前回の続きです(続けて読んでくれないと分からないかもしれません)。本人は何か気のきいたことを言っているつもりでも、言われた方からすると、どうにもこうにも的外れに感じる言葉ってあるものです。中学の野球部の子が試合後先生にきつく言われたそうです。「なんであの場面でエラーするんだ!野球は考えてやるんだ」←これなんかも「そう言われても」の的外れの部類ですよね。 今はなかなかいかれないのですが、私は登山が趣味で、以前は毎月最低一回は必ず八ヶ岳や南アルプスに登っていました。北岳に登った時、途中一泊した御池小屋で、他のグループの会話がきこえました。中の人が言っていました。 「山で迷ったら、迷う直前の所まで戻ればいいんだ。そうすればもう迷わない。よく覚えとけ」←無理だと思います😭。迷った場所が分かるなら、初めから迷ってません。
昨日、仕事からの帰り道、藤沢市内をクルマで走っていたら、前方空中に張り出された電光掲示板に灯る鮮やかな文字が目に留まりました。そこには「神奈川に遊びに来ないで」と書いたありました。東京都の小池さんあたりが好きなキャッチを神奈川の黒岩さんがパクったのでしょうか。
コロナのことがあるにせよ、出かけるな、酒飲むな、こっちに来るな、なんでもかんでもガマンしろ、でも補償は飲食店以外しないからね、あくまでも自主的であることは忘れんなよ。こんなんで仕事した気になる行政当局ってのもなんだかなあ、と。で、掲示板。神奈川来るなって、これをここで読んでる時点で既にその人は神奈川にもうきているわけだし、真剣にこれを伝えたいなら神奈川以外の都府県に掲げるべきで、お役人さんは、神奈川県民にこれを読ませて、その内容を他府県に向けて伝達することを神奈川県民に負担させようとおもってるなら、それは随分甘いんじやないの?と思った次第。その後もハンドル操作しながら、いつものクセで仕事に絡めてこのどこか間抜けな掲示板の文句を考えていました。普段教室で子供達に向かってピントのずれた言葉を自分自身が発している間抜けな図を。くわばらくわばら。