北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.9.18 『東山奥』(274m) 雨の里山歩きも楽し!
今日は雨降り。
夜中はまだ降り出さなかったが、
朝になって降ってきた。
昨夜の天気予報最終チェックで、
終日雨とのことだったので、
今日は近場の「東山奥」と決めていた。
雨降りならどこに登っても同じ。
であるならば近いところがいい。
私の原風景の中のこの一座は、
Hiromiの住まいから、
車で30分もかからない距離にある。
つい10日ほど前に、
一人で登った「東山奥」だが、
Hiromiは初めてなのでちょうどよい機会だ。
今朝Hiromiを迎えに行き、
栗山町東山地区に向かった。
いつもは「東山会館」の空き地に、
車を止めさせていただいているのだが、
今日は雨の中だったので、
「雨霧林道」入口までの、
約1kmを車で走行した。
そして林道入口のすぐ手前の空き地に駐車。
雨具着用でスタート。
すぐにエゾシカ防護柵の扉を開けて林道内に入り、
続いて林道ゲートの下をくぐった。
雨は小降りなので、
ザーザー降られるよりは楽で、
このままこの程度で終わってくれるよう願う。
そしてすぐ右手の「円山越林道」に入った。
ここは周囲の雰囲気が良く、
森の風景そのものが美しい。
そのことをHiromiに尋ねてみると、
Hiromiもまた美しいと言う。
雨模様ではなく、
陽光が降り注ぐ中ならば、
更に美しい光景が見られるだろう。
このような林道を歩くのは実に楽しい。
はじめはトドマツの林が続き、
そのうちカラマツが主体の林となる。
そしてそのカラマツが太い。
前回も紹介したが、
ここにはこれまでに見たこともないような、
幹の太いカラマツがそそり立っている。
その辺りの標識には、
「植え付け年」が「昭和12年」とある。
私が生まれる17年も前だ。
つまり植林されて84年にもなるわけだ。
すごい年輪だねえ~
ゆっくりとではあるが、
登り一辺倒だった林道が、
地形図上の「220m標高点」脇で下降が始まる。
これを100mほど下った地点に、
ピンテがたくさんさがり、
これが作業道の入口を示す。
この作業道はこの上に建つ、
北電の送電線を支える鉄塔の、
保守管理用のものだ。
それを利用させていただき、
鉄塔下に上がる。
そしてここから藪漕ぎだ。
最初はHiromiの背丈を超える高さの笹に、
Hiromiが埋もれてしまう。
ただ長くは続かず、
やがて笹は低く薄くなっていく。
その中を快適に登っていき、
四等三角点「東山奥」。
Hiromiは初登の儀式でバウムクーヘン!
下山は登路のルートを忠実に歩く。
藪から作業道へ。
その後は美しい森の中の林道歩き。
私はこのすぐ近くの、
栗山町南学田で幼少期を過ごした。
ここ東山のすぐ隣りのだ。
その頃この辺りの山では既に、
盛んに林業が営まれていたことを思うと、
感慨深いと言うか、
ロマン的なものを感ずる。
原風景の中の山歩きは実に楽しい!
駐車地までは強くなることなく、
ポチポチと降り続いた雨だが、
後片付けを始めると少し強まった。
急ぎ片付けを済ませ帰途に着く。
明日は一泊の予定で出かけるが、
緊急事態宣言下、
遠出はせず札幌ナンバーの圏内で、
活動することにする。