誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

涼を求めて渓谷へ

2009-08-31 19:34:05 | 沢遊び
  8月最後の週末、やっぱりお出かけでした。
 
  今シーズン最後の沢遊びかなと思いながら、初心者コンビで初級の沢へ♪
 夕刻の予定を考えて、延岡を7:00に発ち、入渓を始めたのが8:20
 見るからに冷たそうに見えた水だったが、意外と冷たさを感じずちょうど良い
 とは言いつつも、なかなか腰まで浸かる気になれず、迂回をしながら溯上を続ける。

  最初の大きな2段の滑滝は、巻き道で溯上を回避(初心者にはちょっと・・・)
 一旦遊歩道に上がり、やかん淵に降りる。
 なんとも素晴しい光景か♪
 本当の『やかん淵』は青々としていて、小心棒のyamahiroは泳ぐ勇気なしーー;
 下流側は、最深部でも2mほどで距離も無いので、思い切り水遊びを楽しむ
   
  滝壺は深すぎてダメ!           こっちなら行ける♪                 行くよ~
    
 アレ! 沈んじゃった?              見てるだけじゃイヤ             気持ちいい^。^   
        やかん淵でたっぷりと水遊びを楽しむ
 
  やかん淵で水遊びを楽しむと、再び溯上を開始する。
 昨年から大水が出なかった精か、昨年と川の様子が変わっていない
           
         意外と強い水圧なのだ            水圧と石の滑りと力比べ 
        流れに逆らうのが楽しい沢遡行  
  そして、今年も恐怖の『スズメ蜂の巣』の多さに驚いた。
 渓谷の入口からキャンプ場の橋まで、3個と更に上流部と鬼の目山林道に3個
 見つけただけでも、6個のスズメ蜂の巣があった。
 *マムシは怖くない(飛んでこない)けど、昼間の蜂は怖い!

  昨年のこの渓谷で水遊びをして、ソーメン流しなどをした事を思い出しながら
 贅沢な贅沢な水遊びを楽しんだ一日だった。

           
   鬼の目山林道で見かけた『スズメ蜂の巣』
  幅30cm縦60cm位だと思う、一番大きな巣だった。
 今からがもっとも蜂が凶暴になります、近寄らないことが一番ですね。
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剣岳2999m・・・最終編

2009-08-28 19:11:16 | 花たち
 北Alpsで出逢った花達を紹介しましょう。
名前を知っているもの、知らないもの、写真でも見たことのないもの
色んな花たちに出逢えました。
イマイチのPhotoですが、こんな花もあるのか?程度にみてください。
 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 まだ、沢山の花に出会えましたが、ピンボケが激しくお見せできません --:
 もちろん、とっておきの花は、『Blogアップは厳禁と言う事です・・・』
 長い間、剣岳報告へお付き合い有難うでした。

 これからも、yamahiroのBlog訪問お待ちしています♪
  
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剣岳2999m・・・Ver-7

2009-08-27 18:37:29 | 山歩き
 剣岳山荘(8/13-大雨)での出来事♪

 室堂を出発する時から雨に祟られ、散々な思いで辿りついた剣山荘(ケンザンソウ)だったが
3年前に建て替えられたとあって、まだ木の香がするような真新しさだった
食堂は言うまでもなく、トイレやシャワールーム全てに掃除が行き届いていて綺麗だった。

 そんな山小屋の食堂では、前日から天候回復を待つ者と明日の登山を目指す者が集う
本を広げていても、殆どがTVの天気予報に釘付けだった

そこにやって来たのが、三鷹氏(東京都三鷹市からの客だったので三鷹氏)
天気図、気圧配置図を見て、どう贔屓目に見ても、明日太陽が覗く様な状況にはないのだが
彼曰く、『大丈夫です。きっと晴れますよ 』3年連続同じ状況だったけど、翌日は見事な快晴だったとも
周囲は希望を込めてそうですかぁ~ 凄い強運の持ち主ですねと言いながらも信用はしてなかった
三鷹氏と食堂で2時間強、一緒に山の話などして過ごしたが雨足も、TVの天気予報もいい兆しなし
 
夕食を終え諦めとも、雨脚を聞くのが嫌と言わんばかりに布団にもぐりこむ
2:00・3:00・4:00と外の天気を窺うが、晴天への気配はなく意気消沈、がっ、奇跡?が起きた
三鷹氏は、太陽の申し子か? 晴れたよと言う三鷹氏の布団越しの声に跳ね起きて外を窺う
まだ空け切らぬ薄明かりに、剣御前の稜線がはっきりと見え空が透き通って見えた。
『晴れると言ったでしょう』と言う三鷹氏の言葉が、偶然とは思えない神懸りの声に聞こえた
強運と言うのか?
それにしても、あの天気配置図で、あの雨足の中で、自身に満ちた晴天と言う自信に満ちたものは何か?
あの様変わりの天気と晴天を言い切った、三鷹氏の言葉を不思議に感じたのは私だけじゃないだろう

 三鷹氏とは縁があったのか、最終日の室堂BusTerminalまで4回もの遭遇があった
何時の日か何処かの山で会うのかも知れない・・・・

剣岳荘 1,建て替え3年で、外装内装とも素晴らしく綺麗である
2,トイレは、男女別々で水洗完備してありとても綺麗
3,食堂も自由に使え、結構おおきなTVが設置、また100冊ほどの本も置いてある
4,部屋は、2段ベットの作りだが中央の通路も広く快適で、一人当たりのスペースも充分
5,スタッフが笑顔で元気が良く、とても親切だった
6,水は豊富で、沢山貰う事ができる
7,素泊まり¥6000、1食付く毎に+¥1000だが、快適さを考えたら安い


剣御前小屋 1,玄関の直ぐ横に、土足で使える休憩所が嬉しい(テーブルと椅子)詰めれば30人可
2,トイレは男女共同、大は昔ながららの『ポッチャン』だから、お釣りに要注意
3,部屋は詰め込み式だから、その時によってスペースが違ってくる
 我々が泊まった日は、100名とかで、80cm/1人と窮屈だった
4,小屋が高い位置(別山乗越)のため、水が少ない(1L=¥100)
5,スタッフとの接触は余りない
6,素泊まり¥6000、1食付く毎に+¥1000と、剣山荘と一緒

みくりが池温泉 1,普通のホテルと考えてよい
2,売店、レストラン、何でもあり、但し、特別室以外は、相部屋なので2段ベット8人部屋
 部屋内の空間が狭く、寝る時以外は部屋の外で過ごした方がいい
3,要予約で、予約金&キャンセル料が発生する



この他、剣沢小屋、内蔵助小屋、立山連峰ロッジ、雷鳥沢ヒュッテ(300名収容)などが、
立山を完歩するためには便利かな?

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剣岳2999m・・・Ver-6

2009-08-26 18:51:13 | 山歩き
≪ 5日目:8/16Sun ≫

計画:みくりが池~室堂BT~(トロリーバス)~大観峰~(ロープウエー)~黒部平~(ケーブルカー)~黒部ダム~(徒歩)~黒部展望所~
    (トロリーバス)~)扇沢BT~(高速Bus)~大阪梅田(新阪急H泊)
実際:みくりが池~室堂BT~(トロリーバス)~大観峰~(ロープウエー)~黒部平~(ケーブルカー)~黒部ダム~(徒歩)~黒部展望所~
    (トロリーバス)~)扇沢BT~(高速Bus)~大阪梅田(新阪急H泊)

 立山も最終日を迎えた。
みくりが池温泉で朝風呂を愉しんでゆっくり立山~黒部を観光の予定である。
ところが、立山アルペンルートは凄い人気ぶりで、ロープウエーやケーブルカーが順番待ちと・・・
5:00起床し朝風呂をを浴び、食事前に立山3山を見上げながら周辺散策(きくりが池の逆さ立山Get)
            
 サヨナラ立山
始発のトロリーBus乗車のため、早めにTerminalへと向かう
上には上が居るもので始発30分前だというのに、トロリーバス改札口には既に順番待ちが居た。
そしてなんと、お天道様を背負っているのでは?と言う『三鷹氏』と4回目の遭遇があった。

 Busを待つ30分の間、下山してくるものこの室堂に降り立ってくる者で一気にか気づく
立山人気の凄さを垣間見た時でもあった。
トロリーバス(電車に分類される、無軌条電車と言う)に乗ると、役7分で関電トンネルを抜け
大観峰に到着、大観峰で対岸の山並みを眺め、1本も支柱のないと言われるロープウエーで黒部平へ
  
    赤沢岳他                五竜岳・鹿島槍など

黒部平からケーブルカーで黒部ダムに一直線に下降して行き、やっと日差しを浴びながら黒部ダムの堰堤を渡る。
我々は運が良かったと思うべきか、ダムの貯水量が充分あり、毎秒10トンの大放水が見れ四方に出現する虹を見る。
             
立山連邦と赤沢岳の黒部の大峡谷に作られたこの巨大なダム眼にして、人間の無限なる英知の結集を思い、
この黒部ダムを立ち去る前に、立山トンネルで最大難関の大湧水工事記録映画を見る。
              
 ダムから再びトロリーバスで立山トンネルを潜って、長野県側扇沢BTに向かう
扇沢は、立山アルペンルートの中継基地であって、な~んにもない!ない!
高速Busまで約のやく3時間、止まる事を知らない我ら一行は暇を持て余すが、ついに痺れを切らし
針の木岳(2821m)登山道へ分け入っていくことにした
登山道に入っていきなり驚かされる、ここの植物の大きい事!北Alpsの植物が小さかっただけに
巨大さに驚かされた。
             
 イタドリの他にも、3mほどのシシウドや背の高~いバイケイソウ等が至る所で見られた。、
針ノ木山登山道に踏み込んだものの、山頂まで行く時間などない、身近な目標は大沢小屋♪ 
しかし、北Alps登山を成し遂げて、帰郷モードに入った身体に登山モードのスイッチは入らず、
登山口から1時間足らずで敢え無くリタイヤして、扇沢Bus,Terminalに戻りベンチで高速バスを待つ

 定刻にやってきた高速Bus、乗車してみるとなんとガラガラではないか
思わずニンマリと頬が緩む、最後の乗車場-鹿島槍ヶ岳登山口でも3名の乗り込みだけ
この高速Busは、空席は自由に使って良いとのことなので、2人分の席を1人でゆったりと使う
座席はゆったりだったが、高速道路は車が犇いていて、度々渋滞に巻きこれる
大阪梅田のBus Terminalに到着したのは、23:00を有に過ぎており、大阪での祝杯はお預け --;
 チョイ淋しいかな、缶ビールでささやかな祝杯で、5日目の幕を閉じた。

≪ 6日目:8/17Mon ≫
最終日、大阪市内を周遊後、空路宮崎へ、無事に北Alps遠征を終えて我が家に戻る。
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剣岳2999m・・・Ver-5

2009-08-25 19:59:14 | 山歩き
≪ 4日目:8/15Sat ≫

計画:剣御前小屋~新室堂乗越(朝食)~奥大日岳~雷鳥平~地獄谷~みくりが池~周辺散策~みくりが池(温泉泊)
実際:剣御前小屋~新室堂乗越(朝食)~奥大日岳~雷鳥平~リンドウ池~血の池~みくりが池~周辺散策~みくりが池(温泉泊)

 日の出前の5:55、剣御前小屋を出発して、新室堂乗越を経由して奥大日岳に向かう。
登山道は道幅が狭くゴロ石だらけで歩き難いが、小屋から新室堂乗越まで下りが嬉しい♪
小屋から30分ほど歩いた時、大きな荷物を背負った若者が登ってくる。
このルートを登ってくるなんて、普通では有り得ないし、しかも大きな荷物だ!
口を利いたのは彼の方が先で、『あなた達に出会えてよかったぁ~、登山度を踏み外しました』と・・・
話を聴けば、雷鳥沢でテントを撤収して、歩き始めたが大日岳へのルートが判らず
尾根越しに2時間歩いてこの登山道に出て大日岳に向かってると・・・
大日岳は向うだよと彼の来た方向を指差すと、彼はしばし呆然絶句だった
彼を慰めながら、新室堂乗越、室堂乗越まで一緒に旅の友になる。

  

 新室堂乗り越し(雷鳥沢分岐)で彼と別れ、我々は一足先に奥大日岳に向かう。
奥大日岳は見た目よりも奥が深く、急登あり岩場あり、頂の真下をトラバースして尾根に上がる
尾根に上がると更に縦走路は延びており、3っつ目の岩峰が山頂になっていた。
山頂から見る剣岳は、綺麗な三角形の岩峰で最高の容姿見せてくれた(是非立ち寄る山かな)
   
  
奥大日岳から剣岳⇒剣御前⇒別山の峰々⇒真砂岳⇒立山3山⇒浄土山⇒天狗山⇒・・・⇒大日岳・富山湾と
360度大大パノラマであり、更に遠方の鹿島槍等等、Alpsの大いなる山々が一望できる。
また、大日岳方向を見ると綺麗な縦走路が稜線を走っており、時間さえあれば歩きたいルートだった。

 

 奥大日岳からは往路を引き返し、途中の雪渓で童心にかえって雪だるまで遊びに興じ
たっぷりと時間を費やして雷鳥沢に戻ったが、遊びモードにスイッチが入るともうどうにも止まらない ^。-
称名川の流れを眼にした途端、河原に駆け寄り、ザックを放り投げ靴を脱ぐのももどかしげに流れに飛び込む
ヒャ~ 冷たぁ~ でも、山歩きで熱を持ち始めた足には、なんとも心地良い刺激だった。
   

 雷鳥沢からカラフルなテントの花の雷鳥平を経て、地獄谷周回へ足を延ばす
白煙を噴き上げる地獄谷の硫黄の匂い嗅ぎながら、みくりが池まで遊歩道を登る予定だったが
なんと、活動が活発になっており、しかも遊歩道が風下になっていて、通行止め --;
渋々、雷鳥沢ヒュッテへの石段を登り、リンドウが池、ミドリが池、血の池を廻っお宿のきくりが池温泉着
みくりが池温泉(要予約)は一般の観光客にも人気があって、満員状態だが昼間から入浴可&荷物も預かってくれる
身軽になった我々は、早速周辺散策へと出掛けた。
最初は日本最古(の山小屋を見て、玉造岩屋の虚空像へ(厳かな雰囲気に合掌)
室堂平に戻り、左手に国見岳・天狗山を望み、右手に雄大な大日岳を見ながら天狗平に歩く
遊歩道脇は様々な草花が咲き誇り、剣岳~別山の尾根~奥大日岳と山歩きの緊張と疲れを癒やしてくれた
室堂から天狗平までおよそ40分か、遊歩道は更に延び、弥陀ヶ原・美女平まで続く
我々も、素晴らしい木道の遊歩道に誘われるまま、弥陀ヶ原へと歩き出すが木道は下る一方である
弥陀ヶ原から登ってくる登山者?に行程を訪ねると、1時間?2時間?とまちまちで当てにならない
天狗平から1時間ほど歩いた頃、誰ともなく『引き返そうかぁ~』と声が出た。
帰りはBusを使う手もあるが、山男?山女?が山歩きに来て復路はBusに乗ったじゃ洒落にならんと
一同回れ右して、トコトコとトコトコを天狗平~室堂~お宿のみくりが池温泉に戻る
温泉に浸かり、4日間延び放題の無精髭を剃り、さっぱりして剣岳登山成就の祝杯を上げた。
  
 
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