一昨日のセミナーでどんなことが話題になったのでしょうか。
私はその夜は現地のホテルに宿泊しましたが、中には日帰りの塾さんもいて、そのため話題(議題)は絞りに絞って、しょぅもない成功体験などは一切省いて,もっぱら現在の課題点問題点の開陳と、それへの対応策についての討議が中心でした。
紹介された問題は、各塾とも似たり寄ったりで、例えば個別指導塾にありがちな
「集団塾に比べて費用が高めに設定されているので、そのため入会への敷居が高いと保護者には思われがちである」とか、
「入会者がどうしたって(毎年の傾向という意味)低レベルの子に偏りがちなため、成果を挙げるにはかなりの時間と費用がかかること」
などが挙げられました。
タイムリーなところでは、コロナ以降、明らかに生徒入会の客足の低迷が目立っていることがありました。これらはいずれの塾においても(当会も含めて)見られる共通した問題点であって、そのためこれらをいかにして克服していくかがそのまま課題として挙げられます。
まず「費用が高いと思われがち」ということですが、これはどの集団塾を比較の対象とするかによって違ってきます。いくつかの塾で(当会も、です)、実際に近隣の集団塾との比較をしてみた結果、たとえば週二回通塾して二科目勉強するというパターンでは、授業料の差はほとんどないか、あっても3000円以内に収まるというのが一般的でした。
この場合、比較すべきは講師の質、力量、使用教材の質と量、授業後の自学面のトレースの有無や質などであって、これらの精査の上で初めて費用の比較がされるべきであるるといった姿勢をしっかり持つ事が重要という意見に大勢の考えも集約されました。
以下、次回。