誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

祖母山の雪は黒い?

2014-12-17 19:12:21 | 山歩き
 先週の大船山撤退の汚名返上をすべく、雪の祖母山に向かった。

  高千穂の町から祖母山を見上げると、山頂は雪雲に隠れ風も巻いて見えた。
 五ヶ所からうっすらと道路にも雪があり、期待通りの雪山歩きの期待が膨らむ。
          
          北谷の登山口
          
          登山口から親父山?黒岳?
  北谷の登山口に着くと、ポツンと1台だけが停まっていた。
 登山口からアイゼン装着を予想していたが、思ったより積雪はなかった。

  ダブルの手袋、ダウンジャケット、ニットの帽子で完全防寒で出発
 杉林をジグザグに登って2合目へ
 ?なんか変な感じだなと思っていると、スズタケがすっかり枯れて様変わり
          
          スズタケが枯れて明るくなっている。
  4合目あたりになると、チラホラ雪が舞い始める。
 小雪の中でも、この日はバッチリ防寒で、汗ばむほどポカポカ出歩く。
 歩き始だして45分千間平に着く頃になると、激しい雪となりダウンを雨具に変える。
          
          いやはや、凄い雪になって来たよ~
          
          千間平三角点から阿蘇山、噴煙は見えず!
  誰も歩いていない新雪の登山道、我々の足跡だけが残って気持ちよく歩く。
 3県堺を過ぎ、2度のアップダウンを越えると、お地蔵さんの国観峠に着く
 正面に見える祖母山の頂きは雪雲に覆われてほとんど見えなかった。
           
           雪雲の中に祖母山頂
           
           お地蔵さんも寒そうだった。
  国観峠から祖母山の真骨頂を迎える。
 ポケットから飴玉を一つ口に放り込み、熱~いコーヒーで身体に活を入れる。
 8合目、新雪の下に凍てついた古雪があり、ときどきツルッツルッと滑り出す。
 何とか踏ん張って歩いていたが、9合目になると流石にアイゼンなしでは歩けない。
 
  Q合目小屋分岐に来て、初めて人の姿を目にする。
 宮尾ルートと合流すると、登山道に無数の足跡があり賑やかな山頂が頭に浮かぶ。
 雪に埋もれかけたロープを握り、風穴コースを右に見ると祖母山の山頂である。
 アレレ~誰もいないよ~
 人の姿はもちろん、目の前に見えるはずの傾山も降りしきる雪に隠れていた。
           
           誰もいなかった祖母山頂
           
  祖母山の山頂はパノラマ展望を誇る分、北風も猛烈に吹きつける。
 立ち止まっていると、容赦なく体温を奪ってとても耐えられない。
 山頂での昼食を諦めて早々と下山を開始しする。
 下山しながら昼食場所を探すが、あざ笑うかの様にますます雪が激しくなり
 結局、千間平まで下山して、檜林の助けを借りてやっと昼食が取れた。
 
  ふうう~前回の大船山、この日の祖母山、どうも雪山に嫌われているなぁ~
 食事が終わっても雪は止まず、遂に北谷登山口まで降雪の中を歩いた。
 思ったより積雪はなかったが、やはり風を伴った降雪は身に凍みた。

  下山後に足元やザック、手袋を見ると何だか黒っぽく汚れている?
 なんで~?と思案、暫くして、阿蘇中岳の噴煙を伴った雪のせいだと愕然する。
コメント
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