誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、双石山(ボロイシ山) No-2

2012-02-29 19:31:32 | 

 さてさて、双石山頂までは順調に登ったが、この先が厄介だ
双石山を案内するとは言ったものの、山頂直下の分岐点が殆ど記憶に残っていなかった。
しかも、ルートが危険という事で、一切の案内板も設置されていないと聞いた。
ベテラン(?)さんは一般の人は『止めなさい!』、山頂でお会いしたご夫婦は『知らない』と仰る
yamahiroの面子もここまでか(--;)

 様子を見ながら、記憶の紐を解きながら、分岐を求めて山頂を後にする。
山頂から一歩たりとも気を抜く事無く、摩涯仏への踏み跡を見落とすまいと・・・
なんと、その場に来ると記憶の扉がしっかり開いて誘ってくれた(やったね ^。-)

 ずるずる滑る登山道と格闘しながら下って行くと、所々にテープも残っており
ロープの設置も残されていて、無事に摩崖仏に到着出来た。

摩崖仏
何時?誰が?何のために彫ったのか? 岩が硬いのでしょう・余り風化していません。
 摩涯物からの下りも一辺倒にあらずで、ちょっと気を抜くと大変な目に遭いそうだった。
尾根に出ると上の方に案内テープが見えたが、薄いながらも記憶に従って下って行く
うっかりしていると見落としそうな、崖に作られた細~い登り道が奥の院への入り口で、
10mほど登ると綺麗な社の”奥の院”が祭られている。

 奥の院を案内すると、双石山の案内が成就出来たと言っても良いだろう
滑る石と崩壊しそうな登山道に注意を怠ることなく九平登山口を目指して下る。

思いのほか長く続く登山道、風神?雷神?のお堂に着くと姥ヶ嶽神社が近い
杉林を抜けると”御紳水”が湧き出ている、手を洗い、口を濯いで禊とする
登山道から離れて斜面を登ると、佇まいは小さいが立派な社の”姥ヶ嶽神社”
写真を撮らせて頂いた後、そって手を合わせ祈願をする。

 神社からは登山道に戻らず、石段の参道を下る事にした。
石段が終わると鳥居があり、コンクリート道に出会うが、双石山尾根登山道らしい
コンクリート道を下り、元の登山道と出会うと九平登山口の鳥居が見えてくる。

登山口のデポした愛車を見つけると、ホット安堵の息がこぼれた。
***この後、ちょっと耳にした”椿山まつり”に立ち寄ってみた。
 なんと、山好クラブの一員と擦違い(後で聞いたのだった --;)
オマケは、椿山のショット




 『古い記憶もちゃんと忘れずにいなかった』バンザ~イ♪
と、認知症?痴呆症?は、まだまだ大丈夫と喜んだが、仲間の一言で↓↓↓
古い記憶は忘れず、つい先ほどを忘れるyamahiroは、痴呆症の前兆と・・ショック!
 『お~い、飯はまだかぁ~』と、デザートの後で、騒ぐyamahiroでした。


宮崎でお世話になった温泉”ジェスパ木花” ¥600
ジムあり温泉プールあり、宿泊可の温泉でした。
次回入浴サービス券(\100で入れる)を頂くも、期限付きなので
お返しすると今度は会員割引扱い?で¥100返金だった。 
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誘われて、双石山(ボロイシ山) No-1

2012-02-28 21:28:34 | 山歩き

双石山509m
 久しぶりの双石山でした。
下山予定の九平登山口に1台の車をデポして、小谷登山口から登る事にした。
初めてのメンバーもいて、針の耳~象の墓場~山頂~摩崖仏・奥の院~姥ヶ嶽神社と周回
 小さな谷川沿いに登っていくと、早くも小さなお花”サツマイナモリ”が出迎えてくれた。
見事な”細石”もあちこちで、沢山見かけた。
白い小さな花はのマクロな苦手です(涙)

細石=小石同士を炭酸カルシウムが繋ぎ合わせて大きな岩にした物
国歌『君が代』の歌詞の一部にも出てきますね。
 ミニ亜熱帯ジャングル?の林に癒されながら登っていくと、尾根コースと谷コースの分岐だ
尾根コースから"針の耳神社”へと向かう。
やや急な傾斜を登ると塩鶴ルートに出会い、針の耳神社お堂のある第一展望所となる。
展望所とは名ばかりで、一切の展望はない!

針の耳神社

唯一の展望?は、椿の花だった ^。-
 お堂の左脇を抜けて少し登ると、ここ双石山の象徴とも言える奇岩が現れる。

針の耳神社と天狗岩nと呼ばれる奇岩

蜂の巣状の奇岩や蒸しパン?チーズ?状の奇岩が多い
 天狗岩の右脇を攀じ登ると、嘘つきは通れない?”潜り岩”がある。
恐る恐る身体を進める、ん?ちゃんと通れましたよ~ (^。-)
 潜り岩の奥には、垂直に切り立つ岩に囲まれた”空池”になる。
ちょっと薄暗い池の底から見上げる大岩と木々は、異様な雰囲気を感じるものがあった

空池
 空池を出ると、谷ルートと合流する。
アレレ?、蔵の墓場は何処だったかなぁ~?と、数年前の記憶の扉を叩くが扉が開かない!
ええ~い!と、 山頂へと足を向けて歩き出すも、後の風景が頭の中でざわめく・・・・
ザックを下ろし、仲間を待たせて、来た道を下って梯子を降りる。
有った!”象の墓場の案内板が、ホッと胸を撫で下ろし仲間を呼び戻す。
案内板から5分ほど林の中を歩くと、懐かしい”象の暮場”の案内版『hiroshi作』
この案内板を見つけた時は、メンバーみんなで大笑いしたっけなぁ~ 暮?墓?
墓場の岩壁には、昔の登攀訓練の足跡だろう、古く寂れたハーケンやハーネスがあった。

 象の墓場から登山道へ引き返す。
ややのぼりの傾斜が増してきて、点々とロープの設置場所に出会う事になる。
ロープが苦手な人には、巻き道も用意されていたようだった。
途中の大岩展望所へ、フィックスドロープで攀じ登ると宮崎平野が一望できる展望がある

元気な人に追い越された。

宮崎平野~シーガイヤ~尾鈴山etcが見えた。
 大岩展望所から更に続く急登を登り左に行くと、ベンチのある”第二展望所”の広場
ここからも、清武町や宮崎市街地が一望出来て、一休みにするにはもってこいの場所♪
展望所から登山道に引き返すと、小さなアップダウンはあるもののな楽な歩きが続く
大きな椎の木や手付かずの自然林が何とも言えない爽やかな気分にしてくれる。

登山者、大きな椎の木
 目の前に、不自然な姿の”双石山小屋”が現れる。
ロフトつきの立派な山小屋だが、この双石山にこんな山小屋が必要゜なのだろうか?
余りにも豊かな自然いっぱいの山だっただけに、なんとなく違和感を感じた (--;)

山小屋
 山小屋を過ぎると、またまた木の根の張り出したアップダウンの歩きとなる
林の中で一切の展望はないが、疲れを感じさせない素晴しい山である。
小屋から20分、双石山509mの山頂に到着した。
一部にしか展望はないが、宮崎平野~日向灘の海原、鉄塔聳える”鰐塚山”が見えた。

双石山山頂

 no-1終わり、no-2は山頂から摩崖仏・奥の院・姥ヶ嶽神社
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誘われて、雪の雨ヶ池~坊がつる

2012-02-22 19:53:19 | 山歩き

 
天気予報を信じて久住の2日目も、お天道様はご機嫌が悪かった(--;)
う~ん、行き先を思案するも、大したキャパのないyamahiroのお頭では・・


 今頃指山でもないが、指山~自然探勝路歩きも洒落て良いじゃなぁ~いと
コンクリート道を歩き始めたが、5分も立たず進路変更で雨ヶ池~坊がつるに向かう。
駐車場で出会った4人組さんと前後しながら、坊がつるへの歩みを始めた。

 殆どが手付かずの自然林、すっかり葉を落としているが、癒しを与えてくれる
春の芽吹きの時期は新緑の香りを、秋は目にも目映い紅葉が迎えてくれる
我々より先を歩く足跡は、たったの一つで真新しい雪を踏む音が心地よく響く

 いいね~いいね~、これただよ、求めていたものはと1人悦に入る。
木々の間から指山が見えるも、頂は雲に覆われて見る事が出来ず
小鳥すら鳴いていない、聞こえるのは雪を踏む足音と風の音だけ

 峠を越えて、木道が延びる『雨ヶ池の草原』に出る。
右上には、三股山が聳えるもその雄姿はまだ姿を見せてくれない
こんなにのんびりする事は滅多にない、4人組と別れ出来るだけゆっくり歩く、

 雨ヶ池の草原(湿原)を抜け、アセビの林に入る。
たっぷりと雪を載せ重たげに首を下げた梢、雪を落してやると嬉しげに顔を上げる。
雪や木々と遊んでいるつもりが、いつの間にか遊ばれている自分に気がつく(笑)

 林を抜けると、ひろ~い坊がつるが目の前に現れる。
いつもなら咲き誇るテントの花はない、坊がつるを見守る大船山や平治岳もない
辛うじて見えるのは立中山だけだった。
『ヨシ! 立中山に登ろう』と、法華院脇を抜けて鉾岳峠へと歩き出した。
が、この当りから、昨日の尻餅の影響が出始めて、腰廻りに不調の兆しが現れる
回れ右!で、引き返すことにする、相方さんはちょっと残念そうだった

 立中山を諦め、法華院に立ち寄る
法華院からすがもり峠への誘惑に駆られたが、視界不良にアイゼンナシの雪山
そんな無茶な!と、きびすを返して坊がつるのテント場へと向かう。
テン場では一組のキャンパーが、冷たい寒風の中でテントの撤収中だったが
元気ハツラツ若いっていいですねぇ~、羨ましく思いながら食事の支度をする。

 悴む手で箸を掴み、ラーメンを掻き込むが、遠慮容赦なく吹き付ける寒風に
熱!熱!のラーメンも、あっと言う間に温い間抜けなラーメンに変わってしまう。
お腹を満たしただけの食事を終えると、もう寒さに立ち向かう元気なし
往路を辿って、下山を開始する。
(やはり、ちゃんと目的・目標がないと、寒さや疲労に勝てませんね --;)
山歩きの締めとして、タデの湿原を回遊して駐車場に戻った。

 本日の温泉
久住高原荘を予定していたが、下着の着替えを忘れていて入浴中止!
ほとほと、間抜けな久住の山歩きの顛末となった。 (--;)
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誘われて、久住(天狗ヶ城・中岳)

2012-02-21 22:51:46 | 山歩き

 雪の便りに、久住の天狗ヶ城と中岳を目指した。
思いたちが悪く、しかも瀬の本交差点から牧の戸登山口は路面凍結!
9:55登山口に到着して準備開始、あちゃ~『アイゼンが入っとら~ん --;』

 しゃ~ない!行けるところまで行くかあ~と、10:20足を踏み出す。
展望台の東屋辺りは積雪7cmだが、周りの登山者はみなさんアイゼンを装着
アイゼンナシの我々は、足を踏ん張りつつも雪景色を楽しみながら登る。

 10:45沓掛山に到着するも、粉雪が舞い久住の山々は一切見えず。
沓掛山の梯子を慎重に下り、微かな希望を抱きながら扇ヶ鼻の分岐を通過
前には登山者の姿は見えず、遥か後方に2~3人の登山者の姿が見える

 目の前に雲を纏った星生山が見え、急斜面を登り降りする3人の人影が見えた
星生分岐で1人の男性に会い話を聞くと、星生山頂は猛吹雪で一時も居られないと
岩場の尾根を歩いての久住別れは、リスクが大きすぎて断念し下ってきたのだと・・・

 西千里に入ると吹き付ける風が一気に強まり、天狗ヶ城や中岳が心配になる
一瞬、目の前に久住山がくっきりと見え、思わずカメラを取り出した瞬間『ドスン!』
足元の注意が疎かになり、雪の下の氷に気が付かず見事な尻餅を突いた(翌日まで痛かった)

 11:50久住別れ避難小屋に到着、あまりの寒さに小屋に駆け込む
なんと!、小屋の入り口には山好クノメンバーの、『ひげじぃ~さん』の姿があった。
ひげじぃさんも吹雪のピークには登らず、稲星越しの小屋で食事しての下山中であった。

 12:30-熱~いラーメンでおにぎりを食べ、気力と体力を回復
まだ望みを捨てずに、天狗ヶ城,中岳を目指して歩みを再開する。
久住別れに上がると、前からポツリポツリと下山してくるがどの顔も強張り無言
天狗ヶ城~久住山分岐に着く、久住山への足跡がない・・・・
そっかぁ~この天候じゃ、久住山頂に登っても、寒いだけで展望も無いもんなぁ~

 ダブルストックに目出し帽にゴーグルと完全装備の男性2人連れが降りてきた
中岳・天狗ヶ城の様子を聞くと、テッペンは滅茶苦茶に風が強くて煽られたと
既に萎えかけていた、中岳~天狗ヶ城への気持ちに追い討ちが掛かり、プッツン!
空池を見下ろしながら残されたお愉しみである『御池』へと向かう。
12:45-御池到着
言うまでも無く、湖面は完全凍結で、氷の上を雪が走っていた。
恐る恐る足を踏み入れる、氷の厚みは?飛んで飛んで跳ねて跳ねて♪
アイゼンナシなので、悠然と氷上を闊歩とはならないも、十分にエンジョイする。
遊び心いっぱいのyamahiro、このあと調子に乗り過ぎて、この日2度目の尻餅!
この尻餅は強烈で冷や汗モンの出来事!!(骨折などしたら、地獄を見るところだった)

 氷遊びに嵌ったyamahiroさんだったが、10分もすると飽きちゃって寒さに愚図る
ヨシヨシ、もうお家に帰りましょう♪と、往路を辿って下山した。
牧の戸登山口帰着、14:15 4時間の雪の久住遊びだった。




 この後、凍結の道を下って、キャンプ地の長者ヶ原へ下る。
コスモス高原荘の温泉は、15時まで『長くならなければOK』だったが、丁重に辞退
やまなみ牧場の温泉に向かうと、冬季閉鎖中で涙⇒虎の湯は日帰りNGで涙
再び、長者ヶ原に戻って、寒の池地獄へ行くも日帰り入浴はすでに終了で泣き、
やっと見つけた、星生やまゆがやっとOKサインをくれたが、入浴料¥800也~
踏んだり蹴ったりの温泉探しだったが、入浴してみると¥800も満足の温泉だった
完全掛け流し、広~い内湯に、冷泉を含む5つの露天風呂と打たせ湯があった。
家族風呂もあるが、¥1000/1人*40分で、チョット高いのではないかな!
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トワイライトエキスプレス『in-宮崎』

2012-02-17 19:39:06 | 出来事
 
 新大阪-札幌を運行している結ぶ人気寝台特急”トワイライトエクスプレス”
ホテル並みの設備の個室スイートやサロンを完備して、初めて宮崎に特別運行
 一人約10~25万円の高額ツアーだが、昨年12月19日の発売初日から
申し込みが殺到し、発売わずか10日間でほぼ完売と言うから驚きである。
しかも、超高額のスイートから売れたとの発表である。

 2度とないチャンスと、市内の鉄橋(今は、コンクリートだった --;)に行と
数人の鉄道マニアが、カメラを構えて夢列車を待っていた。
16:57-夢列車の登場の時が来た!

ん? 期待していた専用塗装の”EF81形電気機関車”じゃなかった。 (--;)
あ~あ、折角の夢列車が、赤色したED79形電気機関に牽引されていようとは・・・
機関車はちょっぴり残念だったが、機関車を2両連結しての10両編成は美しかった。
乗客は、ゆったりと旅を愉しみ、きっと満ち足りた幸せを感じていることだろう
と、羨望の気持ちに駆られながら、シャッターを押し続けた。






 姿を表して消え去るまでの僅かな時間だったが、ブルートレンで育った私には
鹿児島(延岡)~静岡の長い距離を、長時間掛けて列車で移動した事を
ゆーっくりと蘇らせてくれた。ありがとう♪
あの頃、寝台列車には、夢があり、出会いがあり、ロマンがありましたね~♪

登りの列車(2/14-16:57-五ヶ瀬川橋梁)・・・仕事が終わって駆けつける。
トワイライトとは
出発時の夕暮れから、翌日の明け方の薄明かりということだそうです。

 
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