昨日からは七十二候の一つ『桜始開(さくらはじめてひらく)』です。
桜始開とは全国各地から桜の開花の便りがが届く頃のこと。
桜始開とは全国各地から桜の開花の便りがが届く頃のこと。
本格的な春の到来なんだが、
あちこちで桜の花が満開の情報が聞こえて来ます。
暦より季節の動きが速いこと。
昨日は昼前から小雨が降り出して予定していた作業が出来なかった。
こんなこともあるかと前日に必須作業を済ませておきました。
自然薯の畑での芽出し作業です。
幅80cmの平らな畝を作っておいたところへ、
先ずもみ殻燻炭を1cm厚で敷きます。
その上に真砂土を1cm厚で敷いてから種イモを置きます。
発芽点となると思われる首部を交互に並べます。
これは発芽点から延びる根を絡ませないためです。
並べ終わったら上に真砂土を種イモが見えなくなる程度にかけていきます。
更にこの上にもみ殻燻炭を1cm厚で敷きのばします。
つまり燻炭・真砂土・真砂土・燻炭の間に種イモをサンドイッチすること。
燻炭の役割は発芽床の水分調節と乾燥防止です。
春到来とはいえ遅霜があったり強風で燻炭が飛散するのを防ぐため、
不織布をべた掛けします。
芽が出てきたらトンネル状にします。
この発芽処理を農業用語で「催芽」とも言います。
Web辞書には「播種 (はしゅ) の前に人為的に発芽させること。
鳥による食害を防ぐ外、他の雑草よりもいち早く生育するという利点がある」とあります。
これは米作を想定した解説らしいが他の作物にも通じます。
この方法は人為的に加温して発芽促進させる訳でないので、
後はお天道様による地温と雨水による適度な水分が頼りです。
よって一ヵ月半くらい先が移植の目安です。
じねんじょの催芽はいろんな方法をやってきたけど、
今はこの方法に落ち着きました。
特別の加温装置が不要だし、
自然に任せる方法なので丈夫に育つのが利点でしょうか。
< 大きく育てと始まりは薯催芽 >