目標と本当の価値と

2021-04-10 14:40:17 | 学習塾・勉強の仕方

子供たちがテストに向けて勉強するとき、彼らはよくこんなことを聞いてきます。

「何点取ればいいの?」(←たぶん、親はじめ、周囲が褒めてくれるであろう点数)

けなげですね。

正確に言えば、テストの点数なんて、それ自体に人間性を測るものなどないですし、テストは所詮テストでしかありません。そこでとった点数など、単にその時の一時的な結果に過ぎません。

でも、そういってしまうと身も蓋もないので、こういうときは当面次の三つの指標というか、目標を示したりします。

①前回の結果(点数)に対しての伸長度

②事前に立てた目標点への到達度・達成度

③同じテストを受けた他の人たちとの相対的な位置(偏差値)

そうして、これがたとえ蜃気楼のような目標であったとしても(勿論そんなことは言いませんが)、彼らには当面の目標を示します。

でも、改めて書きますが、そうしてとった点数は、それがどんな点数であっても、それ自体それを受けた人の人間性や人としての価値を表したものではありません。

ACSは学習塾ですので、ここで教えることの前面には本来学校や家庭で子供たちに教える人間教育的な側面を出すことは必ずしも優先順位の初めにはありませんが、テストとか成績とか、そういった言葉が子供たちの口から出るのを聞くたびに、「君たち、そんなものに惑わされるな」といってやりたい気持ちに駆られます。

 


ACSアカデミー個別指導はこちら

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

必要のないようにするのが賢い大人

2021-04-06 19:08:45 | 学習塾・勉強の仕方

分別をわきまえるべきいい年をした大人であれば、ごくごく内輪以外では政治と宗教について、その思うところや心情を声高に話すことはしないものです。それが一種の社交性というものです。

私もそういう考え方に同調しますので、今回書くことは決してそれに反することではありませんが、今、この国の総理大臣をしている人物については、私はどうしてもそのやり方が素晴らしいとは思いません。

思わないどころか、こと総理という立場の人間に備わっているべき資質の点では、はっきり落第だと思っています。そんな人間がやることがマトモと思えないのも、だから自分の中では至極当然です。

何が落第か、などは、ネットでこの政権についてのそういう語句を検索すればわんさか出てきます。

それらの中で最も私が「こいつはダメだ。落第だ」と思うのは、それこそバカのひとつ覚えのように口にする「必要なら躊躇なくやる」です(他にもたくさんありますが。例えば「批判はあたらない」とか)。

少し考えただけでもこの言い方には問題がたっぷり含まれていて、私にはあたかも悪臭が漂ってくるセリフです。

「必要ならやる?」

時節柄、このおじさんが直近でこう述べた話題は、いわゆるまん防対策を今よりも広い範囲に広げるかどうかについてですが、「必要ならやる」程度のことならば、別に総理大臣でなくたって言える話であって、逆に「必要があってもやらない」なら、本当の意味でただのバカ、ただの無能です。だから、この人はごくごく当たり前のことをただもったいぶって言っているに過ぎません。

そもそも論かもしれませんが、このおじさんは、就任後、タイミングのピッタリ合った施策というものをしてきたでしょうか?

学術会議の人選なんか一般国民にはどうでもよいし、GoToナントカなんてのも、能天気にコロナを振りまいたに過ぎない。無能頭の眼にはそう映っているのかもしれないが、この国にあるのは飲食業だけですと言わんばかりのあまりに偏った支援金三昧。発令しては辞め、また発令しては辞めのナントカ宣言。「必要ならちゅうちょしない」←今ココ。

私がこの愚かなセリフで思い出すのは、稀にではありますが、入会説明会などで、「わからなくなるまで全く考えもしなかったんですが、いよいよわからないようなので塾にいれようかと。まずは週1回、数学から。後は※自習で教えてください」などといった人の出現です。

※自習は自習。教えるなら授業ですよね(苦笑)。

これなど、私には時の総理大臣サマのお得意のセリフと重なって聞こえます。

「必要ならやります。まずは●●から」

子供じゃないんだから、「必要ならやる」ではなく、「そもそもそういう必要が発生しないように予め手を打って備えておく」のが賢い大人ではないのでしょうかね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ名実ともに新年度

2021-04-05 19:00:31 | 学習塾・勉強の仕方

ACSアカデミーでは、既に3月から新年度カリキュラムでの授業を行ってきていましたが、4月に入り、通ってくる塾生の皆さんともども、学校での新年度開始に歩調を合わせて気分も新たに力強く前に向かって歩を進めます。

今年は中学校で 使用する教科書が何年ぶりかで変わりました。だからと言って、これを使う学校の授業の仕方が大きく変わることはないと思いますが、しつこいコロナの影響は今後も容易に収束するとも思えず、その意味では授業の進行に差し障りはあるでしょう。

これに対して学習塾側で何をどうするか、どうするべきかは昨年の経験を踏まえ、既に十分な策を練り、そして講じてもいます。そこは全幅の信頼をお寄せいただければと思います。

改めて、新年度の運営方針(目標)を掲げます。

小学生は、常に一つ上の学年での安定した理解を実現できるよう、今やるべことの徹底的な理解度定着を図ります。これを実現するための宿題は質量ともに前年度のそれを上まります。

中学生は、ACSアカデミーに通う皆さんのほぼ全員が公立高校への進学を志望していますので、第一に内申点確保のために、提出物の完遂を徹底してトレースします。

次に、その時点で苦手とする単元の内容を精査して、次の定期テストで得点を挙げるために必要な復習を行うとともに、高校入試本番で得点するために必須の解答応用技術の育成を行います。ここでは、当面テストなどの予定に無い暗記物の復習は横に起きます。

高校生は、通う学校での評点4.6以上を目指し、これを確保するための各科目ごとの細かなテスト対策をレギュラー授業の柱にして行ってまいります。


ACSアカデミー個別指導はこちらから

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする