goo

2021.9.23 『於兎牛山』(おそうしやま・392m)  降られる前に急ぎ登山

 昨日も前夜の予報で、

また雨とのことだったので、

樺戸山地にて最初から、

雨の中を歩くつもりでいた。

ところが朝起きて予報を確認すると、

午前中なら雨に当たらずに、

済みそうなところが出てきた。

それで急遽変更して、

Hiromiを迎えに行き、

由仁町川端に向かった。

もう歳で早朝の運転は嫌、

家を早く出ることすら、

おっくうになってしまったので、

ついつい出遅れる。

 Hiromiを拾って走っていると、

だんだん空が明るくなってきて、

遠くに『於兎牛山』の姿を見ることができた。

そして川端の林道入り口に着くと、

既に青空が広がっていた。

しかし、予報では必ず降りだすとのことなので、

降られる前には下山して、

あとかたずけを済ませたいところだ。

 9時ちょうど、林道入り口そばの駐車地をスタート。

もう何度も足を踏み入れている林道なので、

特に目新しいところはないが、

美しい林の中を歩くのは楽しみだ。

 林道を歩いていくと、

分岐が現れるが、

これを左に入ると、

反時計回りで『於兎牛山』に向かってい行く。

また、直進すると約9kmで、

『クオベツ山』(506m)に至る。

そしてその後は、

道々夕張~厚真線に下っていく。

 我々は分岐から林道を直進する。

するとすぐに橋を渡る。

この橋の名は「九尾別橋」。

この辺りは何でも「クオベツ」で、

「クオーベツ川」に、

「クオーベツ貯水池」だ。

そして「クオーベツ貯水池」の、

すぐ手前で左手の藪に入った。

と言っても藪は入り口だけで、

すぐ古い作業道が現れ、

これを登っていく。

ショートカットして、

上部林道に当てるためだ。

この辺りの林は美しく、

天を突くようにまっすぐ伸びたトドマツが、

大変見事なな風景を作り出している。

その中を歩いているだけで、

ただ「美しい」と思える環境だ。

トドマツの幹にはところどころ、

ヒグマの爪痕も残されており、

自然の豊かさを感ずる。

 Co.220で林道に上がった。

ただこれを100mも歩くと、

再び林道を離れて急斜面を登り、

ショートカットする。

その後は高度を上げながら、

林道を歩いて行く。

そしてこの林道もまた、

周りの風景が美しい。

飽きのこない林道だ。

それでも1kmほど歩くと、

350で尾根の取り付き点となる。

急斜面を登って尾根に取り付く。

尾根筋はすっきりとしており、

そこに一筋の踏み跡が続いている。

その踏み跡が以前ははっきりしておらず、

笹を漕いで行くといった状態だったのだが、

今回は驚いたことに地面の土が露出して、

まるで登山道のようだ。

人が増えたことに間違いない。

 10時ちょうど、

『於兎牛山』(三等三角点:於荘志山)。

この辺りの笹の植生はおとなしいようだ。

次回はルートを変えて、

夕張川沿いから登ってみようか。

 下山は同ルートを下る。

下りだしてすぐHiromiが口にした。

「去年この辺でY澤さんが、

カメラ落としたんだよねえ」

そうだそんなことがあった。

あのときは『於兎牛山』から林道に下ったあと、

『クオベツ山』まで歩き、

その後下部の「クオーベツ川に沿う林道に下りて、

林道入口まで戻るという、

周遊ルートを巡った。

(そのときの記録)

この日はスタート時の気温が、

既に24℃あり、

湿度もこの時期にしては、

結構高かったので、

歩いていると暑くて汗が滴り落ちてきた。

意志の弱い私は、

口からついつい「暑い」が出てしまう。

それに対してHiromiは、

何も言わずに黙々と歩いて行く。

 11時ちょうど、駐車地。

まだ晴れている。

雨と諦めていたこの日だったが、

全く雨に当たることなく、

楽しい山行を終えることができ、

よかったねえ~

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )