今日は、多少世知辛い話をします。
勉強の効果を挙げるのには、一定程度、常道があって、それを抜きにしたり迂回していたのでは、効果が表れるまでに時間が掛かるか、または効果そのものが全く表れないこともあります。
ここでいう常道とは何でしょうか?
それは、すばり「学習の量」です。
学習の量について、これをもっと掘り下げて言えば、これに投入する時間と費用ということになります。
このうち、「時間」は、学習塾におけるものと、自宅におけるものとがあり、その両方を足したものを指します。
「費用」は、ここでは学習塾や家庭教師など、外部の力(指導)を求めるに際して発生するものを指します。
これら、時間や費用を省いて勉強できればそれにこしたことはありません。
しかし、それは現実的にはかなり困難でしょう。
なぜなら、多くの場合、そもそもその時点でそれができていなかったことが原因で(一部か全部かは別として)勉強の遅れが生じて今に至っているからであろうと思うからです。
そして、本来ならば勉強に関しては、その質と量とはもっと深くこれを考察して臨むべきであるかとは思うのですが、こういう状況下では、「量の多さが質をカバーする」という原理原則的なものも十分に踏まえておくことが肝要だと思います。
折から、今は新年度に差し掛かる大事な時期。
ここから新たに勉強のあり方を考え、或いは仕切り直しをしていこうという覚悟をお持ちであるなら、上に書いたことももう一度熟慮して頂いた上で、十分な学習量を確保して頂きたいと思います。
勉強に省力化は当てはまりません。
そして、その量はその質をカバーします。