俵山~一・二ノ峯
2012/04/15(日)・・・快晴の日焼け日和り
一・二ノ峯も想定して、七曲展望所の登山口を7:45に出発した。
期待した、真綿に寝る涅槃像摩は見られず、10数基ある風車もピクリとも動かない
いきなり草原の急登からの登となる、足元には1輪草が芽吹いていた
歩き出して10分足らず、昨夜のタラの芽と焼酎が効きすぎたか、体が重く汗が噴出してくる。
一歩一歩、黒土を踏みしめて登っていると、2名の健脚さんが追い越して行った。 --;
フウ~やっと、草原の肩に登り広い草原の道から、遥か彼方の俵山頂を見る。
歩き易い道は長く続かず、ヒノキ林の丸太階段になる。
道は大荒れで、ヒノキ林に出来た新しい踏み跡を辿るも、泥濘は同じで閉口する。
ヒノキ林を越え緩やかな歩きで息継ぎしながら歩くと、目の前に山頂への急登が待つ
先行する3組4名の登山者を追う、直登に到着すると同時に直射日光が照りつけ始めた。
やけに暑いなと思ったら、帽子を忘れていて薄くなり始めた頭に直射が・・・(--;)
汗とも涙とも解らぬ雫を湛えながら、9:00-久しぶり5回目の俵山の山頂に立った。
山頂の眺めはGoodで、遠くに市房山の頂が雲の上に見えた。
残念ながら期待していた『普賢岳は霞の中で見る事は出来ず・・・』
俵山で一息入れ、予定通り?護王峠~一・二ノ峯へと向かう。
俵山の急坂、崩壊地ではやや慎重になりながらも転げるように下り、鞍部から小ピークへ
ピークから下ると、お地蔵様の鎮座する護王峠となる。
護王峠からは、厳しい南阿蘇外輪山縦走路の入り口と言っていいだろうか?
一ツ越え、二ツ越え・・・四ツ越える頃になると、もういい加減にしてくれ~と言いたくなる
俵山から、大小9つ目のピークを越えると、西南西に大きく伸びる尾根があり、一・二ノ峯分岐だ
10:45分岐で、十文字~冠ヶ岳からの4人組さんに会い、暫し山の話を聞きながら休む。
**黒岩峠へ向かう韋駄天さんに会ったそうだが、相当駆けないと時間が足りないぞォ~
鉄塔まで一気に下ろうと思うも、一行にエンジンが掛からずテクテク歩きで鉄塔へ
駱駝コブの『一・二ノ峯』が野焼き跡の草原に聳えて見えると、元気が沸いてきた。
本日、わざわざ?ここまで足を延ばしたもう一つの目的、”おきな草”を探す事にする。
1輪咲きを2株見付け、にんまり悦に入っていると、鉄塔から点々と数十もあり喜び半減(ーー;)
花に見飽き、残る目的はピークハンティングのみとなるが心燃え上がらず・・・
惰性とも、ここまで来たからには、登らなきゃ~と先ずは、一ノ峯に登った。
11:40一ノ峯の山頂に立つ、振り返れば、『俵山』が遥か遠くになっていた。
取り敢えず、岩に登り『お山の大将気分』で、証拠写真を撮影し足早に次峯へと向う。 一・二ノ峯鞍部へと向かうと、小木の影からご婦人がのっそりと顔を出す。
ドキッ!、聞くと体調が悪いのを押して登ったが、きつくなったのでエスケープしたいが
ルートが解らない云々と困った”ご婦人”だったが、一ノ峯の右巻き下山ルートを教えた。
時にこんな、『困ったサン』に出遭うが、中高年(私も)の登山ブームも困ったモンですね
そうこうしてる間に、時間はドンドン過ぎて行く、時計を見ながら11:45二ノ峯に駆け上がる
12:05、ちょっと遅い昼食を済ませると、長い道程の帰途に着く
鉄塔、外輪壁への道程もうんざりだが、外輪山の縦走路はもっと行きたくない道だ。
西原村から、俵山~護王峠~一・二ノ峯~西原の登山口にしなかったこと後悔する。
護王峠の石碑に有った『志連』に、あっそうかぁ~志を連ねる事も試練なんだと気付く
外輪壁到着し、朝方のアップダウンを逆順に戻る。
下りから登りに反転すると、筋肉の切り替えが追いつかず、脹脛がピクピクする。
止まって休みたいが、休めば動き出しが辛い、あのピークまで登ったら休もう
あのピークまでと、言い聞かせているうち、13:50俵山に登りつめていた
あと小1時間で、開放されると思うと、さっきまで悲鳴をあげてた御御足も元気回復
急登を一気に下ると、広い登山道をヒノキ林へ、ヒノキ林で若干苦労しつつも無事通過
草原に出来た『ハイウエー?』に出ると、風車の翼が見え隠れする。
最後に待つ、黒土が剥き出しの急坂を下ると、七曲展望所の登山口となる。
14:50、7時間05分の山歩きを終える。
我が家までは、まだまだ遠い!
途中、温泉を戴き、姿見の鏡を覘くと、真っ赤に日焼けした赤鬼の形相の我が顔が
日焼けの痛みと、恥ずかしさを堪えながら、18:10-無事我が家に戻った。