晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

お助け小屋

2019-12-26 06:09:12 | じねんじょ
このところ畑へ行けていない。
まだ未掘りの自然薯があるが、
部会研修畑や部会員の畑で掘って販売依頼された薯で冷蔵庫がいっぱいのため、
我が畑の完全収穫は年を越しそうです。

やっとムカゴの選別が終わりました。
目を凝らして一粒づつ良否を判定する作業は根気のみか。

このところ連日自然薯を求め車を飛ばして我が作業小屋に来訪される。
昨日も長久手と名古屋から来られた。
東京の実家から都会ではどこにも自然薯が売っておらず、
嫁ぎ先の長久手で探してくれと言われ、
近隣で探してもなくやっとネットで見つけたのが我が菜園です。
さしずめ「じねんじょのお助け小屋」ってところか。
帰省する正月のお土産にするそうだ。

高速道路を使ってまで求めたくなる自然薯です。
スーパーに並ぶほど作りたいが、
栽培の難易度が高く手間もかかるため、
予約された方へ届けた後はせいぜい産直市場へ出荷するくらいです。
栽培者を増やしてもっと自然薯の裾野を広げねばとの思いが募る。

< 高速飛ばし見つけし薯年始食 >

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何でも小屋

2019-12-25 06:12:41 | 仲間たち
師走も残り少なり今日あたりから寒さが本格化するとのこと。
それにしても暖かい。
スタッドレスへの履き替えはしなくて良さそうだ。

今月はこの小屋に籠る日が多くなった。
私の作業場兼打合せ室兼遊び場です。

さほど広くない室内には大型業務用冷蔵庫や冷凍庫や流し場などがあって、
中央には作業台にもBBQにも使えるテーブルや椅子がある。
今は大型ストーブで部屋を暖めている。

昨日は市役所で農業を担務する産業課の幹部がやってきて、
ここで行政としていかに農業者(団体)を応援していくか話し合った。
正直じねんじょづくりに精を出している一生産者としてと、
広めることを担う団体として言わせてもらうなら、
市の支援メニューはほとんどかみ合わない。

独自に10人のサポーターを集めて次の農業者を育成しているが、
こういった事業こそ物心両面で応援して欲しいものだ。

全市的に眺めても農業は縮退の一途で、
これでは何年か先に道の駅が開所されたとしても、
並ぶ農産品が全て市外産だったら洒落にもならない。

来年2月に市内の農業者団体を集めて意見交換会を開催したいとのこと。
少しずつ変わってきていることは感じるが、
役所もJAも的確で本気になって汗を流してほしいね。

< 農のゆくえ語る年の瀬 >

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野鳥も師走

2019-12-24 06:11:49 | 山野草鳥獣花
一年を通して見かける野鳥にハクセキレイがいます。
春に畑を耕せばトラクターの後を追って出てきた虫を啄ばみます。
秋には空中でトンボを捕獲するとか。
餌の少ない冬では道路や畑のあちこちを行きあい餌を探しています。

セキレイの仲間では他にセグロセキレイとキセキレイがいるが、
ほとんど見かけなくなってしまった。
どうやらハクセキレイの繁殖力が強くて、
生態分布に変化が起きているようです。


セキレイは尾を上下に振る動作が可愛く、
人をそれほど警戒しません。
神話にも登場しウィキペディアにはなるほどと思う記述があって、
古来から人々の暮らしに寄り添ってきた。

駐車場などで行き来しているのは、
人がこぼしたパンや菓子の屑をいただいたり、
家の近くで繁殖して蛇などの天敵から身を守っているようです。

今年も残すところ一週間です。
やり残しがないかと見渡したら年賀状だ、
全く手をつけていない!
木曜日が雨模様だから作成はこのあたりかな。

< 鶺鴒動き微笑む師走かな >
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師走の日曜日

2019-12-23 06:10:02 | 仲間たち
師走の日曜日は来訪者が多い。
昨日もネットで見たからと名古屋から高速を飛ばしてこられた。
グーグルで自然薯菜園入鹿と入力すれば表示されるので、
スマホを持っている人には便利になったものだ。
それでも迷ってはいけないと生産直売の幟を立てた。

午後からは予約いただいていた旧知の女性二人がやってきて、
しばし若き頃の懐かしの想い出やら近況を妻も交えて語り合った。
どちらも60代後半となり仕事はほぼリタイヤーし、
趣味や文化活動に勤しんでいる。

一人は10年以上前に長野県の白馬の麓にあるペンション跡地を購入し、
別荘として月に2回ほど通っているとのこと。
そこにフジバカマを植えたら「アサギマダラ」が寄って来る。
その蝶の羽にマジックで連絡先を書いたところ、
何と一ヶ月後に関西方面から電話が入ったと言うでないか。
渡り鳥のように季節で移動する不思議な渡り蝶のようだ。

是非別荘へ遊びに来てくださいのお誘いに、
高速を使っても片道3時間半のドライブは辛いけど、
行ける時に行かないと後がないなと心動いたが・・・

<師走に話弾む若き日の友 >
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これが湿害

2019-12-22 06:22:27 | じねんじょ
部会の研修畑で収穫した自然薯を持ち帰って、
軽く水洗いして天日乾燥しました。
太めなのを並べて裏返してみると一目瞭然です。

手前半分が湿害にあっている薯です。
特に中心あたりで黒く炎症のような症状がでています。
これでは商品として売るには厳しいが、
さばかないことには部会への財政寄与とならない。
割り引いて売るしかないかな。

これは病害虫によるものでなく、
生長過程での水分過多による現象です。
薯が生長する床は真砂土が入った専用の容器で、
上部は袋又はマルチでほぼ防水しており、
大量に入るとすれば地下水や畝の湿気により、
開放してある下部からの逆流しかない。

農業試験場の担当者と話したところ、
畝の水分を一定に保つ資材でタイベックなる商品を紹介してもらった。
これは外からの水は通さず中の湿気を外へ逃がす機能があって、
合羽やいろんな分野で使用されている。
農業でもトマト栽培や果樹栽培などで使われている。
しかし価格が高い。
1m×100mで23000円もする。
4~5年の耐用年数があるとはいえ、
現行の白黒マルチとの価格差が10倍以上とあっては手が出ない。

それとも下部を完全に閉じたとしてその影響がないか、
全く水分が不要と言う訳でもなく更なる研究が必要かな。

< 知恵集め逸品作りたし農の夢 >
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