定期テストが続々返って来ています。
予想外に高得点を取って得意満面の子、反対に意気消沈気味の子などの取り合わせのバラエティはいつもどおりですが、うれしく感じるのは、多くの子達が今般のテスト結果を吟味して次に活かそうという姿勢が垣間見えることです。
前にも書いたことがありますが、勉強のコツは実は教科書や参考書を読んだり問題を問いてみたりと言うことそれ自体にあるのではなく、説明は少し難しいですが、勉強をする主体である当人の環境をいかに整えられるかというところに大きく影響されます。
ここでいう環境とは、しかし単に物理的或いは物質的なものを指しているのではありません。
それらも大切ですが、それよりも「精神的なもの」の方により多くの大切な要素があります。
モチベーション、競争意識(←あまり好きな言葉でも概念でもありませんが)などといった言葉にも置き換えられるかもしれません。
上に書いた「次に活かそうという姿勢」の例などは、反省に基づいた前向きの意識、とでも言いましょうか。
これをしているとき、その子は自らの精神世界の中に非常に良質な環境を築いているのだと思います。
本田宗一郎さんのいう「成功は失敗と努力による」という言葉がこのことを端的に表していると私は思います。