風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

てっきり総合だと。

2007-10-06 00:51:27 | Weblog
~~~ 若い父親と幼い双子 銭湯にて。 ~~~


「でもそんなのかんけーねー。お父さんもやってよー。」

   「そういうのは大人はやらんの。」

「えー。大人って何歳から?20?・・・」



「じゃ、指相撲しよ。」

   「両手を使うのは反則だぞ」


(中略)


一人が父親の背に負ぶさると、もう一人がその子の頭を叩く。


「いったー…。お父さん、○ちゃんが叩いたー」

   「どこを叩いたんだ?」

「あたまー」

   「頭は叩いたらいかん。叩いてもいいのはお尻と・・・」

「◇ちゃんのお尻叩いてやる!」

そういって一人が駆け出し、もう一人は逃げ回る。


父親はそれを見つつ何も言わない。



すてんっ



逃げていた子供が足を滑らせてこける。
仰向けになるように滑り、後頭部を地面で打つ。


「ぁ゛ーーーーーん」

父親、転んだ子供のそばにより、

   「ほらほら、泣かないで…。もう出ようか。」

3人が出て行く。
転んだ子供はぐずりながら。






やっぱり、走り出した時点で止めるべきだったんじゃないですか、お父さん?
他の人の迷惑にもなるし、そもそも危険だから。

それともあれは見ていた他の人(自分含む)が止めるべきだったんでしょうか。


まぁ、酷くてもたんこぶ作った程度だとは思うけど。






そうそう。

あういう場所に行ったら、
風呂上りのコーヒー牛乳(もちろん瓶)は欠かせませんよね。
今回もちゃんと買いました。

だけど、爪の部分を引っ張ってふたをとろうとすると、
ちぎれてしまって開けられなくなるんですよ・・・なぜか毎回。


粗悪品に連続して当たっているだけでしょうか。
それとも自分の開け方に問題があるんでしょうか。

(結局、蓋を中に強引に押し込んで取りました。)



こんな風にして金曜日の夜を過ごしたわけです。

今日は総合でなく管分だということを6時直前に知って。

2007-10-05 01:12:26 | Weblog
小さいころはよく言われました。

「男なら、人が死んだとき以外に涙を見せるな。」

そんなことを言ってた父が泣くのを見たのは、たった一度きり。
祖父が死んだときでした。

偉そうなことを言うくせに、全くと言っていいほど実現できていなかった父。
ですが「涙を見せない」ということだけは実行していたような気がします。


(どこかの誰かみたいに、涙は女の武器だとか言うつもりはないので誤解なきよう。)


少し前の新聞に、
お笑い番組のプロデューサーに対するインタビュー記事が載っていました。

なんでもその人によれば

「視聴者を笑わせるのは視聴者を泣かせるよりも難しい」

のだとか。

日常的なレベルで考えたら、笑わせるほうが簡単のような気がします。
だけど、言われて見れば「感動物」で涙を誘うのとお笑い番組で笑を取るのだったら
確かにお笑いのほうが不確定な要素が大きそう。

興味深いなぁと思いました。



今日、友人と3人で昼食食べに行ったときのこと。
一人が電話がかかってきたので席を一時的に外したんです。

なかなか帰ってこないね、なんて残ったもう一人と話していたら
席を立っていた人が泣きながら帰ってきて・・・びっくり。

迷いつつも、それに対しては何も聞きませんでした。


いやね、個人を特定できそうなことを書いて顰蹙を買いたいわけではないんです。


そのとき自分はどうすべきだったのか、後になって考えたんですが結論が出なくて。





泣きたくなるくらいつらい出来事があったとき、
人は誰かに話を聞いてもらいたいと思うものなんでしょうか。

それとも、やっぱり聞かれたくないものなんでしょうか。


僕なら多分後者。
だけど、誰かに聞いてもらいたいけど自分からは言い出せない、って状況もありそう。


聞き手の性格や聞き手との新密度にもよりますよね。








自分が一番最近泣いたのいつだっけと考えてみて、
一昨日たまねぎに包丁入れたときだと思い出しました。


・・・一度くらいは涙を演出してみたいと思っている男子大学生です。

触れるとやけど・・・じゃない、癌になるぜ?

2007-10-03 00:25:12 | Weblog
たまには研究室でどんなことをしているかって話も書いてみようかと思います。


さすがに今まで学んできたことを全部書くのは面倒くさいし不毛なのでやめますが、
一言で言えば、「中枢神経系に局在するタンパク質の染色」を1ヶ月間やっています。

今までは蛍光染色という免疫染色を行ってきました。
これは抗原抗体反応を2回行って、
抗原となったタンパクの局在を視覚的に捉えようというもの。

染色し終わったものを特殊な顕微鏡に乗せ、色々な波長の光を当てて光らせます。


こういうの、見るだけでも結構楽しいんですよね(笑)


一人だけで見たら肝心の結果を考えるよりも、

ぉー綺麗に光ってる、

で終わってしまいます(笑)
(解説聞いたらやっと、あぁ…そういうことかってわかるんですが…)


今日行った染色法はこれまでのとはちょっと違います。
光を当てずに発色させるんです。
(酵素抗体法、が正式な言い方なのかな?)

これまでの蛍光染色のほうが重なっているところなどが見やすいので
出来ればそのほうが良かったんですが、
感度を上げるためには今回行った発色染色のほうがいいとのことでした。
アビチン・ビオチンというタンパクを連鎖的に反応させることで、
最終的に抗原1個に対応する発色物質の数が多くなって感度が上がると…
ペルオキシダーゼがDABを分解すると色がつく、という原理らしいです。


まぁ、あんまり突っ込んだことは聞かないでください。

・・・答えられないので。


これまでのと決定的な違いは、DABという発がん性物質を使うこと。

結構やばいらしいです。

組織学の先生が何人もこれが原因のスキルス胃がんで亡くなっているとか。
(スキルス胃がんっていうのは発見しづらく進行も早いやっかいなタイプ。)

「これを飲み干せば確実に胃がんになるね」と先生。

・・・完全犯罪・・・なんて冗談も飛ぶくらいの代物です。


タブレットだったので、50mlのトリス塩酸に溶かしたんですが、これがなかなか溶けない。

そこでボルテックスミキサー(攪拌するための装置)の出番。

ちょっと置いてはぶるぅうううううう、しばらくしてはぶるぅうううううううううの繰り返し。


先生がこの作業をされたんですが、
あれ、見間違いかなぁ…振動させているうちに中身が漏れ出してきたような…

そこで先生、手を止め、おもむろにキムタオルで容器を拭く。

「もれたね。」


・・・ぇ。やばいもんなんじゃないですか。

その机、よく素手で触ってるんですけど。


廃液はフィルターにかけた後、ハイター(塩素系)で処理すればいいとのこと。

本当にそれで無毒化されるんだろうか・・

「数時間かければ大丈夫。」

慎重なのか、大雑把なのか、それとも自信があるのか…



まぁ、そんなこんなで発がん物質を使った実験は終わりましたとさ。



・・・胃がんになりませんように。





そういえば、先生はこんなことも言ってました。

「実験が上手な子は料理も上手なんだよ。手際がいいんだ。」




・・・理系のみなさま、実験は得意ですか?

(文系なら何になるんだろう。)