明日の対談の参考にと映画「さまよう刃」を観ました。
理不尽な獣のような少年に殺害された娘の仇を狙う父と、心情的に応援する刑事やペンションの親子などを描いた作品です。
中でも印象に残った場面は若い刑事が「おれたちは人を守らずに法律を守るのか」というせりふのところでした。犯人が未成年である設定のため、少年法をどのように解釈するのか、観衆に答えを投げかけていました。
でも、作品の中の少年の設定が凶悪すぎて、ついつい殺人者の父親に心情的に共感し、観ながら何度も冷静にリセットしようとしても出来ない作品でした。少年法の問題点だけではなく、理念との葛藤をもう少し多く入れて欲しい気もしました。
また、報道被害の場面もしっかり入れながら、被害者の復讐にいたる気持ちも映像化して欲しかったです。
でも、いい映画でした。
昨年、本村さんと対談した時の彼の気持ち、今回の映画の寺尾聡の父親、共通するものを感じました。とにかく被害者が守られ、声が上げられる社会の実現が大切です。
明日は、どんな話しになるのか多少心配です。
金曜日の夜ふたまた丸宮崎さんから「天気悪いが来るの」との電話。
連れも一緒なのでとにかく行くことにしました。七類回ったとたんにフェリーが揺れだす。「なんで?」毎日穏やかな天気なのにうねりが大きく不思議でした。
来居から渡船に乗ると「夕べは夜中に電話があり」早朝撤収したが大変だったとの事。風は南東、波は北東、まもなく南西の強風が吹くという最悪な条件。冠の先は真っ白という事で内海にUターン。
南西の強風を予測して唐橋鼻の内側に上がった。鯛は一級場だがここでグレは鯛の外道で出る程度。しかも藻が大分大きくなっている。取り込みはどうしようと思いつつ開始。
コッパとウマズラの嵐。後は木が茂り仕掛けが飛ばせにくい。昨年知り合いが午前中に80センチオーバー3枚70センチオーバー2枚をつり午後のフェリーで帰った場所。
鯛の仕掛けは持参しなかったので、ひたすらコッパと格闘するとだんだん藻を浮かせる調子がわかっるようになって来ました。夕方、全く動かなかった潮が少し動いたところすぐサイズアップ。27~28センチがコンスタントに連れるようになったが、藻があるのでひたすらごり巻きで浮かせる。
30オーバーが出たところで渡船の迎え。すぐ隣の磯では51,5センチのグレが出ました。夕方も不思議にアジが出ませんでした。結局南西は吹かずのままでした。
今朝は南西の強風。8時頃には寒冷前線通過の予定でとりあえず南西と西が防げる場所で開始。しばらくすると島後が暗くなり見えなくなった。東に太陽が昇るが北は真っ暗。すると5~6分無風になるが次の瞬間すごい風が北から吹き付けてきた。とにかく飛ばされるような大風。寒冷前線のすさまじさを感じました。
その後風を遮断される場所を求めて移動。土砂降りの中風のない場所で1時までねばりましたが集中力は切れてしまいました。
いつもは仕事が終わった次の日、半日の釣行ですがつりだけを目的にした釣行は今年二度目です。再来週は仕事後今日のリベンジをしようと思っています。
写真は南西風ですが、急に逆の風に変わりました