う石を運んだときのも。 この土台の石は重さが1,250トンもある巨大なもので、石切り場から騎馬像のあるサンクト・ペテルブルグまでの約6キロの道のりを木製のソリにのせて人力で運ばれた。 そのためこの例を見れば、たとえトリリトン級の巨石といえども運搬不可能だとは言えない。 運搬方法は存在すると考えられる。

 

『ピョートル1世の騎馬像』(建設は1770年に開始、1782年に完成)

ウキペデイア情報から引用

木製のソリによる巨石の運搬は、古代エジプトのレリーフにも描かれている。古代エジプトでは最大約1000トンの石の巨像を、ソリ、ロープ、滑車、テコなどを使って運んでいた。 ちなみにトリリトンが土台に使われているジュピター神殿はローマ人によって建てられたもので、彼らは神殿建造当時、木製の大型クレーンを開発して使っていたこともわかっている。

現代の最新技術でも吊り上げ・運搬不可能か?

現代の最新技術では、バールベックの巨石級の重さでも吊り上げ運搬可能な重機が存在している。 たとえば、

無限軌道クレーンの「CC8800-1 Twin-kit」では、最大3,200トンまで吊り上げ可能。

❷また海上での使用に限られるものの、日本のクレーン船「海翔」は最大吊り上げ重量限度が4,100トン。

❸陸上での運搬では、日立物流では、「ユニットドーリ」と呼ばれる特殊トレーラが、最大3,226トンの重さまで運搬可能だという。

 

つまりバールベックの巨石でも十分に運べることがわかるが、時代が違うので

比較にはならず、何とも言えませんが、実際に運ばれており『埋もれた技術』を探す楽しみが出来ました。

(記事投稿日:2021/08/17、最終更新日:2024/09/14、#374)


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