民間人になって1年半経過しました。
最近の仕事は時給で動いています。時給としては結構な金額をいただいていますが、よく考えてみると、研修講師すれば資料を作ったり、調べ物をします。講義の準備もしていますが、その時間が実際の時間の倍もかかります。雇うほうは高いと思われますが、もらうほうとしては時給は3分の1程度になります。忙しいのはこの時間が多いからだと思います。
基本的に大学の教官等と自営者の違いはこの時間が含まれているかいないかのことです。同じことが公務員の旅費の考え方でもあります。給料をもらっているものが動くのと、そうでない自営者が動くのと同じ考えです。いくら遠方で時間がかかってもそこで働いた時給だけで、移動時間はまったく関係ありません
現役の頃は、遠くから招聘しても旅費をはらっているから当然と思っていましたが、民間人になりこの考えが役人的な発想と気がつきました。
建築業は諸経費と言う項目があります。私達も諸経費を計上したいですね。また色んな商売にはそれぞれの値段がありますが、まずおいくらですかと聞いて当たり前だと思います。しかしこの業界は向こうが決めています。これも考えればおかしいことですね。
今日は少し愚痴を書きました。でも本当の事だと思いますが…。