二期制の学校では、今まさに前期の成績が告げられている最中です。
ここで留意しておきたいことに、それら成績の持つ意味を正しく受け止めることの大切さ、があります。
毎年のことですが、生徒たちと、そして親たちも、「頑張りを見せた期間」を過大に意識して、それがために、成績もそれに応じて先生方が高めに付けてくれるだろうという、根拠があいまいな楽観がありがちです。
しかし、敢えて言えば、定期テスト前の2~3週間で少しばかり頑張った位では、学校の先生の心証を良くするにはまったく及びません。
また、それくらいの努力では、テストで取れる点数にも限界があって、それらを考えれば、ここで「4」や「5」を期待するほうがそもそも無理というものです(だからといって、ここでする努力が無駄だという意味では勿論ありません、念のため)。
提出物という問題もあります。
これは、2週間や3週間の「期間限定的がんばり」でどうにかなるものでは決してありません。
4月から現在まで、トータルで、そしてコンスタントに、着実に、適切に課題を完成させ、そして期日内にしっかりこれらを出して初めて「提出物をやり遂げた」といえるのであって、これ以外のやり方であれば、それは中途半端なものとしかいえません。
この時期出される成績は、こうした要素が加味されているものであることをしっかり認識しておくことで、それを今後活かしていくことにも繋がります。