誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、可愛嶽(えのたけ)

2012-01-11 22:52:06 | 山歩き
    
   可愛岳728m(左)・烏帽子岳585m(右)・・・・西郷記念館より
自宅から近くて、半日コースの山に最適な山である。
俵野地区R10沿いにある『西郷記念館』が登山口となる(駐30台可)
南尾根ルートと北尾根ルートの2つがある(別途、佐野ルートと大狭ルートあり)

 駐車場の左から民家の脇を抜けて南尾根ルートに向かう
ザレの頭と呼ばれる広場までは、人工林と自然林の入り混じった登山道
登り一辺倒を30分ほどを費やし、ザレの頭の広場に着く(5合目の表示がある)
    
ザレの頭と呼ばれる広場
 緩くなった傾斜を暫く進むと、微かな水音がして申し訳程度の沢に出る
水場の滝を右に巻いてあがると、ゴロゴロの枯れ沢登になる
         
               水場
 左に炭焼き窯跡を見ると、ゴロ石がザレ石に変わり、自然林のジグザグ道になる
10分ほどで、南の主尾根に出会うと、可愛岳一番の急登が始まる
息も絶え絶えで登っていくと、北尾根ルートに出会い一気に傾斜が緩くなる
呼吸を整えながら登と、石垣の『前屋敷?』があり、そのチョット先には
目を見張るような展望の『千畳覗』があり、北川の蛇行と日向灘の美しさを目にする。
    
                千畳覗
 千畳覗から更に自然林の中を登り、唯一のフィックスロープを登りきると
可愛岳~烏帽子岳の稜線に出会い、北斜面を駆け上がる北風の歓迎を受ける
平坦な稜線を進むと、いきなり天を突き上げるような鉾岩が目に入る
初登頂の時は此処が『可愛嶽の山頂』かと思ったほどである。
         
          鉾岩
 鉾岩からやや下り(?)気味に、石を信仰としたと呼ばれるに相応しい
巨石郡を縫いながら10分ほど行くと、展望の作られた山頂727mに着く
 可愛嶽から西へは、体力と根性を要する『大縦走路が延びている・・・・』

              巨石郡
   
  行縢山               山頂~大崩山と桑原山
 暫く展望を楽しんだら、烏帽子稜線分岐まで戻り、稜線沿いに進みながら前屋敷へ
前屋敷から北尾根へ、巨石をトラバースしながら歩く
途中、意味不明な表示板に首を傾げつつ歩く事、凡そ15分ほどで烏帽子岳に搗く
       
                ????な表示板
烏帽子岳は、585mと標高は低いが、千畳覗に音らに展望があり、初日鑑賞のメッカ!』
この日は程よい陽気で、陽だまりにお昼ねの誘惑に惑わされる
          
     烏帽子岳と展望
 烏帽子岳から人工林を一気に下り、未舗装の林道を横切って2本杉へ=林道横断(横断歩道はありません^。-)
林道を横切る時に目に飛び込んできたものは、『鬼の船』
なんと、鬼の船は、石の船でした!・・・しかも小さ~~い
           
             鬼の船は石の船
 どれが2本杉か判らないままに、グングン下って行くと西郷軍の戦場跡
慈悲深い地元の方々が手厚く葬ってくださったのだろう、数住の無名墓碑が
そして、官軍の追跡を食い止めた、熊本隊体長『自決の碑』
   
  無名墓碑と中津大四郎碑
そっと手を合わせ、足音を忍ばせて、墓地から資料館脇の登山口に戻った。
コメント
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