北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.9.19 『花山』(かざん・412m)~「478mP」~「423mP」 とうとう笹に負けた・・・
昨日土曜日は、
朝Hiromiを迎えに行き、
三笠市奔別に向かった。
そして大規模露頭炭の採掘場奥より、
『花山』に登って後、
そのまま尾根を北上して、
『奔別越』(三等三角点)まで歩く計画とした。
ところが・・・
『奔別川』に架かる、
「三笠奔別橋」の前を駐車地として、
8時45分スタート。
すぐに「三笠奔別橋」を渡った。
この舗装された広い道路は、
どこに向かうために造り始められたのか、
大きくジグを切って、
「花山」の下の尾根末端で、
工事が中断されたままになっている。
そしてもう工事が再開される様子はなさそうだ。
いったい何故そんな無駄なことをしたのか?
スタート地点より約1km歩き、
舗装道路の終点近くで、
左手の藪に入った。
笹は最初のうち濃かったが、
尾根の頭まで上がると、
嘘のように笹やブッシュが消えた。
このことは前回暑いときに、
一人で「花山」に登っているので知っていた。
しかし初めてのHiromiは驚きの様子。
まるで登山道のような細尾根を登っていく。
ただ、左右が結構な傾斜で落ち込んでいるので、
決して気は抜けない。
Hiromiが足場の悪いところでは、
両手を使って登っていく。
今日も快調だ。
それに対して私は急登で、
既に辛くて辛くて・・・
酒の飲み過ぎかね?
この前日もワインを1.5リットル飲んだ。
二日酔いになる訳じゃないんだけどねえ、
内臓が疲れているのかねえ?
急登の連続を終えて、
9時40分、四等三角点「花山」。
前回ここに立ったとき、
一面を埋め尽くすワラビを倒しておいた。
それで標石周りはきれいなまま。
それにしても新しくきれいな標石だ。
今回は「花山」から先が初めてなので、
ひじょうに楽しみなところだ。
そして薄い藪が、
いったいどこまで続いてくれるのか、
気になりながら歩を進めていく。
藪が薄いので、
常にHiromiが前を行く。
藪は少しずつ濃くなっていくが、
歩行にはさして支障がない。
しかしいつしか、
シャクナゲ系の植物が一面を覆うようになり、
その横に張った枝が、
不安定で足元を危うくする。
そんな中で10時20分、「478m標高点」。
地形図に標高点のみが記されている。
そしてこの辺りになると、
「花山」で飲んだアミノバイタルが効きだしたか、
私の体調が戻った。
更に先へと歩を進めていくと、
やはり出てきた笹が。
いつまでも快適な尾根歩きができるとは、
決して思っていなかった。
しかし期待はしていたけどねえ。
笹はそこそこ濃いものの、
細いので進行を大きく妨げられることはない。
Hiromiは相変わらず、
笹を漕ぎながら、
積極的に前を行く。
私は笹の丈が高くなってきたので、
要所にピンテを付けて進む。
そして10時45分、地形図上の「423m標高点」。
ここで小休止だ。
そしてここから笹がより濃く、
太くて丈も高くなった。
それでもHiromiは積極的に前を行く。
前方を見ると樹木がまばらで、
太陽光がまんべんなく降り注ぐ。
笹が繁殖する要件だ。
そこで前進をあきらめ、
Hiromiに撤退を提案するのだが、
この日のHiromiはいつもと違った。
「次の459まで行ってみない?」。
逆提案だ。
そしてHiromiの希望のまま、
前進を続けるも、
「759m標高点」の数十メートル手前で、
11時35分リタイアを決めた。
最終目的だった「奔別越」は、
まだ1.5kmも先だ。
リタイアを決めて振り返り驚いた!
辺りのトドマツの大木の、
ほとんどにヒグマが登った爪痕が残されていた。
いずれも古いものではあるが、
こんな光景を目にしたのは初めてだ。
いやあ、すごい光景を目にした。
そんな光景を目にできただけでも、
そこまで足を運んでよかったと思える。
復路ではまた笹を漕ぎ、
小さなアップダウンを繰り返す。
Hiromiはどこまでも元気がいい。
途中で昼食としたが、
へたりこんで休む私に、
付き合うように、
珍しく木の上に腰をおろしたHiromi。
「なあ、座ったら休めるべえ」。
その後ゆっくり下って、
14時10分、駐車地。
直近の「湯元温泉」で汗を流した。
そして三笠に留まり、
翌日もそこで登る予定だったが、
「湯元温泉」への道のりで、
道々を走る車が異常に多いことに、
なんだか嫌気がさし、
夕張に移動して車中泊とした。
夕張は落ち着ける。