県内でも有数の私立中学に内部進学する生徒の面接試験が今日行われました。
試験そのものは、生徒本人とその保護者に対する口頭試問形式ですが、保護者はともかく、どんなにしっかりして見えても、生徒はまだ小学6年生ですから、事前の準備をしっかりしておかなければ、当日満足の行く面接が出来ることはありません。
ということで、昨日は遅くまでこれの練習~最後のチェック~に注力しました。
入試面接というのは、おおむねどの学校でも同じようなことが聞かれますので、その意味では対策を立てやすいのですが、問題は、想定される質問に如何に子供らしく、且つ健康的・論理的に答えて見せることができるかということです。
模範解答をそらんじて、これをスラスラ言って見せるだけではいけません。
そのような薄っぺらな回答なら、ちょっと練習すれば大概の子が出来ますし、あまりにも模範解答丸出しの内容では、「それ、当校のパンフレットに書いてあるままですね」と思われておしまいです。
勿論、模範解答には模範解答の意味がありますので、その趣旨は大いに汲んでおかなければなりません。
でも、大切なのは、その上で自分の考えや抱負などを如何にコンパクト且つ中身豊富に織り込んで説明できるかであって、これが事前練習の目的になります。
こうして書くと、なんだか簡単に感じるかもしれませんが、実際はけっしてそうではありません。「この程度で」といって適当なところでやめてしまうなら、それはそこまでの出来にしかなりません。
完璧を目指して練習と準備を怠りなく積み上げるということでは、面接試験は一般の科目の勉強となんら変わりはなく、これ(面接試験)は、その受け答えの中身のみならず、試験をする側をして「この受験生は面接試験においてもしっかりと準備した上で臨んでいるのだな」ということを実感させることが出来て、そこで初めて成功に近づけます。
冒頭の受験生が、午後のレギュラー授業で教室にやってきて、そして言いました。
「先生、昨日ここで先生たちと練習した質問M¥、全部その通りに今日聞かれたよ。勿論、元気いっぱい、しっかり答えられた。すっごく手応えがあったよ!」
これから来年にかけて、様々な面接試験が行われます。
「ちゃんと対策を立てていますか?」「必要な準備をしていますか?」と聞くと、「2回やりました」「3回やりました」などといって、それで満足している受験生に出会うことも少なくないですが、もっともっと危機意識を持ち、しっかりと時間をかけた練習をした上でこれに臨みましょう。
ACSアカデミーでは、こうした面接試験講座も充実しています。
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