梅雨がまだ抜け切れていない中、だんだん夏らしい暑い日を迎えることが多くなってきました。
自分が子供のころは真夏の炎天下の中でも友達と一日中外で遊びまわって過ごしていたものです。
しかし教室に来る中学生を見ていると、部活で疲れきったままの状態で授業を受けにくる子どもたちが年々増えているように感じます。
部活をはじめたばかりでまだ体がついて行けていない中1生ならともかく、不思議なことに、いい加減体力もついてきたであろうと思われる2年や3年生の中にもそのような状態の子がいます。
もちろん、部活だけでなく、友人関係や本人の抱える他のストレスもあって、疲れが増しているのかもしれませんが。
しかし、疲れたまま塾には来るもののやる気はゼロ、という状態では、せっかく授業を受けても殆ど吸収しません。
たまにそのようになってしまうなら理解できますが、ひどい場合、ほぼ毎回そのような状態で来る子供もいます。
そういった生徒には誰にでも同じことを質問します。すると、大体みな同じ返事をします。
「いつも何時に寝てる?」
「11時半から12時ぐらい」
明らかに寝る時間が遅いようです。
ほぼ毎日寝不足状態で、その上で部活でこってりしぼられてくるなら、夕食を食べたら眠くもなってしまうでしょう。
そのまま塾に来ても、ぐったりしてしまうのは無理もないことです。
わたしたちACSアカデミーでは生徒ファイルを通して、そのような生徒の学習態度も逐一保護者の方にお伝えしていますが、中にはほとんど気にかけない親御さんも居られます。
睡眠不足は、普段の家庭における生活習慣が学習面に影響を与える一例です。
さすがに家庭のことまでは私たちは干渉できません。
ですから、この分野に関してはぜひ親御さんも真剣に向き合っていただきたいと思います。