風吹く豆腐屋

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【少しでも多くの人に読んでもらいたい記事】

2006-09-18 14:56:06 | Weblog
今回の記事は異色です。
一切の冗談を抜きにして真面目に書くので読んでください。


先刻、高校の同期生の訃報が届きました。
同じクラスになったことは無いけれど、
体育を他クラスと合同でやっていた関係で多少の面識はある人でした。
とても頭のよい人で、確か京大の医学部に進学していたんだと思います。

死因については詳しく聞いてはいないのですが、水の事故です。
8月下旬に行われた部のキャンプ中に川ででおぼれ、助け出されたときには意識不明の重態だったとか。
その状態がしばらく続いていたんですが、昨日亡くなったそうです。

同級生で去年、やはり水の事故で一人亡くなっていますが
…なぜこうも毎年のように夭逝していく人が出るのか…
本当にやるせない気持ちになります。


普段生きていて突然訪れる死を意識することはあまりないと思います。
特にこのブログを見ているような若い世代の人たちは。
でも実は人間の命なんて驚くほど簡単に失われてしまうものだと思います。
確かに事故で死ぬ確率なんてとても低いから、
危機感を持てなんて言っても無理な話だとは思います。
だけど、事故が起こってから、これは防げなかったのかと後悔するのでは遅すぎます。
事故に遭う人で自分が事故に遭うことを予期していた人なんてまずいませんし。


命なんてそう簡単に失われるもんじゃない、って皆心のどこかで思っていませんか。
そういう慢心が事故を招くんだと思います。


この夏、岡大オケの新歓遠足で恒例行事の飛込みをやったわけですが
今思い返してみて、やはりあれはあまりに危険な行為だったと思うんです。
あれだけの人数、流れの速さ、水量を考慮に入れれば、
人が1人沈んだ際に無事救い出せる確率はかなり低いでしょう。

実際彼がなくなった状況もきっとこれとかなり似ていたんだと思います。
だからこそ真剣に考えなければならないと思うんです。
あの遠足で人が死んでいても不思議じゃなかったって事を。


何故僕がこんなことを書くのか。
それは彼が死んだという話を聞くまで、ここまで真剣に考えることがなかったから。

皆が「まさか自分達の周りで事故が起こるはずが…」なんて思っていることが事故の誘発率をかなり高めていると思います。
そのことを心に留めて、いつも気をつけてもらいたいと思って書きました。


もし、あの遠足で大変なことが起きていたら、今頃暢気に練習なんてしていられなくなったと思います。
楽しい毎日を送るためにも、もっと小さなことにも気を配って慎重になるべきです。


こんなことを書くと白々しいかもしれないけれど
彼の冥福を心から祈ります。本当に心から。