叱る時

2022-06-09 21:20:08 | 学習塾・勉強の仕方
子供達の中にはいろいろなタイプがあって、この前も書きましたが、褒めながら伸ばす子と叱咤激励しながら伸ばす子とに大別できます。

褒めながら伸ばす子は 大して 苦労はありません。問題は叱咤激励タイプです。

塾の講師というものは 多分に演技者である必要があり、この叱咤激励を前面に出す時には、私を含め、講師の多くが多かれ少なかれ 演技しています。
演技して叱って見せながら気持ちの中は半分ごめんなと謝ってもいます。 でも、きっと叱られる側は そんなこと気づきもしないし (気づく必要もないのですが)「うるさい事ばかり言って」と思ってるだろうな、と思います。
寂しさを感じる一瞬ですが、たとえうるさがられようが嫌われようが、それによって彼らが一つの成功体験を積んでくれるなら、その事に価値があります。
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時計屋のオヤジの苦言

2022-06-09 10:27:23 | 学習塾・勉強の仕方
趣味で、日本やドイツなどの アンティーク掛け時計をたくさん持っています。 健康的に動くものや多少メンテを必要とするものなど様々ですが、 100年ぐらい前の時計は味わいがあってとても良いものです。

いくつかは プロの手による補修をしないと動かないものもあり、弘明寺にあるその手の専門店に時計を持って行っていました、気難し屋の店主兼職人は 、毎回ぶすっとした顔でこちらの注文を受け、その全てを これまでは直してくれましたが、ある時こう言われました。

「 あのね、 目先の修理だけで済まそうとするのではなくて、 1回全部 バラして 根本的なところから 手をつけて直さないと、同じ事を繰り返すばかりで、またいつか同じ症状が出てくるよ」

まるで私が教室で 生徒や保護者に言っていることと同じではないですか(苦笑)。
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