礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

日本は、いろんな意味で「ムラ」社会ですから

2022-12-09 05:44:17 | コラムと名言

◎日本は、いろんな意味で「ムラ」社会ですから

 今月五日、スペイン文学研究者・映像作家の星野弥生さんから、お手紙をいただいた。その中に、拙著『村八分』についての御高評があった。ご本人のお許しを得たので、その個所を紹介させていただくことにする。
 
「村八分」をお送りいただきありがとうございました。お礼がこんなにも遅れてしまい申し訳ないです...
 すごく、おもしろい! です。本は、だいたい「つんどく」のですが、今回は、ん? と思って、 つんどく前にページをめくり、気が付いたらずいぶん読み進んでいました。
 二宮尊徳のことにも触れられていて、それもビックリ。私の知り合いで、神奈川県二宮市に、二宮尊徳の子孫という女性がおられます。読んでいて、一気に親近感が増してきました。
 日本は、いろんな意味で、いろんな場面で「ムラ」社会ですから、当然「村八分」も起こるわけで、いやな気分にさせられることも多いですね。とくに、私なぞ、「ハズレて」ますから。
 先週、熱海のホテルに合宿があっていったのですが、旅行に対するごほうびだか、プレミアムだかで3000円を返金するというのですが、曰く「ワクチン証明書」を持ってこい、と。それがない人にはあげません、と。ワクチン打ってない人はホテルに来るな、というのならまだわかる。でも来させておいて、そこで差別をするというのはナンなんだ! と、接種していない私は怒りましたね。誰もそんなことを変だ、と思う人はいなくて、私は村八分にされた気分でした。あんたは「非国民」と言われているようなものです。

 星野さん、御高評ありがとうございました。ところで、星野さんのお手紙には、22.11.29.18-24という消印があった。わが家から、それほど離れていない郵便局の消印だった。先月二九日に投函された手紙が、六日間もかかって届いたことになる。郵便局も、人手不足なのだろうか。

※わが家の周辺では、今月七日に初霜が降りた。驚いたことに、その日の朝も、アサガオが花をつけていた。ただし、二輪のみ。五弁の貧弱な花で、とてもアサガオには見えなかった。翌八日、すなわち昨日は、もう、ひとつも花は見られなかった。

*このブログの人気記事 2022・12・9(9位に極めて珍しいものが入っています)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする