始める時期

2022-02-15 13:17:35 | 学習塾・勉強の仕方
前回、物事を始めるには適切な時期が大切というような趣旨のことを書きました。今ここに全部で百ページの教材なり問題集があるとします。これを全部やることが必要だという時に、今ここにAという子いて、その子がその能力の点から1日出来る限界が十ページとします。一ページ10分 かかる としますと10ページを やるのに100分かかります。百ページやるに10日間かります。 少なくともこれだけの時間は確保して頂く必要があります。一方、Bという子がいて、この子には、持ち時間が2日しかないと仮定します(二日後にはタイムリミットが待っている)。能力としては1日十ページ、これはAという子と同じです。百ページやらなければいけないという条件をクリアするためには、Bは1日50ページやらなくてはいけません。ここでその子の能力(の有無)を言っても何も始まらないのです。 能力を言い訳にして撤退するのか、それともとにもかくにも目の前の仕事の完遂を 最優先に考えるのか、(入試前対策などがこれに当てはまります) ここではそれが 問われています。始める時期をどこにするかということだけで考えてみます、このBという子は百ページクリアするということだけを見てみても、明らかにスタートが遅いのです。実際の勉強では全ての科目において、このことが問われます。また、それに加えその子の能力、生活習慣、目指すもの(成績や志望校がどこであるのか等々)の色々な条件や事情によって、やるべきことは様々複雑に絡みあっています。 現実的に考えるなら このBという子が この事を始めるのは本来 少なくとも 2週間以上は前 でなくてはなりません ごくたまに、実際におられますが、十把一からげに「はい通塾は週に2回、これで五科目全部の成績は四以上取らせてください、偏差値58以上の高校に合格させてください、今の学力は中の下です」と言ってのける人がいます。始める時期だけを見ても、その子が今はもう既に中学3年生になっていることを見るならば、例えて言うならば、乱れに乱れた生活習慣の末、高血圧、糖尿になった高齢者に対して、飲み薬3日分で治してくださいよ、医者ならそのぐらいできるでしょ、というか如しです。繰り返します。物事を始めるのには、適切な 時期というものが絶対にあるんですよ。
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生活習慣を見直す事で改善出来ます。

2022-02-15 12:05:27 | 学習塾・勉強の仕方
何事かを始める時に、 それをいつ始めるかを しっかり考えることは その成否を 測る時に 極めて大切なことだと思います。 有り体に言えば 早すぎず遅すぎず と 言い換えることもできます 。もう一つ大切なことがあります。 それは途中でやめないことです。 止めはしないまでも、過度に 手を休めたり、 長期のインターバルを取らないことです。 言い方は良くありませんが、 いわゆる覚えの悪い子、 勉強が苦手な子、 勉強が好きでない子は、 こうした クセがもしあると、 せっかくそれまで覚えたことが いともたやすく 頭から抜け落ちてしまいます。 ドイツのある科学者の研究では、 復讐しないと、 一週間で 覚えたことの 7、8割を 忘れてしまう と言います。 もとより人間は 物事を忘れると言う 性質を持っているので、 覚えたことをいつまでも 完璧に覚えている というのも、! それはそれで 無理ですが この 7割忘れることを 2割 に留めておくということは、 その人の行動のあり方 あるいは 習慣 によって 十分に可能です。 ですからこれは 極論でも何でもありません、 今かりに 勉強面で 問題のある子 の 多くの場合、 その行動面を 見直し 構築し直すこと、 そしてその事を 継続する ということで 十分に 改善できると 思います。 このことは 私の 経験からも 言い切れます。
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