goo

2021.9.11 『丸山』(当別・500m)  残念! 三角点を素通り・・・

 

 今朝Hiromiを迎えに行き、

当別町青山に向かった。

そして道々28号線から、

国道451号線に入り、

浜益方面に3kmほど走った地点で、

「村田の沢林道」入口に到着した。

しかしここには牧草地があるものの、

人が所有する土地なので、

勝手に駐車するわけにはいかず、

林道入口から浜益方面へ、

更に400mほど走った地点左側に、

車一台を停められるスペースを見つけて駐車した。

 9時20分、駐車地をスタート。

国道を歩いて林道に向かうが、

今朝は一台の車も通らなかった。

この国道が舗装されたのは、

私が高校生の頃だったか?

中学生の頃までは、

当時住んでいた滝川市から浜益まで、

海水浴のたびにバスにゆられて、

砂利道を走ったことを思い出す。

 9時30分、「村田の沢林道」チェーンゲート。

入林届けに記載して入山。

林道にはいきなり大きな水たまりだ。

これは汚い林道だ、

と思ったがそれはほんの最初だけで、

あとは砂利が敷かれた歩きやすい路面だ。

そして一週間のストレスを、

全てこの山に吐き捨てて行こうとするHiromiは、

ワクチンの二回目接種を終えたばかりだから、

急激に心拍数を上げるな、

と言う私の助言なぞ聞く耳持たずで、

ガシガシ歩いて見えなくなってしまう。

それに対しこちらはやがて背後に姿を現す、

北の『別狩岳』(726m)が気になって仕方がない。

遠目でもなんとか植生を探り、

藪漕ぎで登れないかと目を凝らす。

 Co.460で植林用の刈り分けが現れ、

頂上方向に向かっていたので、

一旦これにのって歩いてみた。

しかしいくらも進まないうちに、

笹に飲み込まれてしまった。

そして林道に戻ったところで小休止。

それに気付かずHiromiは行ってしまった。

私はザックをおろして水を飲む。

と、10mほど前の笹薮で、

突然バキバキッ!

反射的に声を出した。

「おうっ!」。

その気配がヒグマであるからと直感したからだ。

すると動きがピタリと止まった。

エゾシカならばこちらの気配を感じると、

バンバン跳ねて逃げて行く。

そこに潜むのは間違いなくヒグマだ。

ザックを背負い速やかにその場を離れた。

すると私の声を聞き、

自分の進む方向が間違っていたかと、

Hiromiが戻ってきた。

すぐにヒグマの存在を知らせ、

そのまま先に進んだ。

10時40分、間もなく林道を外れて、

三角点を目指して藪に入る地点に達したが、

濃い笹に躊躇してまずは様子見。

すると笹に腕が擦れて少し出血した。

ヒグマが潜んでいた場所からはまだ遠くない。

犬の50倍の嗅覚をもつとされるヒグマを、

この血の匂いで興奮させるわけには行かない。

今日は三角点に立つことを諦め、

そのまま林道を進み、

周遊して戻ることにした。

その後林道は草が生い茂っていたものの、

最後まで歩く分には問題なく、

12時ちょうど、林道ゲート。

12時10分、駐車地。

このルートで10km弱の歩行だった。

 今日は一泊の予定で出かけたが、

どうも最初から気持ちがのらず、

ヒグマとの接近遭遇で三角点を諦め、

更にやる気をなくしてしまったので、

一旦帰宅して明日近場へ出かけることにした。

まあ、こんな日もあるさあ・・・

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )