風吹く豆腐屋

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「星間飛行」

2009-10-06 00:16:42 | Weblog
マクロスFを見て一番印象に残ったのは、ランカが「星間飛行」を歌うシーンでした。

モニター越しにランカを見るシェリルがあまりに痛ましい・・
ランカに悪意は無いんでしょうが、だからこそ一層、残酷。

(決して、ランカかわいい・・とかじゃないです 笑)
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某マイナー外科を回っているとき、
学生2人で1人の指導医についていたので、一緒にレポートを出しに行くことがありました。
最初に持って行った時に2人とも直すように言われたので、
翌日、やはり2人で一緒に持っていきました。
もう一人の学生はOKが出てすぐに帰されました。
一方、残された僕はこう言われました。


「なんでこんなレポート持ってきたの?

最近の学生は言ったことしかやらないが、君はまさにその典型だな。
・・いや、もっと酷いか。
言ったことすらできてないじゃない。
なんでそれすらできないわけ?

(中略)

将来、仕事を二人のどちらかに頼むとしたら、確実に彼に頼むよ。
間違っても君には頼まない。

そう思うのは当然だろう?
誰もがきっとそうする。
こんなの持ってこられたらそうなるよ。



・・・で、どうするんだ?」


とまぁ、こんな風にぼろくそに言われました。
結構凹みました。
伸びる可能性があるからこそ叱るんだ、
見放されていない証拠だという意見もありますが、
こう言われてはとてもそうは思えません。

ちなみに、一緒にレポートを持っていった学生は学年でもトップクラスの優秀な人。
勉強の効率とか要領の良さとか比較されても敵いっこないんです。

言い訳もさせてください。
反省すべき点は多々ありますが、反論したいところもあるのはあります。

ただ、そんなこととは無関係に、
そのときの自分はただどうしようもなくできの悪い一学生でした。

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あのシーンの前に「体調管理も仕事のうち」という言葉、執拗に繰り返されますね?
自責の念で一杯で、その後自信を喪失して行く人間の視線の先で「キラッ☆」ですよ。

やっぱり、どうしようもなく残酷・・・(笑

シェリルの心の痛みがよく分かるような気がするんです。
だらだらと書いて結局それだけかよって感じですが、
「星間飛行」を聞いて最初に思い出すのはその痛みと、ランカの無神経さ。

その2人の対比にそのときの状況を重ねていました。
無意識のうちに。
だから、あのシーンが一番印象に残ったみたいです。

愛だ恋だは重ねうr(以下略。
 

とりあえず菅野よう子の音楽が素敵でした。


【おまけ】あと、これも外せない→