小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

教員の働き方

2018年08月16日 | 心理
教職員相談を行っている(メンタル系)

当県では臨床心理士が県立学校を年6回~12回巡回している

長時間勤務の相談をよく聴く

メンタル不調者も多い



教員の給料はあらかじめ時間外分4%が加算されているので

通常の残業は手当は出ない

民間の人に話すと皆さんびっくりしている

「お金を貰わないで・・・信じられん」


最近、まずは部活から見直すことが検討されている

生徒の生活や健康の視点と、教員の長時間業務抑制が目的である

しかし現場からは賛否両論が寄せられている



以前の県職員も似たような状況があったが、人件費の削減が理由で総時間外労働動の上限が決められて、これが徹底的に強化された。

部下が月80時間を超えて残業をすると、トップが人事課へ呼び出された。

私も3回、呼び出されたが児童虐待対応の時間外だったので、結果職員増員になった

当時は現場の反発も強かったが今では常識(20年近くかかったかな?)

たぶん学校も4%が無ければもっと早くからいろいろ手を打つことができたと思う

言ってみれば高プロの先取りのようなもの



出雲市の学校は、この夏休みお盆の一週間は電話が留守番電話になった

少しでも夏季休暇が取りやすい措置

実態を把握するために全校タイムカードが導入された



子どもの相談でいろいろな職業の方の子どもの相談を受けるが、核家族で教員の共稼ぎの子どもは親も大変だが、子どもも大変だ

私の母が弟夫婦(教員)の孫を見ては「我が子をほっておいてよその子に一生懸命」と言っていたが・・


どこかできちんとした対応が必要だと思うが、まずは教員自身が変わる必要があると思う




今日は雨、ゴウヤも朝顔も生き生きしている