晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

積み重ね

2017-06-12 06:03:54 | 地域の文化や出来事
いつもの日曜日の午前中は、
ゆったりと一週間の仕事の疲れをとったり、
連れだってコーヒー屋さんで談笑したり、
変わらずいつものように畑で精を出す姿が見られます。

昨日はそんな50戸足らずの山里で、
ほぼ全員が参加して防災訓練を実施しました。
この地は63年前の集中豪雨の山崩れと濁流で、
全戸の半数以上で全半壊と3人が犠牲となる未曽有の災害を経験しています。

異常気象や大地震の頻度が高まっており、
かつ急傾斜の山に囲まれた集落は、
如何にどこへ逃げるかが最大の課題です。


行動開始のサイレンが鳴ってから、
隣組である班ごとに先ず全員の安否確認を行いました。


続いて地区を二つに分けて県職員から急傾斜危険ヶ所の説明を受けました。


その後歩いて地区センターに全員が集まり、
順次座学や防災機器の説明です。
非常用発電機と投光器です。
カセットボンベで動く優れものです。


この機材は孤立避難を想定し、
今回の訓練を契機に防災会で管理となりました。

避難所での囲い付き避難スペースです。


食べれば出さねばなりません。
簡易トイレです。


避難のための最新で正確な情報の収集は防災の一歩です。



非常食の試食もしました。
湯を入れればすぐに食べれます。


昼ごはんがいらなくなるほど満腹です。
残ったのを夕食でもいただいたがそんなにまずくなかった。


最後に市長と県会議員から講評をいただいて、
私からも少し話をさせてもらって訓練を無事終えることが出来ました。


今回の訓練は県と市の応援を得て、
さらに入鹿(地元)力が高まったと思います。

朝の8時から12時過ぎまで動きっぱなしだったので、
午後からは昼寝をしたりゆったりと過ごし何もせずに過ぎていきました。

< 防災は先ず訓練の積み重ね >

コメント (6)
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