こういうと少し刺があるように感じるかもしれませんが、子供というのは、嘘を吐くことがあるというのが、ある意味自然な姿です。
勉強が辛くなったり、或いは最初からやる気に欠けているような時、彼らはたびたび嘘を吐いて現実を誤魔化したり、そこから逃避しようともがきます。
時には、その場に居ない者にありもしない責めを負わせ、それを理由にして「だから自分はできないのだ」などと言ったりもします。
学習塾の場においても、そうしたことはままありがちです。
大事なことは、そういう子供特有の癖に周囲の大人たち(保護者だけに限りません)が騙されたり、或いは振り回されないことです。
時には、あまりに見え透いた嘘に怒りを感じることもあるでしょうが、そんな時も極力冷静さを維持することを意識して対処することが鍵で、要は目的がこの場合「勉強に向かわせる」ことですので、そのためのルートのひとつが、子供の繰り出す様々な手への具体的策であればよいという、そういう話なのだと思います。