風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

4度目

2007-10-09 23:26:05 | Weblog
昨晩で4度目です。


1度目は1年のときの夏合宿最後の夜。

ビール瓶一気した後にやらかしました。
胃液が顔にかかって痛かった…


2度目はバイオリン旅行で香川に行ったとき。

四国に帰ったついでにJRで愛媛まで帰省したんですが…
JR四国の電車の揺れもあいまって、凄まじい吐き気に襲われ。
誰にも助けを求められないという苦しさがありました。


3度目は、知っての通り、小豆島へ行く前にウィスキーを回し飲みしていて。
救急車まで呼んでもらって…。
ご迷惑おかけしました。


4度目は昨晩、Cモナ&Hっぱさん邸にて。
久々の飲み会ということもあって、羽目を外してしまいました。

「野うさぎの走り」とかいうきつい焼酎を割って飲んだんですが、
想定以上にきちゃって・・・。



二日酔いにはなったことありません。
一定量超えると全身が全力でエタノールを排出しようとし、
実際、完全に排出してしまうから。

その防御システムが頑張りすぎてくれるおかげで、
胃が痛い、喉が痛い・・・。



苦しんでいるときは馬鹿なことやっちゃったなぁ、と思うものの
ピークを過ぎると楽しかったなぁという気持ちのほうが強くなってくるんですよね(笑

喉もと過ぎれば熱さを忘れる、

名言だなぁと思います。

愛と勇気

2007-10-09 00:21:56 | Weblog
タイトルにぴんと来た人向けの話題です。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

アンパンマンマーチ

作詞:やなせたかし 作曲:三木たかし 編曲:大谷和夫

なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 


今更ですが、この歌詞、謎が多すぎます。

今回、明らかに作詞者の意図からは外れているであろう解釈をしてみたいと思います。



まず、歌い手は誰なのかという問題。

ありきたりなヒーロー物のOP曲には、
視聴者である子供達が主人公を応援するような歌詞のものも多いですが、
これは違うと考えます。

だって・・・無垢な子供が歌う応援歌にしては歌詞が屈折しすぎ。
(冒頭から「何が君の幸せか分からない。」ですよ?)

冒頭の4行は、アンパンマンサイドからバイキンマンの孤独を察しているもの、
と取れなくもなさそうですが
7行目に出てくる「君」は明らかにアンパンマンを指していることから、
1行目の「君」もアンパンマンだと仮定します。

とすると、この歌詞はアンパンマンへ向けて誰かが歌っている曲、
ということになります。
だから、「愛と勇気だけがともだち」というのはアンパンマン本人の言葉ではありません。

あくまでも、誰かがアンパンマンに対して
「お前の友達は愛と勇気だけなんだよ」と言っているに過ぎないんです。
これは確実なので誤解なきよう。


では、歌い手はどんな人なのか。

自分の頭部をもぎって弱者に分け与えるという究極の自己犠牲・奉仕精神を崇高なものと考えてはいるが、
自分が同じ立場にあった(=ヒーローだった)としても、
その行為が幸せだとは感じられない、と主張しているのだと解釈します。(1~3行目)

ここには、アンパンマンを思いやりいたわる気持ちと、
ヒーローにはなれない自分への悔しさが表れていると思います。


5~8行目から、歌い手には挫折経験があることが推測されます。
その人は、おそらく「夢を忘れ、涙をこぼし、途中で何かを断念してしまった」のでしょう。
冒頭の自分はヒーローにはなれないという気持ちも考慮に入れると、
出生(?)としてはアンパンマンに近いのではないかとも考えられます。



次に、「愛と勇気だけ」とは一体どういう意味なのかという問題。

しばしば、アンパンマンが自分で「愛と勇気だけが友達だ」と言っているのだと勘違いされていますが、
先に述べたとおり、それは違うと思います。

さすがにあのファンシーな世界にも、
「愛」というキャラクターや「勇気」というキャラクターは出てこなかった…はず。


ということは、これは比喩表現。


家族ではなく、友達。

両者ともに大切なものですが、家族にくらべて友達は流動的なものですよね。
とても大切なものではあるけれど、脆く、容易に失われてしまう危険性も持つもの。
一歩踏み込んだ解釈をすれば、
今あるものが壊れてしまうんじゃないかという恐怖の表れではないかとさえ邪推できます。

ここでは「ともだち」を「(失われかねない)大切なもの」と考えます。


では、愛と勇気とは何か。


勇気は簡単です。悪に立ち向かうために必要なもの、つまりヒーローの象徴です。

ここで問題になってくるのは、愛。

普通に考えれば、その愛というのは「博愛」のことでしょう。
勇気と同じく、ヒーローに求められるもの。
全てのものに対し、惜しみなく平等に注がれるもの。

おそらく、歌い手に問えば、博愛だとこたえることでしょう。


ですが、それは偽装ではないかと思うんです。
これまでの歌詞は、1ヒーローを見ている、というよりもむしろ、
ヒーローとしてのアンパンマンを見ている、と言うような気がしませんか?

ほら、背中にマントつけて飛ぶパンなら、他にもいるし(ぁ


あえて「だけ」という強い言葉を使ったのも、
アンパンマンにヒーローに徹して欲しいという強い願望があったからだろうと推測されます。


飛躍があるのは否めませんが、
歌い手はヒーローとしてのアンパンマンを溺愛しているのではないでしょうか。
ヒーローでもなく、アンパンマンという個人でもなく、
ヒーローであるアンパンマンを―。

博愛にカモフラージュされたこの「愛」という言葉には、
2人の間に存在する愛が隠されているんじゃないかと―。


アンパンマンのほうがその歌い手をどう思っていたかは、この歌からは分かりませんけどね。




さて、強引な解釈でなんとか押し進めてみましたが、それでは歌い手は一体誰なのか。


・ヒーローになれなかったことに挫折感を抱いている
・ヒーローの何が幸せか分からないと屈折した見方もしている(それを嫌だとはいってはいるが)
・アンパンマンが男性キャラだとするならば、おそらく女性キャラ。
・ヒーローになる潜在的な素質はある?



該当しそうなキャラクターがいるじゃないか。


・・・【ロールパンナちゃん】


実は裏設定として、アンパンマンのことが好きで好きでたまらない・・・
バイキンマンに命令されてアンパンマンを攻撃するのも実は情熱的な愛のひとつの形・・・













・・・そんなばかな(笑




考えているうちに、センセーショナルな方向に持っていきたくなって、やっちゃいました。
まぁ、作詞者がヒーローの悲哀に焦点を当ててこの歌詞を書いたのは間違いないだろうと思います。
アンパンマン、実はそれはとても悲しい職業なんです。






【補足】

やなせたかしが作詞した「勇気のルンダ」という曲では、
アンパンマン(戸田恵子)が「勇気1つが友達なんだ」と歌っていました。

・・・あれ、ふられたの(笑)?