タケノコの調理ポイントのひとつは、部位によって固さに違いがあるので、
料理をかえたり、切り方を変えることです
このお餅には、どちらかというと根元のかたい部分を使った方がしっくりきます
小さく刻んだタケノコを、ナッツのような印象でいただく和菓子実は、根元部の方が先端の絹皮や穂先、中央部に比べ甘いんですね(^_-)-☆
お味は黒砂糖ときな粉のミルク風味で、このお餅も大変好評でした
黒砂糖のミネラル感たっぷりの健康的な甘みに、ミルクきな粉の味がして
もっちりしたお餅の中に、タケノコが程よいアクセントとなっています
時期的にも、わらびの根からとった、100%本わらび粉を使ってみたかったのですが、
一般的に売られていないので、市販の「わらび粉」(大体、さつま芋でんぷん)を使用しました
片栗粉でも代用できます(元々は、かたくりの球根からとったでんぷん。現在の市販のものは大体が、ジャガイモでんぷん)
本来のわらび粉は、灰褐色でクセがないんです
そして!このお餅は、作る途中に、なんと薄いクッキーも出来上がってしまうという
一度に、二度美味しいお菓子ご紹介でした有良 明美の余談話
他にも、塩ゴマ味のお団子も作りました
根元部を摩り下ろし、ごま油と塩、でんぷんを混ぜ込んでラップをして蒸しただけ
(スが入ってもよければ、レンジ調理でも可。粉をまぶして揚げてもおいしいですよ~)
私は、これにエビちゃんを入れたのが好きです
4/24・25・26と一連の記事(日記)になっています
別日のものも是非!お読みください(^^)v
今日のレッスンは「タケノコ」
春を告げる食材の一つ
竹の地下茎が地上に出た部分を食用としています
(本日から三日間、4月24日に開催した料理教室のメニューをご紹介させていただきます)
【竹林】
「ちまき」
ちまきは2千年も昔から続いている伝統食
中国でも5月5日の端午節に作ってお供えし、いただきます
今回のちまきは、炒めたもち米にタケノコをはじめとする7種類の具材を混ぜ込み、味をつけて蒸したもの
タケノコにも色々な種類がありまして、黒々としたマダケの皮でおにぎりを包むこともできるんです
自宅での試作はタケノコの皮に包み、上からラップをかけて蒸し上げました(^^)v
(お教室では、アルミホイルに包んで蒸し上げ、竹の葉、笹の葉での包み方をご紹介)
なお、肉ちまきのもう一つのメインであるお肉は、3種類のミンチ肉を用意しての食べ比べ
鶏肉、豚肉、鶏&豚の合いびき肉
もち米のコクにピッタリ合う、豚肉100パーセントが断然おいしいと人気でした
他の材料はFM周南で放送した炊き込み飯と同じです こちらをご覧ください↓crick
『スクスクと5月の節句を前に、タケノコの炊き込みご飯』
タケノコは、栄養価はさほど高くないものの、アスパラギン酸やグルタミン酸を含み、それが旨みのもとを作ります
切り口に現れる白い粉は、でんぷんやチロシン
チロシンはアミノ酸の一種で、脳の活動を高めるドーパミンの原料となります
少し前までは、体に害があるので取り除くよう言われていましたが、今は食べても問題ないとされています
タケノコに期待されている効能は、高血圧予防、ダイエット、頭脳疲労の回復
食元繊維やカリウム、ビタミンEが多めの食品です
【チロシン】有良 明美よりひとこと
このちまきは、お誕生日会にを持って行くと大変喜ばれていた、母、直伝のレシピです
それを、レッスン用に完成させました
蒸す前でも、蒸した後でも冷凍保存できるので、是非!作りだめされておくとよいですよ(^^)v
昨日に引き続き、今日も「マテ貝」のお料理のお話を…
貝のバター焼きをする際、出てくるお汁もおいしくて栄養があるので、
私はワッサリとした色の濃い葉物をいれることがほとんどです
緑黄色野菜は、油分と一緒に摂取することで栄養の吸収率がUP
ちょっとしたひと手間が、お野菜を多めに召し上がる工夫
もちろん、万能ねぎを入れることもありますよ(^^)v
ここをcrick→3/17日記『貽貝(イガイ)とセリのインペパータ ディ コッツェ』
更にここをcrick→3/25日記『はなっこりーとマテ貝の酒蒸し、バター風味』
さて、イタリアでは二枚貝の料理をする際、
食中毒の予防(ノロ?:未解明の部分が多いウイルス)の為白ワインで貝を蒸しをします
ウイルスの数が増殖するほど、体に対する被害も大きくなるので、
私は基本的に、採ってきて砂出ししたものはすぐ酒蒸し(又はワイン蒸し)にして保存しています↓
【ラーメンにトッピング、ちゃんぽん風に…】
【マテ貝のぬた和え】有良 明美の余談
昨年、一時期に沢山の貝を食べた時、たまたまかもしれないけれど夫の血液の検査に悪影響が出まして
それ以来、蒸した後冷凍保存し、小出しにすることも習得しました(^^)v
お料理は、他に小さく刻んで混ぜご飯にしたり、飽きたころにかき揚げにしてみるのもGoodです
以下、マテ貝について「ぼうずコンニャクの魚貝類図鑑」より…
市場での評価/関東では希に入荷してくる。値段はやや高め。
主な産地/大分県、山口県
雑学/季語・歳時記では春。
選び方:生きているもの。殻が開いていないもの。身がやせていないもの。
味わい・栄養:旬/冬から春。 熱を通して、食感がよく甘みがる。 汁にしてもいいだしが出る。
調理法/焼く、ゆでる、煮つけ、佃煮、酢の物、ぬた
食べ方/いちばんうまい食べ方は焼くである。
殻つきのまま強火で焼いてしょうゆと酒を合わせたもの、生醤油、だし醤油をじゅっと振りかける。 焼き過ぎないのがうまい。
マテガイは直火で短時間焼く。殻が焦げるものの身は焦げない。焼き上がったら煮切りみりんと醤油を合わせたものをじゃっとかける。
いちばんオーソドックスな料理法はゆでる、かもしれない。古く千葉県内房などでは、マテガイを浜ゆでにして出荷していたという。
甘みが強く感じられて美味。ただし泥臭みのある場合、余計に強く感じてしまう。単に塩ゆでして食べてもうまい。ただゆですぎないこと。
煮つけ、佃煮にしてもいい。
みそ汁にしてもいいだしが出る。
また寿司ネタにするならゆでるだけでいい。
すばらしいレパートリーの多さですね(^^)是非お試しあれ
この食材と初めてであったのは、子供のころの貝堀りで…
そしてその次は、イタリア人料理教室のアシスタントをしていた二十歳過ぎ
料理教室で使っていたころは、大きさ、色があまりにも違っていたので、同じものだと気付いてなかったんですね~
写真は、ボンゴレ(あさり)のパスタを繊細にしたようなお味の料理で
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノベースに、プチトマトを加えた「マッキアート(染み)」スタイルといいます
他に、トマトの全く入らない「ビアンコ(白)」と「ロッソ(赤)」トマトソースベースがあり
刻んだイタリアンパセリを散らしていただきます
(写真は、わかりやすいようドカンとのせてます)
マテ貝の殻は薄くもろいので、お料理の際、そこに気を付けるといいんでよ(^_-)-☆
【マテ貝のブロードズッパ】
お味噌を入れない「澄ましスタイル」が好きです
肝臓に良さそう!
【夫「進」、マテ堀りに出動!】
【マテ貝が飛び出てきたところ】有良宅での会話・他
マテ貝は、細長く長さ15センチほどになる、薄茶色をしている貝
地域的に生鮮食品として流通しているようで、 東京では見かけたことがありませんでした
加工品も見たことがなく料理教室開催の時、特別に取り寄せた覚えがあります
その色は黒く、大きさも太く立派でした
内臓と皮のバランスから、夫は小さ目の方が旨いと言ってまして~♪
私は、殻が付け爪になりそうね~…と思いつつ食べました(^^)明日も、マテ貝のお料理ことについて触れていきますね
山菜の女王と呼ばれる「こしあぶら」
最近、タラの芽をしのぐ人気ぶり
それを、さっと塩ゆでしてきざみ、炊き立てご飯に混ぜました
【タラの芽の素揚げ】
「こしあぶら」は、そのまま生で少しかじってみると、
山菜の中ではやさしい味と香りで、食べていると心を穏やかにしてくれます
例えるなら、セリのような爽やかな味とアスパラガスのような食感…
卵とじにきざみ穴子とともに入れると、山椒のようなイメージで、香りを添えてくれます
(まるでうな重に、山椒の実を粉末が添えてあるよう)
【こしあぶらと刻み穴子のたまごとじ】
【山椒の若芽】
下の写真は、斜面のず~っと上の方まで紫の小花咲き誇り、風に揺れているところ
あまり上手く撮れてないけど、綺麗でした
植物っていいですね、心が洗われます