鳴子山のオオヤマレンゲ (6/29-単独強行)
くじゅうのオオヤマレンゲと言えば、真っ先に猟師山を思い浮かべます。
すっかり忘れちゃっていましたが、くじゅうの山にはオオヤマレンゲ群生の山があった。
お天気具合いでワンチャンス! 目指せオオヤマレンゲ群生の鳴子山となったのでした。
当初は、6/25頃を予定だったが、開花が遅れている?雨続きのお天気で1週間づれました。
本日の予定コースです。
歩く予定の尾根
沢水1番水から朽網別れを目指して歩き始めます。
天空の山サクラを過ぎて朽網別れ、左のテープを目印に杉林に突入します。
ここまでは、誰しも鼻歌混じりで歩いて来れますが、この後には鼻歌が鼻水に変ります。
何時まで続くのと呆れるほどの鳴子山の南東尾根を登ります。
だから、地獄の登りが待っていると言っただろうが☝
貴婦人に逢いたくなければ、回れ右してお帰り!
林を抜けて少し展望が開けてきました。
右に見えるのが大船山です。
片ヶ池は、”ピカチュー”だった?
おっ 岩場が見えてきました。
ん?足が届か~ん
よっこらしょと、岩にしがみつきながら這い上がると、正面に鳴子山の頂きが見えました。
確かあの岩を超えたら、鳴子山が目前の筈です。
更に草原を登って、長~い急傾斜の尾根歩きが終り正面が鳴子山
振り返ると一番水や沢水リゾネイトクラブが眼下に見えます。
1時45分、鳴子山1643mの山頂に到着しました。
正面に見える岩山の巻き道がオオヤマレンゲの群生地
何年ぶりでしょうか、ご無沙汰していました。
そだね~
私も随分歳を重ねて、自慢の白肌も色あせちゃったわ~(´・ω・`)
いえいえ、まだまだお若くて綺麗ですよ~
ありがとうっ
お世辞でも嬉しいから、ゆっくり遊んでいってね~
もう少し早く来ていたら、双子姉妹に逢えたんだね。・・残念~
甘い言葉についつい長居しちゃったけど、予定通り白口岳経由で回りましょう。
今年のオオヤマレンゲ見納めとなりました。
稲星越に着きました。
稲星山にも登山者の姿は見えません
ここまで、森の貴婦人さんに逢っただけで、静かな山歩きしています。
ルートは白口岳ですが、此処まで来てのだからチョイ稲星山のガメラ君に挨拶しましょう。
分岐から20分で稲星山に到着です。
展望は言うに及びませんが、大船山・平治岳・中岳・天狗ヶ城・星生山・久住山・扇ヶ鼻・鳴子山
くじゅう連山全てが見渡せると言っても良いのかな
往路を戻って白口岳へと向かいます。
の予定だったが、白口谷の入り口を覗いてみたくて白口谷分岐へ下ります。
白口谷の入り口には、通行を遠慮して下さいの札がありました。
遠慮して? 通行禁止じゃないのかなぁ~?
白口谷の分岐に来ると久住山~天狗ヶ城~中岳周回に食指が動きます。
いえいえ、今の時期の単独行は熱中症と俄雷が怖いので冒険は出来ません
稲星岳には戻らずトラバースで稲星越へと戻ります。(所要時間40分でした。)
予定のコースに戻り白口岳に向かいます。
稲星越~白口岳の中間地点から振る返ると歩いた軌跡が確認できます。
鳴子山までの尾根は、2度と歩きたくない急登続きでしたね。
稲星越から稲星岳の山頂は少し揺るやかでチョット息抜きが出来ます。
天気は良いし、展望も抜群で申し分のないお山歩を楽しみながら白口岳です。
10数年振りの白口岳です。
白口岳はくじゅう連山の中では、アクセスの便が悪くて一般コースから外れます。
全くの貸し切り状態、静かにゆっくり出来るので嬉しいです。
鉾立て峠へ気の抜けない崩壊地下りが有りますが時間はたっぷり有るからコーヒーブレイク
鉾立て峠への激下りが始まりました。
晴れてはいても梅雨の合間、崩壊地は補修されて遙かかなり脆いようです。
チョット油断すると滑ってしまうので、山側に身を寄せながら一歩づつ安全に下ります。
いやいや、来てしまったけどこりゃ~半端ない崩壊だぁ~怖!
崩壊地をトラバース後、崩壊地沿いに下りすぎてしまい本ルートから逸れてしまいました。
元ルートに戻るか?藪漕ぎ覚悟で崩壊地の脇を下るか迷いましたが、崩壊地沿いを選択
崩壊地沿いを下ると随所に危険箇所が現れますが、獣たちの足跡を辿って下ります。
覚悟していたほどの藪漕ぎはなく、標高1280mあたりで佐渡ヶ窪~鉾立て峠ルートにでた。
佐渡ヶ窪に水が溜まっているのを初めて見ました。(ラッキー♪)
海の中道を歩いている感覚に成り、めっちゃ気持が良かったです。
本日一番のサプライズだったかな♬
鍋割峠を経由して
朽網ハイウェイを歩いて
後を振り返ると涙の尾根が青空にベストマッチングしていました。
鳴子山の南東尾根、急登に加え何時までも先が見えず嫌になりました。
久し振りの鳴子山のオオヤマレンゲをゆ~っくり堪能できました。
白口岳から鉾立て峠の激下りは、正に藁をも縋るほど難儀しました。
梅雨の真っ只中なのに真夏のような暑さ、通常の2倍の2L飲み物を持参
無理矢理飲んだことも有り残りは500mlに成っていました。
「 オマケの花 」
左上=シモツケ 右上=山紫陽花 左下=レンゲツツジ 右下=シライトソウ